都立高校独立国 原作:首藤剛志(青春アドベンチャー)
生徒会長・関裕子を中心に生徒(主に女生徒)一丸となって、弱小野球部を奇跡の夏の甲子園大会初出場に導いた都立松涛高校。
しかし、部員の起こした“不祥事”を理由に、校長は出場辞退を決めてしまう。
この“不祥事”に裏があることを察知した生徒達は、証拠を集めて交渉を行うものの、大人達の決定は覆られなかった。
この理不尽な事態に怒りを抑えられない生徒達は、渋谷のホテル最上階のスイートルーム「パインウェーブ」の間に集結し、松涛高校を独立させることを決めた。
これが後の世に言う「パインウェーブの誓い」である。
この物語は、生徒会副会長としてこの騒動に巻き込まれた平凡な男子高校生・山本浩の目から見た独立闘争の顛末である。