格付:AA

格付:AA

土方さん、さようなら 作:神宿つばき(FMシアター)

まともな仕事がない。労働条件も悪い。税金が高い割に公務員の給料も低い。行政サービスも悪いからみんな街を出て行きどんどん人口は減るばかり。市民満足度最悪レベルの街、それがこの函館市。そんな函館に起死回生の観光資源が現れた。150年前、戊辰戦争・箱館五稜郭の戦いで戦死した、あの新選組「鬼の副長」土方歳三、幕末きってのイケメン剣士が幽霊として蘇ったのだ。市役所観光課の女性職員・三原は市長の特命を受け、土方に箱館の客寄せパンダになってもらうべく交渉を始める。確かに函館は土方終焉の地だが、ふるさとの東京や新選組のいた京都に奪われる可能性もあるのだ。しかし土方にだって土方なりの目的もある。何とか幽霊・土方と街の妥協点を見出す方法を考えなくてはいけない。
格付:AA

背中あわせのハート・ブレイク 原作:小林信彦(サウンド夢工房)

終戦から4年、カルチャーギャップに戸惑っている大人たちを尻目に、俺は文京区の高台にある高校でどっぷりアメリカに浸る青春を謳歌していた。同級生の3分の2は東大を受験する学校で、俺は早々に東大受験を放棄。将来は趣味に生きることを決めていた。クラブ活動は映画研究会。とりあえずの目標は校庭に部室をつくっちまうことだ。
格付:AA

ウブヒメ 作:今城文恵(青春アドベンチャー)

お江戸・浅草の裏長屋に住む5人の男女が、竹藪のあばら家に集まっていた。浪人の天野新右衛門、猿回しの音兵衛役、町奴(侠客)の権太、そしてやたらと目力のある武女(むめ)という少女。彼らが目論むのは権力者、柳沢出羽守保明の屋敷の焼き討ち。罪のない町人たちが磔や追放の憂き目にあう徳川綱吉の世を一刻も早く終焉させるのだ。由井正雪すらなし得なかった大事を目論む彼らにはある切り札があった。それこそが武女の持つ“産火(ウブヒ)”の力。正しい人間である自分が、悪いものを灰にするための力。私が火をつけてやる。
格付:AA

十二人の手紙 原作:井上ひさし(ふたりの部屋)

本作品「十二人の手紙」は井上ひさしさんの同名のオムニバス小説を原作とするラジオドラマです。大衆小説、SFからファンタジーそして戯曲まで井上ひさしさんといえば戦後日本を代表する作家、脚本家のおひとり。直木賞(大衆小説)、日本SF大賞(SF小説)、岸田國士戯曲賞(戯曲)をすべて受賞しているのって井上ひさしさんくらいではないでしょうか。
格付:AA

ほぞ 作:水城孝敬(FMシアター)

「ほぞ」とは、家具の板と板をつなぐときに作る突起のこと。「ほぞ」と「ほぞ穴」を上手く作ることができれば釘を使うよりも丈夫な家具が作れる。夫の基一(きいち)は腕のいい指物師で、職人らしく人間関係に不器用なところもあったけど、ほぞをつくる名人としてお得意さまからの信頼が厚かった。そんな夫がある時から納期を忘れるようになった。それだけではなくお得意さまの顔も。指物の作り方も。そして妻である私の顔や名前さえも。落ち込む夫は、指物が作れなければ自分はただの用なしだ、という。でも私は知っている。彼は少なくとも私にとって用なしではないことを。
格付:AA

拝啓 名探偵殿 パート2 原作:藤原宰太郎(ふたりの部屋)

本作品「拝啓 名探偵殿 パート2」は、1980年4月に「ふたりの部屋」で放送された作品で、推理研究家・作家の藤原宰太郎さんの「拝啓名探偵殿-掌編推理小説10分間ミステリー」をラジオドラマ化した作品です。1979年10月に第1弾が放送されており、本作品はその第2弾にあたります。
格付:AA

ノストラダムスと冷静な航海士たち 作:ナカガワマサヒロ(A.S.)(FMシアター)

6年前に始まった世界恐慌は思わぬ影響をもたらした。経済が混乱し、不要不急とされた世界中の天文台が閉鎖された結果、地球に衝突する彗星「アンゴルモア」の接近を見過ごしてしまったのだ。早めに気が付けば全人類が力をあわせて何らかの対処ができたかもしれなかったが、すでに手遅れ。何もできないうちに時間は経過し、あと2日で地球が終わる日を迎えてしまった。世界中が大混乱に陥る中、警視庁公安総務課の久地(くじ)は旧知の官房長官より極秘任務を受ける。アンゴルモア対策室から盗まれた機密文書を取り返せというのだ。この文書にはわれわれの子や孫の未来がかかっているという。しかし、あと2日で終わる世界にどのような未来があるというのだろうか。
格付:AA

負け犬たちのミッドナイト・バス 原案:サレンダー橋本、脚本:蔭岡翔(青春アドベンチャー)

2年前のあの日、結局、一花を引き止めることはできなかった。そりゃそうだ、シンガーソングライター志望と言ったって所詮はプー太郎。それどころか母親が死んでからは単なる引きこもり。結婚して大阪に行く幼なじみを引き止めるようなめんどうくさいことができるはずない。でも、今、電話口で一花は泣いている。「私、もう無理かも」やっぱ、めんどくせえ。でも今度こそ何かしないといけないねえんじゃないか。居ても立ってもいられなくなった俺は大阪行きの夜行バスに飛び乗った。しかしこの深夜バス、何だか妙な雰囲気だ。乗客がやけに少ないし、運転手の顔は…ねずみ?!その運転手、もとい「運転チュ」が話し始めた。「たった一度の人生をしくじったお客様。もう取り返しのつかないお客様。恥に恥を重ねて、重ねた恥にまた恥を重ねて月まで届きそうなお客様。ルーザーラット高速バス、ギフトオブクリスマス、あっと驚くミッドナイトドリーミング号、出発します!」
格付:AA

レヴォリューションNo.3 原作:金城一紀(青春アドベンチャー)

高校1年の生物の授業だった。ドクター・モローこと、生物教師の米倉が放った一言が僕たちの脳天を直撃した。「君たち世界を変えてみたくはないか」「世界」を「変える」? 一体なにを言っているんだ?それは変えたいさ。でも誰もが認めるオチコボレ男子校、地域住民は脳みその腐った死に損ないという意味で「ゾンビ」と呼ぶわれわれがどうすれば世界を変えられるというんだ。言っておくが僕たちは頭が悪いから、ちゃんと説明してもらわないとわからないぞ。「要は勉強のできる遺伝子を獲得すればいいんだよ」それってつまり…早い話がナンパか!よし、都内屈指のお嬢様学校・聖和女学院の学園祭に潜入だ。
格付:AA

鬼煙管 羽州ぼろ鳶組 原作:今村翔吾(青春アドベンチャー)

火喰鳥、西へ!未だ小規模ながら、その懸命さと命を救う情熱を江戸の民から認められた「ぼろ鳶組」と松永源吾。しかし、請われて赴いた京の都で源吾を待っていたのは、前例のない怪事件、気心の通じない相棒、遅々として進まない探索、そして京雀たちの冷たい視線だった。頼もしい部下を江戸に残し翼をもがれたも同然の「火喰鳥」。しかし命をあきらめることはできない。だから彼は叫ぶ。「火消は人の命を見捨てねえ。最後の最後まで諦めはしねえ!」
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