格付:AA

時はそよ風、時はつむじ風 原作:辻真先(アドベンチャーロード)

私は今、最高に幸せ。だって俊司さんがプロポーズしてくれたんだもの。俊司さんのことを知りたい?顔は抜群。背が高くてスポーツマン。加えて私が勤めるホテルの御曹司!俊司さんは、6歳のときに事故で両親を失った私にとって、神様が下さったたったひとつの宝物。だから信じられない。俊司さんが事故で死んだ?しかも、俊司さんをはねた車を運転していたのは…河北課長?どうして!どうして!私、許さない、絶対許さないんだから!
格付:A

七帝柔道記 原作:増田俊也(青春アドベンチャー)

七帝柔道とは!?旧7帝国大学、すなわち北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学で現在も行われている寝技中心の柔道のことをいう!!寝技は練習量がすべてを決する。才能がなくても練習量を増やせば必ず強くなれる。しかし、その実態は、男同士が来る日も来る日もくんずほぐれつ畳の上をのたうち回る毎日。押さえられ、締められ、落とされる。キツイ、苦しい、女子マネージャーすらいない!これが七帝柔道だ!!しかし、その男は七帝柔道をやるために二浪して北大に入学した、といった。水産学部だが、柔道場に通い続けるために4年間留年を続ける覚悟とも。だが、先輩はおろか、同期の沢村にも全く勝てる気がしない。実際、試合でも負け続けだ。それでも彼は青春のすべてを掛けて七帝柔道を続けることを選んだ。この男はなんだ!?もうおわかりであろう、この男こそ本編の主人公である。リスナーを、汗と涙と笑いの世界に連れて行ってくれる不屈の闘志を持っているかもしれない男だ。それがこいつ。その名も隼人!!松田隼人だっ!!(参考:島本和彦「逆境ナイン」)
格付:AA

大魔王の逆襲 ランドオーヴァーpart4 原作:テリー・ブルックス(青春アドベンチャー)

剣と魔法の王国・異世界ランドオーヴァーの王としての生活にもすっかり馴染んだ元弁護士のベン・ホリディ。その日彼は、生涯の伴侶と決めた精霊のウィロウから子ども授かったという報告を受けて有頂天であった。しかし、朝一番で王を訪問してきたのは、王の側近のクエスター・スーズやアバーナシイが「最悪のトラブルメーカー」と呼ぶホリス・キューだった。しかも、ホリスは実はゴース、すなわち、妖精達によって永年幽閉され、ランド・オーヴァーの征服と妖精達への復讐に燃える大魔王の手下となっていたのだった。こうして、騙されやすい王様ベン・ホリディは、またしてもあっさりと危険に巻き込まれていくのだった。
ラジオドラマ全般の情報

新日曜名作座「晩鐘」がNHKオンデマンドで配信開始

「新日曜名作座」は、NHKラジオ第一で日曜夜に放送しているラジオドラマ番組です。前身は森繁久彌さんと加藤道子さんが演者だった「日曜名作座」。何と51年間続いた長寿番組でした。新日曜名作座とはそれが「新日曜名作座」にリニューアルされたのが、2...
格付:A

ウィンブルドン 原作:ラッセル・ブラッドン(アドベンチャーロード)

全英テニス。主審に抗議に駆け寄った選手に、主審が小さな声で囁く。「すまないね。しかし、君に安全に連絡するにはこれしか方法がないんだ。私には何のことかわからないが、とにかく君に次の三つを伝えるように言われている。いいかね。ひとつ、警察はもっと時間が欲しい。ふたつ、審判長がコートの入り口に顔を出すまで試合を引き延ばすこと。みっつ、協力に感謝。幸運を祈る。」選手は疲れたように呟く。「これ以上まだ、試合を引き延ばせ、か。」
格付:B

笑う20世紀パート2 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

脚本家・構成作家の藤井青銅さんによるコメディ短編ラジオドラマ集である、「笑う」シリーズの第2作目が本作品「笑う20世紀パート2」です。藤井青銅さんの公式HPによれば、第1作は、ラジオドラマの制作以前に藤井青銅さんが書いた原作本をもとにした作品でしたが、このパート2はラジオドラマオリジナル脚本として書き下ろされたもののようです。
格付:B

笑う20世紀 原作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーに最も多くの脚本を提供している脚本家・構成作家の藤井青銅さんによるショート・ショート集「笑う20世紀」をラジオドラマ化した作品です。原作本は15作品で構成されていましたが、そのうち9作品が本作品でラジオドラマ化されました。原作本のうち本作品でラジオドラマ化されなかったのは、「新聞が来た日」、「火事男」、「古典芸能の夕べ」、「こおろぎ橋」、「現代人は病んでいる」、「たぬきのくじ」の6作品です。
格付:B

記憶の城 作:大田淳子ほか(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーはNHK-FMのラジオドラマ番組ですが、この「記憶の城」はNHKはNHKでもNHK名古屋局によって制作された作品です。青春アドベンチャーでは例年2月ごろを中心に名古屋局の制作作品が放送されることが多いのですが、1996年放送の「新・夢十夜」以降しばらくの間は、10人の脚本家がオリジナルストーリーを1本ずつ担当する「十人作家シリーズ」(ネットにおける通称として名古屋脚本家競作シリーズ)が放送されていました。本作品「記憶の城」はその第2弾であった作品です。
格付:A

逢沢りく 原作:ほしよりこ(青春アドベンチャー)

私は他の女の子たちとは違う。勉強はできるし、人の気持ちもわかる。友達からは「モデルになればいい」なんて言われる。他の子たちより一段高い位置にいるのが当たり前だったし、これからもそうだろう。家族だって完璧。社長をしている素敵なパパと、料理上手で完璧主義のママ。だから、「あの、手のかかる」ママが私に何をして欲しいかは手に取るようにわかるし、パパが会社の女の人と浮気をしていても別に悲しくはない。勘違いしないでほしい。私はまるで蛇口をひねるかのように涙をこぼすことができる。でも、私には「悲しみ」が何だかはさっぱり理解できない。
格付:B

嘘の誘惑 作:物部俊之ほか(青春アドベンチャー)

NHK名古屋局が制作した、一連のオムニバスラジオドラマ作品。「10人作家シリーズ」、「名古屋脚本家競作シリーズ」とも呼ばれる、これらの作品群の中でも3番目に制作されたのが、この「嘘の誘惑」です。このシリーズは、各作品ごとのテーマに沿った1回15分の短編ラジオドラマを様々な脚本家が書き下ろすものです。ただし、同様の内容の別のシリーズ、すなわち「不思議屋シリーズ」や「ライフシリーズ」と異なり、テーマの縛りはあまり厳しくはないように感じます。特にこの「嘘の誘惑」については、ドラマを作ればどんな作品であれ「嘘」の要素のひとつやふたつは入るでしょうから、その意味では縛りはないに等しい状況です。
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