作品紹介の補足

近藤史恵さん原作「昨日の海は」の真相を妄想で勝手に補足する企画。真犯人は「○○の○」?

【ラジオドラマのストーリーを勝手に裏読みする企画・第2弾。「昨日の海は」について妄想がたどり着いた結論は?】 最近、ランニング中にラジオドラマを聞き返すことが習慣になっています。 ランニングの時間は、短いときで30分くらい、長いときは1時間...
格付:A

暁のハルモニア 作:並木陽(青春アドベンチャー)

17世紀、ドイツは戦乱の渦中にあった。 三十年戦争。 カトリックとプロテスタントの間で争われた最後にして最大の宗教戦争により、国土は荒廃、住民たちは塗炭の苦しみを味わっていた。 後世から見れば「暗黒の中世」は終わりを告げつつある時代。 しかし、イタリアでガリレオ・ガリレイが「それでも地球は動く」と呟かざるを得なかった時代でもある。 いわんやドイツにはまだ近代文明の曙光もさしていない…ように見える。 しかし、そんな時代でも新しい学問を求め歩みを止めない青年がいた。 彼の名はヨアヒム・ハインツェル。 若き天文学者であるヨアヒムは戦乱で大学を焼け出され、行くところがない。 しかし、これ幸いと、予てから憧れていた大天文学者ヨハネス・ケプラーに会いに行くことに決めた。 神のあり方を巡って混乱する地上。 しかし、真理の光があれば世に調和をもたらすことだってできるはずなのだ。
格付:B

春を待つ音 作:葉月けめこ(FMシアター)

母の遺品の中から見つかった1枚の写真。 「糸島にて家族写真」とメモされたその写真には、亡き母と3歳の私、そして見知らぬ男性が写っていた。 父は私が生まれる前に死んだ、母からそう教えられてきた。 そういえば体調を崩した母が唯一行きたがっていたのは福岡県の糸島だった。 そこに何があるというのだろうか。
格付:B

なにわ純情ナイトメア 作:蔭岡翔(青春アドベンチャー)

梅田再開発ビルの内装工事を受注した祝勝会の席上で、上司から逆玉の話を持ちかけられた主人公・徳永浩一。 しかし、彼には大阪で同棲中の彼女がいた。 確かに功績が認められたのは嬉しいし、東京に戻るつもりだったのも事実。 それに、最近彼女とあまり上手くいっていない。 しかし、上司の「見合いを断ることは論外!」という態度は、正直、困る。 鬱々とした気分の帰り道、飲み直そうと見慣れぬ屋台に立ち寄った浩一は、そこに絶世の美女の女将を見つけたのだが…
メディアミックス情報

ジェイソン・ステイサム主演で映画化「Meg」。映画化って原作と全然違う内容になることがあるけど大丈夫か?

NHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化された経歴のある作品が、他メディアで取り上げられた場合に紹介する、この「メディアミックス情報」コーナー。 今回紹介するのは、青春アドベンチャーでは1998年にラジオドラマさ...
メディアミックス情報

「旅猫リポート」映画化。主演は福士蒼汰さん(悟)と高畑充希さん(ナナ・声のみ)。おまけで「夕凪の街 桜の国2018」も。

青春アドベンチャーでラジオドラマ化された作品の他メディアへの進出状況をお知らせする、この「メディアミックス情報」のコーナー。 見逃し注意 それにしてもこのコーナー難しいです。 ボーっとしていると、いつの間にかネタが通り過ぎてしまう。 8月6...
格付:AAA

火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 原作:今村翔吾(青春アドベンチャー)

藩が用意した支度金はわずか200両。 火消組は維持するだけで年間1000両はかかる。 しかも、実際に消火作業を行う鳶(とび)は定員を遙かに割り、補佐役は経験皆無の若造のみ。 火消に欠くことのできない七つ道具すら満足に揃っていない。 そんな新庄藩・火消組をわずか200両で再建せよと? 「火喰鳥」と呼ばれ、江戸一番の火消と持て囃されたのは昔のこと。 今の俺にそれができるだろうか。 いや、もう一度、向き合うと決めたのだ。 だからこそ、家老の前でこう宣言する。 「火消として必ずや名を上げて見せましょう。2年、いえ1年と半で結構。ただし…」 条件はただひとつ。 「拙者のやりように一切の口出し無用に願います。」
格付:AA

トリガー 原作:霞田志郎(青春アドベンチャー)

人類が宇宙に進出してから50年経った2088年。 「雪女のキス」と呼ばれる謎の疫病により地球上の人類は絶滅し、火星基地にわずか1万人あまりが生き残るのみとなっていた。 疫病が蔓延する地球には戻れず、かといって火星で人口を増やそうにも基地のキャパシティはこれ以上の人口増加を許さない。 人類は全ての構成員をモールという巨大コンピューターに常時接続することにより実現した管理社会で辛うじて命脈を長らえているが、先細りは明らかだった。 この世界に暮らすケイは大学生。 基地を作り上げたトオルの孫娘であるはずのケイには人に言えない、そして政府にも言えないある秘密を抱えていたのだが…
格付:A

オルファクトグラム 原作:井上夢人(青春アドベンチャー)

最後に見た姉は、猿轡を噛まされながらも、何かを必死にぼくに訴えかけていた。 しかし、ぼくは、姉の気持ちを生かすことはできず、後頭部を強打され昏倒。 気が付いた時にはすでに姉は殺されていた。 しかも、失ったものは姉だけではない。 頭が強打された後遺症からか、一緒に嗅覚も失ったしまったのだ。 しかし、同時に、匂いを色として認識することのできる不思議な能力を手に入れた。 これは死んだ姉からの贈り物だ。 で、あるならば、この能力を使って何としても見つけなければならない、姉を殺した犯人を。
格付:C

サイコサウンドマシン  作:大原まり子(サウンドドラマ)

上司から命ぜられた新たな業務は、研究部門が制作した新型のリラクゼーションマシンをテストすることだった。 神宮寺なる胡散臭い開発者がいうには、この機械は「専用に開発された人工知能が対話をしながら精神分析を行う」仕組みで、「理想のリラクゼーションマシン」らしいのだが…
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