Hirokazu

格付:AA

謀殺の弾丸特急 原作:山田正紀(アドベンチャーロード)

1987年2月、東南アジアの小国アンダカムの首都プノンダンを1本の列車が旅立つ。列車をひくのは“貴婦人”と呼ばれる汽車C57。二等客車がなく一等客車と5両の貨車だけの異様な編成のその列車は、プノンダンからタイへと向かう日本人の観光客向けの特別列車だった。この列車に乗り込むのは、ツアーコンダクター吉岡晶子のほか、6人のツアー客。恋人であるアンダカム陸軍のティヴ大佐との別れを予感していた晶子にとっては、今回は特別の気持ちで迎えた出国だった。しかし、列車が乗せていたものはこのツアー一行の7人だけではなかった。及川という名の現地ホテルに勤めていた日本人、そしてアンダカムの政権を揺るがす、ある重要物件が撮影されたフィルム...国家機密を巡る陰謀に巻き込まれた素人の日本人8人。国軍やゲリラを相手にした決死の逃避行が始まる。
オムニバス作品等の一覧

青春アドベンチャー・不思議屋シリーズの作品一覧

「不思議屋シリーズ」は、1999年から2007年までの間(2004年を除く)で年1作ずつ制作された、青春アドベンチャーのオリジナル短編ラジオドラマ集作品です。若手脚本家の登竜門2019年に放送された「今日は一日”ありがとうFM50三昧”~オ...
青春アドベンチャー

2006年の青春アドベンチャー一覧

【2006年放送の青春アドベンチャー総括】2015年4月7日に記事をアップした「不思議屋図書館」をもって、2006年の青春アドベンチャーで制作された新作のすべてをコンプリートできました。2006年に放送された作品は27作品、そのうち新作は1...
格付:B

不思議屋図書館 作:安形眞司ほか(青春アドベンチャー)

全部で8作品制作された「不思議屋シリーズ」。先日他界された名声優・永井一郎さんを案内役とするオリジナル短編集企画ですが、その第7作目として制作されたのが、本作品「不思議屋図書館」です。
格付:A

ベルリンの秋 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

チェコ事件の最中に最愛の女性カテリーナを失い、失意のうちにプラハを去ってから約4年が経過した1973年。日本の若き外交官・堀江亮介の新しい任地は、東ベルリンと決まった。命じられた仕事は、新たに設けられることになった、在東ドイツ日本大使館の開設準備。しかし東ベルリンで待っていたのは新しい仕事だけではなかった。カテリーナの娘シルビアもまた美しく成長して堀江を待っていたのだった。
格付:AA

プラハの春 原作:春江一也(青春アドベンチャー)

1967年、チェコスロバキア社会主義共和国。在チェコスロバキア日本大使館に勤務する27歳の若き外交官・堀江亮介は、休暇で赴いたウィーンからプラハに戻る途中の路上で、カテリーナとシルビアという東ドイツ人の母娘と出会う。折しも「プラハの春」と呼ばれることになる改革運動の最中にあったチェコスロバキアで、西側・東側という政治的立場を越えて、惹かれあっていく亮介とカテリーナ。しかしやがて、国内の改革派の勢いは急拡大し、東側諸国はチェコスロバキアの改革を危険視し始める。そして、歴史の歯車は、ふたりの運命をも巻き込んでいくのであった。後の世に「プラハの春」と呼ばれることになる民主化運動の隆盛と挫折を、若き外交官の愛と別離を交えて描く。
カフェテラスのふたり

「カフェテラスのふたり」の紹介作品一覧

「カフェテラスのふたり」は、1970年代から続いたNHK-FMの長寿ラジオドラマ番組「ふたりの部屋」を引き継いで放送された番組でした。本当に「ふたり」「ふたりの部屋」は「ふたり」という番組名でありながら、時にはたくさんの出演者を使って本格的...
格付:C

夜叉ヶ池で見つけた命 作:西脇良典(青春アドベンチャー)

クラスでも孤立気味で冴えない男子高校生タカシ。唯一の親友が意識不明で入院したことにショックを受けた彼は、親友が語っていた秘境「夜叉ヶ池」を訪ねることを決める。しかし、冬の夜叉ヶ池への道のりは、ひ弱なタカシが行くにはあまりに過酷なものだった。案の定、遭難しかけてしまったタケシの身体の中で、免疫機能の司令塔である「T細胞」が必死の活動を始める。
格付:B

今夜はバードいこう! 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

今年2004年も、銀河連邦は地球を監視してきた。一向に成熟する様子をみせない人類社会。この星の人々を銀河連邦に迎え入れることが出来るのは、まだ随分先のようだ。何はともあれ、そろそろ、昨年、申(サル)に変装していた監視員から、来年、酉(トリ)に変装する監視員への引き継ぎが行われる。今年、この星で何が起きたのか。彼らの会話を聞きながら振り返ってみよう。
格付:AA

カモメに飛ぶことを教えた猫 原作:ルイス・セプルベダ(青春アドベンチャー)

「これから私は卵を産みます。それをあなたは決して食べないで。そして雛が産まれるまで面倒を見て欲しいの。最後にその雛が大きくなったら、飛ぶことを教えて。」重油にまみれて死にかけたカモメの願いを聞いてしまったのは黒猫のゾルバ。ハンブルグの猫は決して約束を破らない。ゾルバと仲間たちの、困難な、でもとても幸福な日々が始まった。それは、港町・ハンブルグで起きた、4匹の猫、2羽のカモメ、そして1人の人間を巡る小さな奇跡の物語。
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