格付:B

大いなる冒険 原作:ミッキー・スピレーン(アドベンチャーロード)

ある日突然、カリブ海から潮が引き、沿岸の海底があらわになった。 カリブ海は沈没船の宝庫、それはつまり海底に眠る財宝の宝庫でもある。 父ビンセントとともに財宝を探すために移住してきた少年ラリーにとっては千載一遇のチャンスの到来だ。 しかし、父は新しいサルベージ船を建造するためアメリカ本土で銀行と交渉しており不在。 でもこのチャンスは逃せない。 友人のジョシュとともに父子だけが知る秘密の沈没船ベル号を探しに干上がった海底を探検し始めたラリーだったが…
アドベンチャーロード

1986年のアドベンチャーロードの新作一覧

【アドベンチャーロード放送作品一覧】1986年の総括 1985年4月に、「FMアドベンチャー」から名称変更されるとともに10分番組から15分番組に生まれ変わったアドベンチャーロード。 その2年目であり、初めて年間通してアドベンチャーロードだ...
格付:A

ジグが来る 原作:キャンベル・アームストロング(アドベンチャーロード)

「ジグ?ジグが来るというのか!」 その言葉に4人の男たちは思わず顔を見合わせた。 元上院議員、合衆国ユニオンの指導者、大企業の経営者、大統領の弟の企業家。 4人はアイルランドを祖国とするアメリカ合衆国での成功者であった。 そしてアイルランド統一運動を陰から支える資金提供者でもある。 しかし、アイルランドは今回の資金強奪事件に4人のうちのひとり、あるいは複数の者が関与していると考えているようだ。 つまり、祖国は彼らの大義への志を信用していない。 確かに今回奪われた資金はIRA(アイルランド共和国軍)の1年分の活動資金にあたる。被害は甚大だ。 しかしよりにもよってジグを送り込んでくるとは。 ジグ、それはIRAが誇るテロリストの通称。 顔もわからない。本名も知らない。 狙った者は決して逃がさない。 そして狙った者以外は決して傷つけない。 ある意味、アーティストといってよい最強の殺し屋。
格付:A

夜に星を放つ 原作:窪美澄(青春アドベンチャー)

2022年上期の第167回直木賞を受賞した窪美澄さんの小説「夜に星を放つ」。 そのオーディオドラマ化作品が本作品です。 原作小説は相互にストーリー上の関連がない5篇の短編から構成されていますが、本作品はそのすべてを15分×2回ずつでドラマ化しています。 いずれも人との出会いや別れといった人間関係の移ろいを繊細に描いた作品群で、第1週目の最初の2話については少しの恋愛要素を織り込みつつ少しの痛みを伴う別れの物語になっていました。 本作品は当記事アップ時点で第3目の前半が終了したところ。 全体が終了した時点で記事を修正したいと思っています。
格付:B

対決ショート・ショート-赤川次郎VS横田順彌 (アドベンチャーロード)

本作品「対決ショート・ショート-赤川次郎VS横田順彌」は、赤川次郎さんと横田順彌さんの共著によるショートショート集「二人だけの協奏曲」を原作とするラジオドラマです。 原作小説でおふたりは15テーマで競作しているのですが、本ラジオドラマはそのうち「魔法使い」、「ギャンブラー」、「それからの桃太郎」「怪談」、「卒業」の5テーマの作品を取りあげています。
格付:A

嘘と餃子と設計図 作:今井雅子(FMシアター)

念願かなってハウスメーカーで設計の仕事に就いた私。 でも、うどんのトッピング感覚でプラン変更を要求してくる見込み客のわがままに振り回されて疲れ果ててしまった。 しかも、私の都合などお構いなしに電話を掛けてくる母親の相手で疲れは倍増。 なんでも疲れて弱気になった父が稼業の餃子屋をたたむと言っているとか。 もともと跡取り娘だった母にとって60そこそこで店を閉めるなんて想定外。お父さんを元気づけないといけないと偉い剣幕だ。 どうでもいいと思いつつ、跡継ぎ断った負い目のある私は仕方なく母の話に付き合っていたが、話しているうちに父を再起させるための、ある作戦に巻き込まれてしまった。
格付:B

愛する心に手錠して 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

ただいま~ すっかり遅くなっちゃった。 これでもし高志と一緒だったなんてことがお父様にばれたら、もう偉いことに! 「お嬢様、お電話です。お父様から。」 もしもし忍です。 なあにお父様?ディナーパーティー? 当然、総理大臣の娘として出席するんでしょう?ごめんなさい、ちょっとそれだけは… だった退屈なんだもん…!!! そうだ! お父様!行ってもいいわよそのパーティー。あたしもたまには親孝行しないとね!それじゃ! …そうだ出席する代わりにボディーガードに絶体、高志を。嫌とは言わせないから! お父様が高志との仲を認めてくれさえすれば…
格付:B

とんでもポリスは恋泥棒 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

そんな!ちょっと待ってよ、お父様! いくら総理大臣の娘といったって、徳川忍は現役の女子大生。 警察庁長官におだてられても県警本部長のふりなんてできません! まして52歳のキャリアウーマンに変装とか、汚職警官の摘発なんてできるわけない! …といったのに無理矢理、県警本部長役を引き受けさせられた初日。 いきなり大事件発生! ちょっとカッコイイと思っていた刑事さんが殺人犯にされてしまって、アリバイを証明できるのは私だけ。 でも私が県警本部長役をしているのは絶対に秘密。 どうしたらいいの~!
格付:A

ミシンの音色を、もう一度 作:清水有生(FMシアター)

唐津の不動産会社からかかってきた突然の電話は、父の死を伝えるとともに彼の店の片付けの依頼するものだった。 3歳の時に母と一緒に唐津を離れてから30歳の今まで父とは一度も会っていない。全く身内には思えない。 しかし、父に身寄りがないのであれば仕方がない。 幸か不幸か10年勤めたアパレルメーカーを丁度退職したところで時間もあった。 仕方なく赴いた唐津でみどりを待っていたのは、父の遺したミシンと遺品リメイクの仕事。 そして、思いがけない出会いと再会だった。
格付:B

深夜プラス1 原作:ギャビン・ライアル(青春アドベンチャー)

第二次世界大戦時の戦友メルランが持ちかけてきた“運び”の仕事。 ノルマンディーからリヒテンシュタインまで。期限は72時間。 依頼人であり輸送対象でもあるのはカスパル社の社長とその秘書だという。 レジスタンスの英雄と呼ばれた元イギリスの情報部員も今はしがない民間エージェント。 今の俺には似合いの仕事だ。 ただ、この仕事、本当に受けて大丈夫なのか。 メルランや依頼人、そして相棒となった元CIAのハーヴィーは信頼できるのか。 いや、一番信用できないのは自分自身だ。 大戦終結から16年。 あの銃声、あの死、あの悲惨、あの憎悪。 俺は今でもあの頃に囚われているのだから。
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