少年(中高)

格付:AA

翼はいつまでも 原作:川上健一(青春アドベンチャー)

神山久志。中学2年生、野球部。 意地悪な先輩と高圧的な顧問の教師に玉拾いをさせられる日々。 しかし、そんなつまらない毎日に突然、風穴があいた。 米軍のラジオを聴いていたときにラジオで流れてきた曲。 ビートルズという聞いたことのないバンドの「プリーズ・プリーズ・ミー」。 勇気をだして一歩踏み出そうよ、やりたいようにやろうぜ… いい青春だったのかどうか。 けれど、目いっぱいの悔いのない青春であったことは間違いないのだ。
格付:AAA

青春デンデケデケデケ 原作:芦原すなお(サウンド夢工房)

時は1960年代。 香川県観音寺市に住む高校生・藤原竹良(ふじわら・たけよし、通称「ちっくん」)は、ラジオから流れてきたベンチャーズの「パイプライン」に衝撃を受け、ロックバンドを結成することを決意する。 ギターの弾ける清一(せいいち)、坊主の息子で世慣れた富士男(ふじお)、ブラスバンドで大太鼓を叩くつもりだった巧(たくみ)を仲間に引き入れ、まんまとロックバンド「ロッキング・ホースメン」の結成に成功する竹良。 まずは楽器を調達するために、夏休みに全員でバイトに励み始めるが… 仲間、恋、そしてロック。 彼らのかけがえのない青春の日々が始まった。
格付:AA

家族ホテル 原作:内海隆一郎(青春アドベンチャー)

僕は村上吾郎、18歳。日本人の父親とアメリカ人の母親を持つ。 父と一緒に移住したアメリカで、ある問題を起こしてしまった僕は、父の元を離れ、若者の集まる街、渋谷で自活しようと一人で日本に戻ってきた。 しかし、日本に着く早々、スリに全財産を盗まれてしまい、たまたま出会ったチンピラのケンジに紹介されたバーのギタリストという仕事も、マスターとトラブルになり、逃げだしてしまった。 結局、父親のコネを頼って、日本橋、水天宮近くの小さなホテルに落ちつくことになったのだが、そこで僕は、逃げ出す際に殴ったマスターが、その日のうちに死んだことを知った。 僕は人を殺してしまったのか、それとも…
格付:AA

アグリーガール 原作:ジョイス・キャロル・オーツ(青春アドベンチャー)

あたし、アーシュラ・リグスは、ニューヨーク州ウエストチェスター郡のロッキーリバー高校に通う16歳。 ある朝、目覚めた瞬間にあたしは自分が「アグリーガール」なんだって気づいた。 その時から負け組まっしぐらだったあたしの人生は変わった。 アグリーガールは媚びない。 アグリーガールは他人を頼らない。 アグリーガールは分かりやすい女らしさとは無縁だ。 そして、アグリーガールは正しいことをすることを躊躇しない。 だから、テロ予告の容疑者にされたクラスメイト -特に親しくもなかった単なる級友- のために証言することも躊躇しない。 例え彼の「親友」たちさえ「テロ予告犯とかかわり合いにならないため」に口をつぐんでいたとしても、だ。
格付:C

ガール・ミーツ・ボーイ 原作:安住磨奈(サウンド夢工房)

安住磨奈さんのデビュー小説「GIRL MEETS BOY」の中から、「過激でキュートな」ショートストーリーを各回2篇ずつラジオドラマ化した作品です。 15分の短い時間に2篇ですから、短編と言うより超短編というべき作品です。 内容についても、「ボーイ・ミーツ・ガール」(少年が少女に出逢い恋をする物語)を意識したタイトルからもわかるとおり、恋愛を中心に十代の少女の日常のありふれた風景を切り取ったもので、かなり気楽に聴ける作品になっています。 ただ、実際に聴いてみると意外と恋愛要素は薄く、良く言えば少女の鋭い感性で時代を切り取ったような内容(悪くいえば頭の悪い少女の戯言)のため、このブログでの分類上は「少年」としています。
格付:A

沈黙とオルゴール 作:桑原亮子(FMシアター)

母を失って3年。 それでもくじけず勉強を続け、難関の中学に入学した深山晶子を待っていたのは、自分が進行性の難聴であるという過酷な現実だった。 少しずつ聞こえる音が減っていく毎日。 ついに母の形見であるオルゴールの音も聞こえなくなってしまった。 自分の人生の可能性が無くなっていくとしか感じられない絶望的な日々。 その中で、彼女は一匹のチワワ犬と出会う。
格付:B

バードケージ 一億円を使い切れ! 原作:清水義範(青春アドベンチャー)

竹沢遥祐(たけざわ・ようすけ)はお調子者で面倒くさがり屋の普通の大学生。 推薦で入学した大学で毎日を無気力に過ごしていた。 しかし、駅のホームで荒んだ男性の命を助けたことにより彼の生活は一変する。 その助けた男が1億円を持って遥祐の前に現れたのだ。 「これを君に使って欲しいんだ。 これはお礼であり、お願い。 そしてゲームでもある。 ゲームの条件は1億円を3カ月間で使い切ること。 誰にも話さないこと。 そしてこのお金で幸せになること。」 学校、お金そして幸せ。 遥祐の3カ月のゲームが始まった。
格付:C

フルネルソン 原作:永倉万治(青春アドベンチャー)

東京オリンピックの開催された1964年。 清島浩二は青春まっただ中の高校2年生だった。 部活でレスリングに打ち込んでいるが、レスリングに青春を捧げている、というほどではない普通の高校生。 電車で見かけた女生徒との恋、音楽と映画、父親の病気、喧嘩、猥談。 普通の高校生の日常を通して描かれる、高度成長期の青春グラフティ。
格付:C

ぼくは勉強ができない 原作:山田詠美(青春アドベンチャー)

僕、時田秀美は17歳の高校生。 父親はいない。 すれっからしな母親とちょい悪の祖父に、日々、女性の本音や社会の本当の姿を教えられて育った。 だから、ちょっとニヒルでクールになってしまうのも仕方がないじゃないか。 僕は勉強ができない。 大多数の先生からは煙たがられているし、同級生とも微妙に話が合わない。 だから学校も少しだけ居心地が悪い。 でも女性にはもてるよ。 年上の恋人・桃子さんとも熱愛中だ。 僕は勉強ができない。 でもそれはいけないことなのだろうか。
格付:A

屋上デモクラシー 作:高羽彩(青春アドベンチャー)

原田ヒデオは中学2年生。 信条は「静かに、大人しく、波風たてない傍観者であれ」。 そんな彼にとって、教室の人間関係の息苦しさから逃れられる屋上は大切な場所だった。 しかし、隣の中学で起きた屋上からの転落事故が原因で、彼の通う中学校の屋上も閉鎖されることになってしまう。 矢も楯もたまらず屋上に駆け出すヒデオ。 そこには、同じように屋上閉鎖に反対する田端ヤスナリと木村マノが、金属バットで屋上の南京錠を破壊する姿があった。 とっさに屋上には来たものの、特にこれといって何かをしたいと思ってはいなかったヒデオ。 しかし、美少女マノの気を引くために曖昧な態度を取っているうちに「屋上閉鎖反対運動」に巻き込まれてしまう…
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