格付:A

格付:A

アキバの休日 作:藤井青銅(FMシアター)

今、日本でもっともクールな場所、それがアキバ。そのアキバを目指して一人のオタクがやってきた。彼の名はアーチボルト王子。歴とした某国の王太子だが、東洋の古い思想にもある“オタク”そして”萌え”を体現する男だ。「“萌え”とはそこにあってそこにないもの。本物のようで本物ではない。かといって偽物のようで偽物ではない。見る者と見られる者との間にほのかに生まれるもの。その一瞬を見事に捉え形にしたものに、私たち“オタク”は“萌え~”なのです」…って大丈夫か?
格付:A

AI(アイ)は故障中 作:桑原亮子(FMシアター)

廃墟になったかつての劇場で、老人はひとりのAIアンドロイドと出会う。「40年型AI」、アイドル型AIの傑作と言われたそれは、しかし今は動かない。彼女は死んでいるのか、生きているのか。それは「生きている」の定義による、「死んでいる」の定義による。彼女と老人と、そして若き日の老人。過去と現在を行き来する3人の対話が始まる。
格付:A

紺碧のアルカディア 作:並木陽(青春アドベンチャー)

西暦1201年、ヴェネツィア共和国元首エンリコ・ダンドロの孫娘フェリチータ・ダンドロが船長を務める武装商船ファルコドーロ号は、ヴェネツィアへの帰途、海賊に襲われる商船を救援、ひとりの貴人を保護する。彼女の名はテオドラ。斜陽の時を迎えつつある東の大国、千年の都コンスタンティノポリスに都をおく東ローマ帝国の皇女。それは終わりの始まり。理想と欲得、賞賛と罵声に包まれた「史上最悪の十字軍」に自分が加担していくことになることを、この時のフェリチータはまだ知らない。
格付:A

ウォッチャーズ 原作:D・R・クーンツ(青春アドベンチャー)

サンタ-ナ山脈のサンティアゴキャニオンでトラヴィスは一匹のゴールデン・レトリバーに出会った。アインシュタインと名付けられたその犬は、異常に勘が良い以外は人懐こい普通の犬で、妻を失ってやさぐれていたトラヴィスの心の傷を癒やしてくれたばかりか、新しいパートナー・ノーラとの出会いの機会まで作ってくれた。つまり、アインシュタインとの出会いはトラヴィスにとって、これ以上ない幸運のきっかけだったのだ。しかし、トラヴィスはそのときはまだ、その日同じサンティアゴキャニオンで彼の人生を変えるもう一つの出会いを果たしていたことには気がついていなかった。
格付:A

ベルリン1989 作:古川健(青春アドベンチャー)

「ベルリンの壁」が崩壊した直後の西ベルリンの医科大学。医学生のハインツは、指導教官のアルベルト・ギュンター教授から、ある奇妙な依頼を受ける。「東ベルリンにあるハンス・アイスラー音楽大学。その構内にある楡の木の根元に埋まっている私の忘れ物を取りに行って欲しい。」教授は東ドイツからの亡命者だが、壁が崩壊した今となっては東ベルリンに自ら足を運ぶこともできるはず。一体、なぜ自分などに依頼するのだろう…あまり気が進まないながらも音楽大学へと出向いたハインツは、そこで憂愁を帯びた表情でピアノを弾くひとりの音大生に出会う。彼女が弾いていたのは東ドイツ-ドイツ民主主義人民共和国-の国歌だった。
格付:A

三銃士 原作:アレクサンドル・デュマ(青春アドベンチャー

頑固で、短期で、無鉄砲。ガスコン(ガスコーニュ出身者)はいつだって一直線だ。時は13世紀、ガスコーニュ出身の青年ダルタニャンもまた、紹介状1枚だけを握りしめ、同郷の出世頭・銃士隊のトレヴィルを訪ねてパリに上京してきた。目指すは国王陛下の銃士隊に入っての立身出世!でもなぜか到着早々、よりにもよってその銃士隊の名物三銃士アトス、ポルトス、アラミスと決闘することになってしまった。でもダルタニャンはへこたれない。ガスコンは一直線なのだ。
格付:A

盟友 原作:村田喜代子(アドベンチャーロード)

「喫煙常習犯」と「スカートめくり犯」に課せられた懲罰は、お決まりの便所掃除。くすんだ高校生活が一層くすんでしまった。でもピカピカになった便器は予想以上に美しく清々しい。そう、やっている内に気が付いてしまったのだ「便所の哲学」に。そうだ、どうせなら起こしてみよう、学校に「便所革命」を。
格付:A

夢みるゴシック それは常世のレクイエム 原作:木原敏江(青春アドベンチャー)

19世紀初頭のイギリスはロンドン。レミントン家のポーリーンは孤児院育ちのお転婆令嬢。そんなポーリーンを、当代きっての色男バイロン卿はブンブンうるさい「クマンバチ」と揶揄しながらも目が離せない。ある日、ポーリーンにアルパグレンモアの領主、エドレッド・リッズデイルなる男性が近づいてきた。生気のない黒い瞳と蝋人形に見える青白い美貌、そして赤すぎる唇。折しも世間では体中の血を抜かれる奇怪な殺人が起きているというが…まさか吸血鬼?今は中世ではない。バイロン卿の好むゴシックロマン小説ではあるまいし、蒸気機関車が走ろうというこの時代にそんなことがありえるのだろうか。
格付:A

高天原探題 原作:三島浩司(青春アドベンチャー)

僕はあの時、清美を救わなければ良かったのだろうか。7年前、京都・桂川の河辺に、どこからともなく降り注いだ大量の土砂。確かにあの時を境に世界は変わってしまった。異能者「玄主」(ゲンシュ)と、人知を超えた弁別不能体「不忍」(シノバズ)により再起不能にされた多くの人々。しかし、目の前で生き埋めになった少女を救わないなんて選択肢があったとは思えない。たまたまその最初の出現場所に僕が居合わせたからといって、今日の事態に僕が責任をとらないといけないとも思えない。そう、責任ではない。責任をとるために僕は「不可識存在問題対処専門委員会」(俗称「高天原探題」)に入ったわけではない。僕は単に再会したかったのだ。あの少女に。
格付:A

タイムライダーズ 紀元前6500万年からの逆襲 原作:アレックス・スカロウ(青春アドベンチャー)

フォスターが去り、マディをリーダーとして新たなスタートを切った新生タイムライダーズ。まず最初にやらなければいけないことは、前の任務で失われた支援ロボット“ボブ”のボディの再生だったが、突然未来から新たな時間犯罪者の発生を知らせるメッセージが入ったことにより状況は一変。発信元も定かではない怪しいメッセージだが、その時間犯罪の重大さに、チームはボブの体を速成して緊急対応することを決断。犯罪現場が2015年という「近場」であることもあり、拙速を厭わずチームの実行係リアムと新ロボット・ベックスをタイムトラベルさせるのだが…そこで待っていたのは思いもかけないトラブル。そして思いもかけない「長旅」だった。
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