格付:AA

拝啓 名探偵殿 パート2 原作:藤原宰太郎(ふたりの部屋)

本作品「拝啓 名探偵殿 パート2」は、1980年4月に「ふたりの部屋」で放送された作品で、推理研究家・作家の藤原宰太郎さんの「拝啓名探偵殿-掌編推理小説10分間ミステリー」をラジオドラマ化した作品です。 1979年10月に第1弾が放送されており、本作品はその第2弾にあたります。
格付:A

君を探す夏 作:桑原亮子(特集オーディオドラマ)

世間がコロナ禍に揺れる2020年の夏。 何もできなかった高校1年の一学期が終わった日の帰り際、久保麻里子は担任の先生から同級生・百瀬ゆいの教科書を持ち帰るように頼まれる。 一度口を聞いたことがあるだけで友達でも何でもないゆいに関わることに躊躇する麻里子だが、教科書を届けた際のゆいの家人の様子がどうにも気になり、家出したというゆいの行方を探しはじめることになった。 本当であれば合唱コンクールに向けて頑張っていたはずの夏休み。 こんなはずじゃなかった夏休みだが、こんなはずじゃなかったのは自分だけではないはず。 今自分にできること、したいことは、ゆいを探すことのはずだ。
格付:B

ヨコハマ・ジャスミンホテル 作:吉田小夏(青春アドベンチャー)

関東大震災から3年後の横浜。 客と揉めて洋食屋を追い出された清水桂吉(けいきち)が転がり込んだのは、本牧にあるジャスミンホテルというチャブ屋、すなわち外国人相手の娼館だった。 コックの見習いとして働く桂吉だが、トラブルに巻き込まれながらも横浜に拘る桂吉には横浜でないといけない理由があった。 それは人探し。 サファイアの指輪を持つ女とルビーのついた懐中時計を持つ男を探すために桂吉は横浜に来たのだ。 異人ではないけど青い瞳を持つふたりを。
格付:A

嘘か真か 作:井上悠介・池谷雅夫(青春アドベンチャー)

高校1年になって早3カ月。現実世界で楽しく生きることは諦めた。 だって俺たちはモブなんだから。 モブだよモブ。つまり名無しの群衆、脇役にも満たないキャラクター。 だから俺は現実の世界で頑張ることを放棄しSNSの世界をエンジョイすることに決めた。 俺の投稿した嘘に一喜一憂するフォロワーたち。 このネット時代、嘘を嘘と見抜けない方が悪い。 だいたい「大通りの某老舗タピオカ屋で、タピオカミルクティのミルクティ抜きのタピオカ増し増しラージサイズを注文すると裏メニューでモーニングスターが貰える」なんてデタラメ、信じる方がどうかしている。 こんなことが現実に起こるはずないじゃないか、嘘なんだから。
格付:C

嘘じゃないんだ 原作:ドナルド・E・ウェストレイク(青春アドベンチャー)

サラ・ジョスリンはゴシップ新聞「ウィークリーギャラクシー」の新米記者。 7月15日土曜日、初出勤の朝にハイウェイで車を走らせていると道路わきに停車している車の中で死体を見つけてしまった。 普通だと驚き動転するシチュエーションだがサラは違う。 出勤初日に幸先よく記事のネタを掴んだと前向きに捉え、一旦出社後、早速、この事件の取材を始めるが、なぜかこの事件を警察に伝えるように頼んでいた駐車場の警備員は姿を消し、この事故自体はないものとされていた。
格付:AA

ノストラダムスと冷静な航海士たち 作:ナカガワマサヒロ(A.S.)(FMシアター)

6年前に始まった世界恐慌は思わぬ影響をもたらした。 経済が混乱し、不要不急とされた世界中の天文台が閉鎖された結果、地球に衝突する彗星「アンゴルモア」の接近を見過ごしてしまったのだ。 早めに気が付けば全人類が力をあわせて何らかの対処ができたかもしれなかったが、すでに手遅れ。 何もできないうちに時間は経過し、あと2日で地球が終わる日を迎えてしまった。 世界中が大混乱に陥る中、警視庁公安総務課の久地(くじ)は旧知の官房長官より極秘任務を受ける。 アンゴルモア対策室から盗まれた機密文書を取り返せというのだ。 この文書にはわれわれの子や孫の未来がかかっているという。 しかし、あと2日で終わる世界にどのような未来があるというのだろうか。
格付:A

アゴラ69 ~僕らの詩(うた)~ 作:吉村ゆう(青春アドベンチャー)

そこそこの大学を卒業し、大手不動産会社に勤務。 歌手になる夢を諦めてサラリーマンになった中島悠大(ゆうだい)だったが、最近仕事に身が入らない。 しかも歌を止めた後も心のよりどころだった新宿のライブハウス「パワー」が閉店すると聞いて一層意気消沈。 「パワー」で管をまいて古いコンパクトステレオから流れてくる音楽を聴きながら眠りこけてしまった彼だが、しかし目を覚ますとなぜかそこは街角のゴミ捨て場だった。 周りを見わたして目に入る風景も、新宿には違いないが、街並みは全く別物。 風にあおられた新聞紙に描かれていたトップ記事は「東大安田講堂の陥落」。
格付:B

当面の間、変身します 作:櫻井智也ほか(青春アドベンチャー)

本作品「当面の間、変身します」は、「変身」をテーマにした脚本家競作のオムニバスラジオドラマで、1回15分、全5話で放送されました。 シリーズではないオムニバス テーマ(お題)だけ与えられて、あとは脚本家が自由に創作するタイプの作品は青春アドベンチャーでは従来より一定割合制作されています。 こうした作品は「不思議屋シリーズ」、「ライフシリーズ」などタイトルにも統一性を持たせることが多いのですが、本作品は完全に独立した作品です。 ちなみに同じ2021年に放送されたオムニバス「シンクホール」は舞台となる街を共通にさせている作品で、少し趣向が異なります。
格付:A

イッツ・ア・ビューティフルワールド 作:今城文恵(青春アドベンチャー)

人は死ぬと土に還る。 しかし、誰かを強く恨んで死んだ人間は不老不死の怪物となり復活する。 そして恨みを晴らすために執拗に恨んだ相手を付け狙う。 その怪物を「仇者」(アダモノ)という。 …が、そんなことはもちろん知っている。 仇者は有史以来、人類の歴史とともにあり多くの悲劇を生み出してきたからだ。 しかし一女子大生に過ぎない私は本当は何もわかっていなかった。 仇者とはどういう存在であるのか、そして仇者に付け狙われるということが、この社会においてどのような意味を持つのかということを。
青アドの小ネタ

衝撃?!NHK番組発掘プロジェクトがFMアドベンチャーとアドベンチャーロードの発掘を完了!!

皆さん、こんにちは。 さて、先ほど「グリーン・レクイエム」の再放送の内容を確認するために「NHK番組発掘プロジェクト」のページ(外部リンク)を見ていたところ、ページの最後に衝撃的な一言を発見してしまいました。 ◆FMアドベンチャー(1984...
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