ふたりの部屋

「ふたりの部屋」の紹介作品一覧

この記事はNHK-FMの1978年11月から1985年3月まで放送され、主にラジオドラマを放送していた「ふたりの部屋」で放送された作品の紹介記事へリンクする記事です。1978年スタート「ふたりの部屋」は、1978年の「銀河鉄道999」が最初...
格付:A

チョウたちの時間 原作:山田正紀(青春アドベンチャー)

中学校教師・新介の前に、ある日、黒服の男が親しげに近づいてきた。その男の誘いに乗り、故郷の村へと出かける新介。そしてその新介と男を“純粋時間の海”から見つめる一組の男女がいた。この男女、“シン”と“マヤ”は何者なのか。そして、20世紀初期のイタリアに実在した、若き天才物理学者エットーレ・マヨラナとの関係は?時間と空間を超えた人類の尊厳を掛けた戦いが始まる。
格付:A

狩人たち 原作:薄井ゆうじ(青春アドベンチャー)

「1990年代の5月の日本」の設定で環境が管理された実験都市ドームシティ・タヒチ。そこは、物流パイプを除くすべてが、半透明のエアウォールで外界と完全に遮断された無菌の閉鎖空間だった。この管理社会で産まれた最初の人間である妹尾樹林(せのお・じゅりん)は、ある日、外の世界から来た黒髪の少女と、野生のマウスに出会う。この世界には存在しないはずの少女とマウスは何を意味するのか。人間はなぜこのような閉鎖都市をつくったのか。樹林と彼の仲間である若者集団「狩人」、そして外への脱出をもくろむ密売屋と謎の老人とともに、この都市の謎を探り始める。
格付:B

女たちは泥棒 原作:半村良(FMアドベンチャー)

フランス料理店「リトリート」に集う4人の男女。「リトリート」と貴金属商のオーナーを兼ねる初老の紳士・堂島。およそソムリエとは思えない巨漢の偉丈夫・渋田。女性を虜にせずにはいられないハンサムの谷本。そして谷本を師匠と慕う美女・加奈子。彼らには人に知られていけない裏の顔があった。そう、彼らは日本でも指折りの泥棒。まさにプロフェッショナルと呼ぶにふさわしい現代の盗賊なのだ。
格付:AA

謀殺の弾丸特急 原作:山田正紀(アドベンチャーロード)

1987年2月、東南アジアの小国アンダカムの首都プノンダンを1本の列車が旅立つ。列車をひくのは“貴婦人”と呼ばれる汽車C57。二等客車がなく一等客車と5両の貨車だけの異様な編成のその列車は、プノンダンからタイへと向かう日本人の観光客向けの特別列車だった。この列車に乗り込むのは、ツアーコンダクター吉岡晶子のほか、6人のツアー客。恋人であるアンダカム陸軍のティヴ大佐との別れを予感していた晶子にとっては、今回は特別の気持ちで迎えた出国だった。しかし、列車が乗せていたものはこのツアー一行の7人だけではなかった。及川という名の現地ホテルに勤めていた日本人、そしてアンダカムの政権を揺るがす、ある重要物件が撮影されたフィルム...国家機密を巡る陰謀に巻き込まれた素人の日本人8人。国軍やゲリラを相手にした決死の逃避行が始まる。
オムニバス作品等の一覧

青春アドベンチャー・不思議屋シリーズの作品一覧

「不思議屋シリーズ」は、1999年から2007年までの間(2004年を除く)で年1作ずつ制作された、青春アドベンチャーのオリジナル短編ラジオドラマ集作品です。若手脚本家の登竜門2019年に放送された「今日は一日”ありがとうFM50三昧”~オ...
青春アドベンチャー

2006年の青春アドベンチャー一覧

【2006年放送の青春アドベンチャー総括】2015年4月7日に記事をアップした「不思議屋図書館」をもって、2006年の青春アドベンチャーで制作された新作のすべてをコンプリートできました。2006年に放送された作品は27作品、そのうち新作は1...
格付:B

不思議屋図書館 作:安形眞司ほか(青春アドベンチャー)

全部で8作品制作された「不思議屋シリーズ」。先日他界された名声優・永井一郎さんを案内役とするオリジナル短編集企画ですが、その第7作目として制作されたのが、本作品「不思議屋図書館」です。
格付:A

ベルリンの秋 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

チェコ事件の最中に最愛の女性カテリーナを失い、失意のうちにプラハを去ってから約4年が経過した1973年。日本の若き外交官・堀江亮介の新しい任地は、東ベルリンと決まった。命じられた仕事は、新たに設けられることになった、在東ドイツ日本大使館の開設準備。しかし東ベルリンで待っていたのは新しい仕事だけではなかった。カテリーナの娘シルビアもまた美しく成長して堀江を待っていたのだった。
格付:AA

プラハの春 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

1967年、チェコスロバキア社会主義共和国。在チェコスロバキア日本大使館に勤務する27歳の若き外交官・堀江亮介は、休暇で赴いたウィーンからプラハに戻る途中の路上で、カテリーナとシルビアという東ドイツ人の母娘と出会う。折しも「プラハの春」と呼ばれることになる改革運動の最中にあったチェコスロバキアで、西側・東側という政治的立場を越えて、惹かれあっていく亮介とカテリーナ。しかしやがて、国内の改革派の勢いは急拡大し、東側諸国はチェコスロバキアの改革を危険視し始める。そして、歴史の歯車は、ふたりの運命をも巻き込んでいくのであった。後の世に「プラハの春」と呼ばれることになる民主化運動の隆盛と挫折を、若き外交官の愛と別離を交えて描く。
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