格付:C

少年探検隊 原作:池内紀(青春アドベンチャー)

ドイツ文学者でエッセイストの池内紀(いけうち・おさむ)さんの随筆「少年探検隊」をベースとする作品です。 「少年探検隊」というタイトルからは、少年がどこか遠くに出かけて大冒険をする、といった児童向きの文学作品が想像されます。 確かに本作品は児童文学を取り上げているのですが、タイトルから一見想像されるようなオリジナルのフィクション作品ではなく、大人向きの一種のエッセーです。
格付:C

少年漂流伝 作:松本雄吉(青春アドベンチャー)

2199年のオオサカシティ。 荒廃したスラム街で生きる少年タケルは、ある日、モンゴル人の少年・テムジンの心の声を聞く。 中国マフィアに誘拐されたテムジンを助けることを決意したタケルと仲間たちは、タケルとテムジンとの間のテレパシーを頼りに彼の姿を探し始めるが…
格付:B

南の島のティオ 原作:池澤夏樹(青春アドベンチャー)

ティオは珊瑚礁のある南の島に住む少年。 小さなホテルを営む父親と二人暮らしだ。 この長閑な島で、人々は自分のペースでのんびりと暮らしている。 そんなティオの周りで起こる事件は、少しだけファンタスティックで、どこかユーモラスなものばかりなのだ。
格付:AA

ウォーターマン 原作:松久淳・田中渉(青春アドベンチャー)

ウォーターマンとは海を愛し、海とともに生きる伝説のサーファー。 本作品は、ハワイの人々の憧れの存在であるウォーターマンたちの物語であり、彼ら彼女らと深い縁で結ばれた人々の物語。 人はウォーターマンと出会うことにより、多くの満ち足りた日常と、少しの奇跡に出会うのである…
青アドの小ネタ

予想以上の出来だったラジオドラマ

皆さまご無沙汰しております。 久しぶりの雑談記事です。 しばし、お付き合いください。 好きではないジャンル さて、長年多くのラジオドラマを紹介してきて感じるのは、過去何度も書いているとおり、青春アドベンチャーという番組の題材の多彩さです。 ...
格付:AA

海賊モア船長の遍歴 原作:多島斗志之(青春アドベンチャー)

大航海時代のインド洋。 そこは、イギリスとオランダ、そして東インド会社とムガール帝国の貿易船・軍船が縦横に行き交う、一大フロンティアだった。 イギリス人ジェームズ・モアは、東インド会社の貿易船で航海士を務める優秀な水夫だったが、海賊との内通を疑われて船を追われ、ようやく帰った母国では妻を亡くし、失意のどん底にあった。 そんなモアを再び海に誘ったのは昔なじみの水夫“大樽”。 彼の乗り組む海賊討伐船「アドヴェンチャー・ギャレー」へ水夫として乗り込むことにしたのだ。 しかし、一大決心をして乗り込んだ「アドヴェンチャー・ギャレー」は、何と最初の獲物すら捕らえないうちに海賊船への転身を余儀なくされてしまう。 海賊との内通を疑われて転落した人生。 再起をかけて乗った船で、本当の海賊になってしまうという皮肉。 モアは自分の人生に戸惑いつつも、仲間たちと共に生き残るために必死の行動を始める。 これは300年前のインド洋で数奇な運命をたどった一人の水夫の物語である。
ゆるゆるつながり

めぞん一刻出演者つながり

【特集:青アド・ポーカー⑨】めぞん一刻出演者つながり この特集は、NHK-FMで放送しているラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」の各作品の出演者や原作の緩やかな関係をポーカーの役になぞらえて紹介するという、トリビアルなコーナーです。 第9...
青春アドベンチャー

2008年の青春アドベンチャー一覧

【2008年放送の青春アドベンチャー総括】 2014年6月27日にアップした「らせん階段」の記事をもって、2008年に青春アドベンチャーで初放送された作品は、すべて紹介することができました。 年間の初出作品のコンプリートは2012年、200...
格付:B

らせん階段 原作:エセル・リナ・ホワイト(青春アドベンチャー)

1902年のウェールズの片田舎。 人里離れたウォーレン家の屋敷で住み込みのメイドとして働くヘレンは、屋敷への帰り道、林の中に不審な人物がいるのを目撃する。 折しも、このウェールズとイングランドの国境付近では若い女性の連続殺人事件が起きていた。 あの人物は連続殺人事件の犯人なのではないか。 不安に襲われる中、ヘレンは屋敷に住む人々とともに屋敷に閉じ込められることになる。
格付:AA

ラジオの前で 作:北阪昌人(青春アドベンチャー)

出勤前のサーフィンが日課の若者。 妻を亡くして以降、娘との会話がなくなってしまった父親。 弟の不始末を償うために被害者に金銭を送り続ける男。 本当の名前を隠して強い女性を演じる弁護士。 どこにでもいる、でも言葉で気持ちを伝えることが少しだけ苦手な人たちの人生が、ラジオを通して少しずつ結びついていく。
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