格付:A

格付:A

00-03 都より愛をこめて 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

21世紀に入り加速した人と金の一極集中、そしてその対極にある地方の破綻。 両方を同時に解決するため、国会で遷都法案が通った。 ただし、新首都は今後の国民投票によって決まるとされた。 これを受け、日本の新首都をわが故郷に呼び寄せるため、日本全国の秘密結社が蠢動を始める。 NATTO(North Akagi,Tsukuba,Tochigi Organization=ナットー)、DAGAYA(DaiNagoya,Gifu Atarashii Yume Association=ダガヤ)、そしてGATTEN(General Adviser of TokyoTo-yo Eien-Nare=ガッテン)。 日本の将来を掛けた暗闘が始まった。
格付:A

銀河鉄道999 原作:松本零士(ふたりの部屋)

機械の体をタダで貰えるという星に向かうため銀河鉄道に乗った少年・星野鉄郎。 死別した母に瓜二つの美女メーテルとともに旅を続ける少年は、停車する星々で出会いと別れを繰り返す。 様々な人生の断面を垣間見、価値感に触れ、少年は人生の哀歓を知り、そして考える。 今、万感の思いを込めて、汽車が行く…
格付:A

阪堺電車177号の追憶 原作:山本巧次(青春アドベンチャー)

大阪市南部と堺市を結ぶ阪堺電気鉄道、通称「阪堺電車」は大阪唯一の路面電車、いわゆる「チン電」や。 その中でも、わし117号は最も古い車両。 毎日線路の上を走り続けて87年、ベテラン中のベテランや。 そやけど、そのわしにもついにお迎えがきたんや。 けど不思議と残念な気はおこらんな。 今まで乗せてきたお客さんは何百万人、いやそれ以上や。 そう思たら誇らしいわ。ありがたいこっちゃ。 そやけど、これまでいろんな時代に、いろんなことが起きたわな…
格付:A

ラバウルの秘宝 原作:中津文彦(アドベンチャーロード)

新進気鋭の推理作家、中小路信(なかこうじ・しん)は山岳部でザイルパートナーだった吉竹治男から、戦前、ラバウルで財を成した日系人が隠した財宝の謎解きを依頼される。 吉竹がニューギニアに左遷され腐っていることを知っていた中小路は、前向きな活動をはじめた吉竹の姿が嬉しく、いちもにもなく応諾。 山岳部の後輩、伊勢崎がツアコンを務める5泊6日のラバウルツアーに参加し、ラバウルを訪れるのだが… そこで待っていたのが、財宝探しだけではなく、ある殺人事件だった。
格付:A

イレーナの帰還 原作:マリア・V・スナイダー(青春アドベンチャー)

最高司令官を陰謀から救った功労者でありながら、イレーナはイクシアを追放され故郷シティアにいた。 陰謀を暴く過程で、イクシアでは禁止されている魔術を使える身であることがわかったためだ。 物心がつく前に誘拐されたイレーナにとってシティアは特に親しみがある地ではなく、そんなイレーナの心情を察したのか故郷の人々もどこかイレーナに余所余所しい。 しかし、イレーナはこのまま腐っているわけにはいかない。 強大な魔力をコントロールする術を会得できなければ待っているのは身の破滅だ。 そして、魔力をコントロールすることができるようになれば、いつか信頼すべき仲間、愛すべき恋人がいるイクシアに帰ることができるかも知れない。
格付:A

男と女の殺人百科 原作:都筑道夫(ふたりの部屋)

本作品「男と女の殺人百科」は、1981年にNHK-FMの「ふたりの部屋」で放送されたラジオドラマで、推理作家・SF作家の都筑道夫さんのショートショート小説を原作としている、ようなのですが… うまく原作小説が見つかりません。 作品中で明確に「原作」と言っているので、オリジナル脚本ではないと思います。 いくつかの単行本に収録されているショートショートを集めたものなのかも知れません。
格付:A

笑う世紀末探偵 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

私の名前はゴドウ・ツトム、私立探偵だ。 私は、小学生の時に聞いた「ノストラダムスの大予言」に衝撃を受け、以後、悩んだとき迷ったとき、人生の指針をこの大予言に頼って生きてきた。 そして、世界滅亡の兆しを見つけるために、世紀末に関わる事件だけを扱う探偵になったのだ。 世の中で起きる大事件はすべてノストラダムスの大予言で説明することができる。 今日もポケット版「ノストラダムスの大予言」を懐に難事件に挑む。 私の名前はゴドウ・ツトム、人呼んで「世紀末探偵」。
格付:A

ひとめあなたに… 原作:新井素子(ふたりの部屋)

昨夜は飲みすぎた。記憶は曖昧。 それは飲みすぎるよ、カレに「自分は癌だ、だからほっておいて欲しい」なんて言われたら。 ショックのあまり何も言えなくても、男友達と一晩飲み明かすことになっても仕方ないじゃない。 それにしても度が過ぎたかも。 記憶がないどころか、ありえないニュースまで記憶している。 「地球に隕石が衝突するので人類の絶滅まであと1週間」とか、随分とひどい妄想だ。 …あれ?朝のニュースでも同じことを言っている? まさか、まさか、本当なの? でも、もし本当ならこんなところでグズグズしてはいられない。 こんな別れが最後になるなんて絶対イヤ。 せめてひとめ会ってもう一度だけでも話がしたい。 行こう、カレが住んでいる鎌倉まで。
格付:A

アキバの休日 作:藤井青銅(FMシアター)

今、日本でもっともクールな場所、それがアキバ。 そのアキバを目指して一人のオタクがやってきた。 彼の名はアーチボルト王子。 歴とした某国の王太子だが、東洋の古い思想にもある“オタク”そして”萌え”を体現する男だ。 「“萌え”とはそこにあってそこにないもの。本物のようで本物ではない。かといって偽物のようで偽物ではない。見る者と見られる者との間にほのかに生まれるもの。その一瞬を見事に捉え形にしたものに、私たち“オタク”は“萌え~”なのです」…って大丈夫か?
格付:A

AI(アイ)は故障中 作:桑原亮子(FMシアター)

廃墟になったかつての劇場で、老人はひとりのAIアンドロイドと出会う。 「40年型AI」、アイドル型AIの傑作と言われたそれは、しかし今は動かない。 彼女は死んでいるのか、生きているのか。 それは「生きている」の定義による、「死んでいる」の定義による。 彼女と老人と、そして若き日の老人。 過去と現在を行き来する3人の対話が始まる。
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