主に1990年代前半、すなわち青春アドベンチャーの黎明期に活躍された「じんのひろあき」さんの脚色作品の一覧です。
大胆な構成
じんのさん脚色作品の特徴は、ラジオドラマ、特にこの青春アドベンチャーの枠(15分×10回)の特性を十分に理解したうえでの、大胆な構成(重要でない部分の省略)だと思います。
コンビを組んだ演出家は主に川口泰典さんで、12作品ものエキサイティングな作品を送り出してくれました。
最高傑作はやはり「北壁の死闘」でしょうか。
オリジナルなし
ただし、これだけ重用されていながら、オリジナル脚本の長編には一度も起用されていません。
FMシアターでは「進化論ホテル」、「月より帰る」など複数のオリジナルが採用されているのと比較すると少し不思議です。
以下の格付けを見ても分かるとおり、良作ぞろいです。
是非、各記事もご覧ください。
年ごと一覧
1991年
- わたしは真悟(格付:AA)
1992年
- 新竹取物語 1000年女王(格付:A-)
- 北壁の死闘(格付:AAA)
1993年
1994年
- BANANA・FISH(格付:AA+)
- バイオレンス・ジャック(格付:A)
1995年
- BANANA・FISH パート2(格付:A+)
- BANANA・FISH パート3(格付:AAA-)
1996年
- 青の時間(格付:A)
1997年
- 星の感触(格付:B)
1999年
- 狩人たち(格付:A-)
補足
ちなみに青春アドベンチャーで「金春屋ゴメス」や「ラジオの前で」を演出されている川野秀明さんは別人だと思われます。
また、アニメーション演出家の庵野秀明さんも同様です。
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