格付:A

漆黒に落ちる 作:原田裕文(FMシアター)

冬の深夜、ライブ配信で心霊スポットをリポートするために廃坑を訪れた4人の若者。 ライバー、ライバーに仕方なくつきあっている友人、たまたま卒業旅行代わりにやってきた札幌の大学生、映像作品を撮るためにやってきた東京の大学生。 参加した動機は様々だが所詮はお遊び、安全第一という雰囲気が漂う中、カメラマン役の女子大生だけは真剣だった。 しかしいくら東京の大学で映像の勉強をしていると言っても真剣すぎやしないだろうか。 彼女は「みんなも絶対に逃げないで。最後まで絶対に関わって欲しい」とまで言っているのだが。
格付:B

黒い瞳のボヘミアン 作:山谷典子(青春アドベンチャー)

19世紀末のパリ。 キャバレー「パピヨン・ルージュ」は芸術を愛するボヘミアンたちが集う社交場だった。 ローズはそのパピヨン・ルージュで一番人気の踊り子。 サーカスの空中ブランコで鍛えた肉体が描き出すダンスは芸術家たちの創作意欲を刺激してやまない。 しかし、ローズ自身は、ある虚無を抱えて退廃的に生きていた。 そんなローズに運命的な出会いが訪れる。 キャバレーの客として現れたボヘミアンのひとり、日本人画家カズタカ。 この出会いはふたりにどのような運命を運んでくるのか。
メディアミックス情報

宝塚歌劇団と青春アドベンチャーの両方で取り上げている作品

【メディアミックス情報】宝塚歌劇団と青春アドベンチャーの双方で取り上げられている小説等 NHK-FMのオーディオドラマ番組・青春アドベンチャーと宝塚歌劇団とに関する企画記事の第2弾です。 第1弾は、宝塚歌劇団元トップスター、元トップ娘役の女...
格付:A

70歳の受験生 作:さわだみきお(FMシアター)

母・洋子の四十九日法要の日、集まった家族に向かって父・誠は宣言した。 「俺ももう七十。残りの人生を自分自身のために過ごしたい。今年から受験生になる!」 驚愕する家族。 特に息子の修一は「年相応の生き方をすべき」と父の行動を全否定。 腹を立てた誠は早速、受験予備校に入学。高校生の塾友と一緒に勉強を始めた。 しかし、現実は勉強勘を取り戻すことに精一杯で、何度模試を受けても志望校の合格ラインには届かない。 やはり無謀な挑戦なのだろうか。 誠はなぜこんなことを始めたのだろうか。
格付:B

気分はだぼだぼソース-日本の異様な結婚式について 原作:椎名誠(ふたりの部屋)

昭和の時代、エッセイスト・小説家として著名だった椎名誠さんのエッセイを原作とする作品で、「ふたりの部屋」では「さらば国分寺書店のオババ、かつをぶしの時代なのだ」に次ぐ第2弾になります。

姉妹作品

主演が伊武雅刀さんで、これに佐々木允さんともう一人女優さんの加わり3人で多数の役の演じ分けるスタイルは「さらば国分寺書店のオババ~」と同じ。 放送された時期も近く、実質的にセットの作品と言ってもよいと思います。
格付:A

青髭公の五番目の花嫁 作:吉田小夏(青春アドベンチャー)

街医者の娘リリアナは、隣国の森で青く光るハッカを見つける。 父の薬草づくりの助けにと、それを摘もうとしたリリアナだが、そこに紫色の瞳と青い髪を持ち、甘い白檀の香りを漂わせる高貴な男性が現れる。 彼の名はガデル・マグダヌール公爵。 この森は彼の領地、彼女は隣国の領主の森を侵したのだ。 彼女の命を奪おうとする公爵だが、彼の城で一生を共にすることを条件に助命を許す。 リリアナは思い出す。 隣国の領主は、青い吸血蝙蝠の血を引く呪われた一族の末裔と噂されていることを。 彼に嫁いだ4人の女性が次々と不審な死を遂げたことを。 そして彼が青髭と呼ばれていることを。
格付:B

摩耶ぎつね 作:山本昌子(FMシアター)

狐族の姫君“摩耶ぎつね”は、人間の娘に化けることを願った。 行者堂に狐の嫁入り行列の屏風絵を描いた絵師に近づき、敵討ちをするためだ。 絵に描かれていた狐は、行方不明の母狐そっくりだった。 あの絵師は母狐を捕まえてモデルにしたに違いない。 そしてその後、母狐は… しかし、狐の巫女が摩耶ぎつねに出した人間に化けるための条件は、冬が来る半年後までに敵討ちを果たすこと。 それができなければ命が終わる。 母狐の仇を討てるなら構わないと条件を飲んだ摩耶ぎつねだったが。
格付:B

かおる、ストーリーボックス 作:美野洋平ほか(青春アドベンチャー)

全5話で構成されるオリジナル脚本のオムニバスオーディオドラマ。 2019年「夜のストーリーボックス」、2020年の「ストーリーボックス ザ・トーキョー」に続くストーリーボックスシリーズの第3弾として2022年5月に放送された作品がこの「かおる、ストーリーボックス」です。 この作品から公式ホームページでもストーリーボックスシリーズという言葉が使われるようになりました。
メディアミックス情報

1月に青春アドベンチャー化された「六人の嘘つきな大学生」がトリプルメディアミックス化決定

2022年1月にNHK-FM青春アドベンチャーでオーディオドラマ化された浅倉秋成さん原作の小説「六人の嘘つきな大学生」が青春アドベンチャーとは別の朗読作品(オーディオブック化)されるとともに、映画・舞台・漫画のトリプルメディアミックス(←こ...
ご挨拶

1000記事をアップしての雑感。ラジオドラマから別のものへと変わっていく時期ではないでしょうか。

皆さんこんにちは。 この記事は当ブログの1000番目の記事です。 2012年9月にブログをスタートし、NHK-FM青春アドベンチャーを中心とするラジオドラマを紹介して約10年。 偶然ではありますが、青春アドベンチャー開始30周年を記念するア...
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