格付別一覧

格付:A

アキバの休日 作:藤井青銅(FMシアター)

今、日本でもっともクールな場所、それがアキバ。そのアキバを目指して一人のオタクがやってきた。彼の名はアーチボルト王子。歴とした某国の王太子だが、東洋の古い思想にもある“オタク”そして”萌え”を体現する男だ。「“萌え”とはそこにあってそこにないもの。本物のようで本物ではない。かといって偽物のようで偽物ではない。見る者と見られる者との間にほのかに生まれるもの。その一瞬を見事に捉え形にしたものに、私たち“オタク”は“萌え~”なのです」…って大丈夫か?
格付:B

あずかりやさん 原作:大山淳子(青春アドベンチャー)

そのお店は商店街のはしっこにあって、一見、お店なのか民家なのかもわからないし、ぼーっとしてたら通り過ぎちゃうかも知れない。お店の名前は「さとう」?いえいえそれは和菓子屋をしていた先々代がわかりやすく「砂糖」と書いただけ。では和菓子屋さん?いえいえ違うのです。そこは「あずかりやさん」。盲目の店主が「社長」と一緒に営む小さなお店。預かり賃は1個1日100円です。
格付:A

AI(アイ)は故障中 作:桑原亮子(FMシアター)

廃墟になったかつての劇場で、老人はひとりのAIアンドロイドと出会う。「40年型AI」、アイドル型AIの傑作と言われたそれは、しかし今は動かない。彼女は死んでいるのか、生きているのか。それは「生きている」の定義による、「死んでいる」の定義による。彼女と老人と、そして若き日の老人。過去と現在を行き来する3人の対話が始まる。
格付:AA

黄金海峡 原作:南里征典(アドベンチャーロード)

笛吹草介(うすい・そうすけ)は、サルベージ中の事故からの復帰を目指す国際的ダイバー。しかし、リハビリのために投宿していた山陰のホテルの近く、海岸崖下の海底洞窟にアタックしたものの再び潜水病になってしまう。恥じ入る草介だが、何かがおかしい。思えばエアになにやら甘いにおいがあった気がする。何か混入していたのではないか?これは事故ではないのではないか?さらに草介のまわりで起こる様々な出来事。崖沿いの瀟洒な別荘で起きた外国人男性と日本人女性の心中事件…海岸沿いの村の住民が一夜にして忽然と消えた失踪事件…そして同宿の女性の突然の記憶喪失…この山陰の寒村に何かが起きている。
格付:A

紺碧のアルカディア 作:並木陽(青春アドベンチャー)

西暦1201年、ヴェネツィア共和国元首エンリコ・ダンドロの孫娘フェリチータ・ダンドロが船長を務める武装商船ファルコドーロ号は、ヴェネツィアへの帰途、海賊に襲われる商船を救援、ひとりの貴人を保護する。彼女の名はテオドラ。斜陽の時を迎えつつある東の大国、千年の都コンスタンティノポリスに都をおく東ローマ帝国の皇女。それは終わりの始まり。理想と欲得、賞賛と罵声に包まれた「史上最悪の十字軍」に自分が加担していくことになることを、この時のフェリチータはまだ知らない。
格付:B

僕たちはもう帰りたい 原作:さわぐちけいすけ(青春アドベンチャー)

仕事がつらい。もう帰りたい…そんなある日、帰り道で見かけたスナック。その名は「もう帰りたい」。なんだこの名前は?でも気になる。少し寄ってみるか。
格付:B

5DROPS 作:橋本信之ほか(青春アドベンチャー)

本作品「5DROPS」(ファイブ・ドロップス)は、NHK-FM青春アドベンチャーで放送されたラジオドラマ作品で、オリジナル脚本の短編で構成されたオムニバス作品です。NHK名古屋局は1996年の「新・夢十夜」以降、断続的に、ひとつの共通テーマをもとに脚本家が脚本を持ち寄るオムニバス作品を制作しており、「10人作家シリーズ」(名古屋脚本家競作シリーズ)などと呼ばれています。
格付:B

アイム・アン・エンジェル 作:田中理恵(ふたりの部屋)

わたし、天使!… 実は見習いだけど。でも、人助けをして、課題の卒業レポートさえ提出すれば一人前の天使になれるの。どこかに助けを求めている人間はいないかしら?あっ、あそこに故障した車が止まっている!
格付:B

通い猫アルフィーの奇跡 原作:レイチェル・ウェルズ(FMシアター)

最愛の飼い主マーガレットを亡くした家猫アルフィーは旅に出ることにした。しかし、世の中そんなに甘くはない。禄に外に出たことになかったアルフィーにとって道路を一本渡るだけでもひと苦労。どこもかしこも凶暴な野良猫たちのナワバリになっていて気の休まる暇もない。大体、運良くどこかの家の家猫になれたとしてもその飼い主が死んでしまったら元の木阿弥だ。そんな中、珍しくフレンドリーに接してくれた黒猫が新しい生き方を教えてくれた。それは飼い猫でも野良猫でもない第三の選択肢「通い猫」になるという考え方だ。
格付:AAA

夜哭烏 羽州ぼろ鳶組 原作:今村翔吾(青春アドベンチャー)

どうなっているんだ。また太鼓が鳴らない。定火消が太鼓を打たないと、町火消は半鐘を鳴らすことができない。それが天下の定法。だから、最寄りの定火消・諏訪主殿頭さまが太鼓を鳴らさないとまともな消火活動はできやしない。しかし火は勢いを増している。一刻も早く消火を始めないと大変なことになってしまう。どうしたらいい? お頭不在の新庄藩・火消組に今、何ができる? 何が…「なにを遊んでやがる!」お頭!いつ戻られたので!?心細かったんですよ、すぐに指示を!われわれは今、何をすればいいのですか?「諏訪主殿頭どのは寝過ごしたらしい。」え?「新庄藩火消、起床の介添えを致す。」え?え?「構わねえから、門をぶっ壊せ!」
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