- 作品 : 迷えるお未年
- 番組 : 青春アドベンチャー
- 格付 : B
- 分類 : コント
- 初出 : 2002年12月16日~12月20日
- 回数 : 全5回(各回15分)
- 作 : 藤井青銅
- 演出 : 吉田努
- 主演 : 東地宏樹、川村ひかる
「宇宙のお荷物」、「銀河系のみっそかす」、「ビックバン以来最大の失敗作」と呼ばれる未開の惑星・地球。
銀河連保は監視員を派遣し、この星の文明が成熟するまで交代で見守っていた。
今日は監視員が交代する日。
この1年間、馬に扮して地球を見守ってきた監視員から、来年、ヒツジに扮して地球を監視する新たな監視員への引継ぎが行われている。
この2002年の日本は、宇宙人からはどのように見えていたのであろうか。
本作品「迷えるお未年」は、青春アドベンチャーに最も多くオリジナルラジオドラマを書き下ろしている藤井青銅さんの人気シリーズ「年忘れ年末アドベンチャー 干支シリーズ」の一作です。
干支シリーズの概要については「俵のねずみがマウスでチュー!」の記事にも書きましたが、毎年、12月最後の放送枠を使って放送されていたコント作品でした。
今回は2014年の最後の紹介作品として、ちょうど12年前2002年の、同じ丑年から未年への移り変わる時期に放送された作品をご紹介します。
各回の概要
本作品で取り上げている主な2002年の出来事は以下のとおりです。
第1回:スポーツ
「日韓共催ワールドカップ」「ゴジラ松井のメジャーリーグ移籍」
日韓共催ワールドカップからもう3回もワールドカップが開催されたんですね。
ゴジラ松井ももうとっくに引退。
時が経つのは早いものです。
この頃はいまいち人気がなかった冬季オリンピックですが、女子フィギュアなどのおかげで今では結構盛り上がるようになったように思います。
第2回:文化
「田中耕一さんノーベル賞受賞」「カフェブーム」「『声に出して読みたい日本語』のヒット」
この年は小柴名誉教授と田中耕一さんのダブル受賞だったノーベル賞。
その後も日本人のノーベル賞受賞は続くことになります。
この辺の事情は伊東乾さんの「日本にノーベル賞が来る理由」が参考になります。
それはともかく「声に出して~」の一節は、藤井青銅さんが川村ひかるさんにラジオで怪しい小説を読ませたいだけだったのではないかと邪推してしまいました。
第3回:政治経済
「ワークシェアリング」「宗男と真紀子と清美」「飛行機の割引運賃」
相変わらず藤井さんは政治には辛口です。
なお、この年に北朝鮮から拉致被害者が帰国したとのこと。
さらに12年前には日朝国交正常化交渉が決裂していたとも言っており、この問題の解決の難しさが感じられます。
第4回:芸能関係
「ハリーポッター」「和泉元彌のダブルブッキング騒動」「大きなのっぽの古時計」
この記事を書いている2014年には、大阪のユニバーサルスタジオジャパンに「ハリーポッター」のアトラクションがオープンしました。
考えてみると息の長い人気です。
ちなみに2002年に結婚した宇多田ヒカルは、2007年には離婚。
そして本2014年に再婚しています。
第5回:社会的に話題になった出来事
「たまちゃん(あざらし)ブーム」「アニータ事件」
いたなあ、アニータ・アルバラードさん。
税金から貢がせた14億円はどこに消えたのでしょう。
ちなみにこの2002年のさらに12年前はベルリンの壁の崩壊直後。
一回りで随分と世界は変わったものです。
東地宏樹さんと川村ひかるさん
メインの出演者は、前年担当(馬)が声優の東地宏樹さん(スピリット・リング、文学少年と運命の書)、次年担当(ヒツジ)がグラビアアイドルの川村ひかるさんです。
川村ひかるさんの起用は意外に思えるかも知れませんが、この記事のとおり、青春アドベンチャーって意外とこういった柔らかな配役もするんですよね。
【年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズの一覧】
干支一巡を大きく上回る17年間も続いた、青春アドベンチャーの年末の風物詩「干支シリーズ」の一覧はこちらです。
【藤井青銅原作・脚本・脚色の他の作品】
青春アドベンチャーの長い歴史において、最も多くの脚本と最も多くの笑いを提供しているのが脚本家・藤井青銅さんです。
こちらに藤井青銅さん関連作の一覧を作成していますので、是非、ご覧ください。
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