タイムトラベル

格付:AA

時砂の王 原作:小川一水(青春アドベンチャー)

22世紀、謎の増殖型戦闘機械群ETとの戦いにようやく勝利しつつあった人類は重大な事実に気が付く。ETは過去に遡行し、機械群と戦う能力を持たない過去の人類を滅ぼすことにより人類絶滅を目論んでいたのだ。衝撃を受けた人類は、総力を挙げて人型人工知性体メッセンジャーを過去に送り込み、過去の人類と共同戦線を組むが一歩及ばず、ETはすでに400以上の集団をさらに過去に送り出した後であった。追い詰められた人工知性体は、ETの最終目標を人類発祥の時代-10万年前-と断定、そこを絶対防衛線として強固な陣地を構築。人類の歴史を食い荒らしながら過去に遡行するETと、人類発祥の時代を基地として迎撃を始めた人工知性体との最前線は、紀元3世紀の東アジアの小島に定められた。「親魏倭王」を名乗る少女が治める島国に。
格付:AA

タイムライダーズ 原作:アレックス・スカロウ(青春アドベンチャー)

1912年、沈みゆくタイタニック号Eデッキに老人の声が響き渡る。「君の命は残り4分。答えろ、生き延びたいか。さあリアム、決断の時だ。私に付いてくるならこの手を掴め。」2011年、ボストンから西海岸へ向かう旅客機の中で老人はマディに語り掛ける。「数分後、この旅客機の乗客全員が死ぬ。だが、君だけ生き延びることを選択できる。さあ手を握り給え、早く。」沈みゆく豪華客船から、墜落する旅客機から、ムンバイの業火の中から、メフィストフェレスに手をひかれて3人の若者が集まった。彼らの新しい人生の舞台として用意されたのは2001年9月10日。翌日に起きる「あの事件」があまりに人々の記憶に鮮烈に残ったために、逆に人々の記憶から抜け落ちてしまった、その前日。
格付:A

つばき、時跳び 原作:梶尾真治(青春アドベンチャー)

趣味で書いた小説がコンテストの優秀作になったのを切っ掛けに、俺はサラリーマンを辞め、作家になった。といっても、駆け出しの新人作家に生活力なんて、ある訳がない。今は、死んだじいさんの使っていた家を親から借りてただで住まわせてもらっている。戦後に廃屋同然だったのを買い取ったというだけあり、いつ建てられたのかも分からないほど古びたわが家。しかし、庭に肥後椿が咲き誇るこの家で、ちゃぶ台に向かって原稿を打つ生活を、実は俺は結構気に入っている。ただひとつ気になることがある。先日、母が急に「その家には女の幽霊がでる」と言い出したのだ。何でもその幽霊は女性にしか見えず、新しくこの家に嫁に来た代々の女性は、この幽霊を見てはじめて「あなたもこの家の嫁になったのねえ」などと言われるらしい。そういうことは早く言って欲しい…?そういえば、あそこに見えるのは何だ…
格付:A

還れ、大山へ(かえれ、だいせんへ) 作:よしおよしたか(FMシアター)

「遠藤権造(えんどう・ごんぞう)さんの様子を見てきて欲しい」アパートの大屋にそう頼まれた私は遠藤老人の部屋を訪ねた。私の職場は、区役所の高齢福祉課。独居老人の見守りや万相談対応が仕事だ。遠藤老人はもともと足が悪く、言葉も不自由だったが、その日、部屋に訪ねてみると特に体調が悪そうだった。仕方がない。遠藤老人を外に運びだそうとした私だったが、彼が手に持っていた手ぬぐいを引っ張ったところ、突如、彼は暴れ出し、私を羽交い締めにし始めた。苦しい…抵抗の末、やっと意識を取り戻した「私」だが、周りを見るとなぜか山深い里に女性とふたりでいることに気がついた。自分は一体、どうしてしまったのだ?足が動かない。言葉も出ない。ケガをしているのだろうか。
格付:B

もしかして時代劇 原作:宮本昌孝(アドベンチャーロード)

芸能界志望の17歳の女の子・津田美雪は、「ミス花らっきょ」のオーディションのために訪れた福井県で、天正年間の戦国時代にタイムスリップしてしまった。現代に帰る手段もなく、悲嘆に暮れる美雪……なんて事は全くなく、茶々姫(後の淀君)と入れ替わったのをいいことに、さっさと戦国時代に適応し、侍女や家来たちをあごで使い始める美雪。しかも何を勘違いしたか、「歴史を変えるようなメチャクチャなことをすればタイムパトロール(←そんなものはいない)に捕まって現代に帰れるに違いない」と思い込んでしまったから、さあ大変。のんきで世の中全部が自分中心に動いていると思っている少女の、成り行き任せの冒険が始まった。
格付:AA

時はそよ風、時はつむじ風 原作:辻真先(アドベンチャーロード)

私は今、最高に幸せ。だって俊司さんがプロポーズしてくれたんだもの。俊司さんのことを知りたい?顔は抜群。背が高くてスポーツマン。加えて私が勤めるホテルの御曹司!俊司さんは、6歳のときに事故で両親を失った私にとって、神様が下さったたったひとつの宝物。だから信じられない。俊司さんが事故で死んだ?しかも、俊司さんをはねた車を運転していたのは…河北課長?どうして!どうして!私、許さない、絶対許さないんだから!
格付:AA

晴れたらいいね 原作:藤岡陽子(青春アドベンチャー)

それは昏睡を続ける95歳の患者、雪野サエの病室に着いた時のことだった。突然の地震。慌てた24歳の看護師・高橋紗穂(たかはし・さほ)が気が付くと、そこは太平洋戦争中のフィリピン・マニラだった。驚く紗穂だが、自分の体が自分のものではなく、若き日の従軍看護婦・雪野サエの体であることにも驚く。これは悪夢か。でも、夢にしては覚める気配がない。まさかタイムスリップ?とにかく、日々を生き抜くために、「紗穂」は「サエ」として生活を始めるのだが…
格付:A

チョウたちの時間 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

中学校教師・新介の前に、ある日、黒服の男が親しげに近づいてきた。その男の誘いに乗り、故郷の村へと出かける新介。そしてその新介と男を“純粋時間の海”から見つめる一組の男女がいた。この男女、“シン”と“マヤ”は何者なのか。そして、20世紀初期のイタリアに実在した、若き天才物理学者エットーレ・マヨラナとの関係は?時間と空間を超えた人類の尊厳を掛けた戦いが始まる。
格付:B

ニコイナ食堂 作:樋口ミユ(青春アドベンチャー)

親の都合で、大阪に住む祖母のもとに預けられた少女・イイナ。いかし彼女は、キツくあたってくる祖母にも、大阪のノリを強制してくるクラスメートにも馴染めず、食事すら満足に取れないほど精神的に追い詰められてしまう。そして祖母に反発して、夜の街に飛び出したイイナは、いつしか自分が昭和27年の大阪にいることに気が付く。終戦直後の貧しい日本で途方に暮れたイイナは、戦争孤児のニコに出合い、ニコの部屋に居候をさせてもらう。不満を押し隠しながら必死に生きてきた少女イイナは、自称「屈強で、不屈で、希望しか考えへん」少女ニコと出会い、ともに行動するのだが。
作品紹介の補足

「冷凍人間の復活」に隠された真相に関する妄想

この記事はNHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」で放送された小金丸大和さん作のラジオドラマ「冷凍人間の復活」について、私の勝手な妄想を述べる記事です。「冷凍人間の復活」のまっとうな紹介記事はこちらですので、まずはそちらをご覧く...
タイトルとURLをコピーしました