格付:B

格付:B

気分はだぼだぼソース-日本の異様な結婚式について 原作:椎名誠(ふたりの部屋)

昭和の時代、エッセイスト・小説家として著名だった椎名誠さんのエッセイを原作とする作品で、「ふたりの部屋」では「さらば国分寺書店のオババ、かつをぶしの時代なのだ」に次ぐ第2弾になります。

姉妹作品

主演が伊武雅刀さんで、これに佐々木允さんともう一人女優さんの加わり3人で多数の役の演じ分けるスタイルは「さらば国分寺書店のオババ~」と同じ。放送された時期も近く、実質的にセットの作品と言ってもよいと思います。
格付:B

摩耶ぎつね 作:山本昌子(FMシアター)

狐族の姫君“摩耶ぎつね”は、人間の娘に化けることを願った。行者堂に狐の嫁入り行列の屏風絵を描いた絵師に近づき、敵討ちをするためだ。絵に描かれていた狐は、行方不明の母狐そっくりだった。あの絵師は母狐を捕まえてモデルにしたに違いない。そしてその後、母狐は…しかし、狐の巫女が摩耶ぎつねに出した人間に化けるための条件は、冬が来る半年後までに敵討ちを果たすこと。それができなければ命が終わる。母狐の仇を討てるなら構わないと条件を飲んだ摩耶ぎつねだったが。
格付:B

かおる、ストーリーボックス 作:美野洋平ほか(青春アドベンチャー)

全5話で構成されるオリジナル脚本のオムニバスオーディオドラマ。2019年「夜のストーリーボックス」、2020年の「ストーリーボックス ザ・トーキョー」に続くストーリーボックスシリーズの第3弾として2022年5月に放送された作品がこの「かおる、ストーリーボックス」です。この作品から公式ホームページでもストーリーボックスシリーズという言葉が使われるようになりました。
格付:B

ニューネッシー殺人事件 原作:嵯峨島昭(アドベンチャーロード)

1977年4月、日本の漁船がニュージーランド沖合で引き揚げた謎の生物の死体は「ニューネッシー」と呼ばれた。その姿が太古に滅んだ首長竜あるいはその子孫と噂されるネス湖の怪獣に酷似していたからだ。しかし、時ならぬニューネッシーブームは数日で収束。ニューネッシーはウバザメの死体が腐乱したものとされてしまった。わずか数日で、だ。「わが社の総力を挙げて世紀のスクープに体当たりだ!」と息巻いていた出版社もすぐに別の事件を追い出した。日本のマスコミのムード一辺倒の報道姿勢はけしからん。ひとりだけでもニューネッシーを追い続けてやると息巻いたルポライターの本間だが、彼の前に予想もしなかった出来事が次々と起こり始めた。
格付:B

オールに願いを 作:荒井修子(FMシアター)

切っ掛けは高校2年になったばかりの春、母の再婚相手・雄吾から届けるように頼まれた一篇の紙片だった。届け先は柿木漁港のペーロンチームの事務所。そこでペーロンのメンバーになることを頼まれた若葉は断れずに引き受けてしまう。何をやっても変わらない。変わらないから何もしない。そんな逃げと諦めに慣れていた若葉を変える出来事の、それが始まりだった。
格付:B

カナコと加奈子のやり直し 原作:額賀澪(青春アドベンチャー)

高校三年の1月、教師を目指していた俺は教室のベランダで目の前を真っ逆さまに女子生徒が落ちていくのを見た。あれから10年、俺は母校で教鞭をとっている。だが、あの頃の情熱はいつしかなくなっていた。「教師に言って欲しいこと、して欲しいこと」を上手に演じているだけ。虚無。それが今の俺だ。しかし、ある日、俺はあの時死んだ女子生徒 -石井加奈子- の伝説を知る。石井加奈子は幽霊となって夜、校舎を徘徊しているというのだ。そしてその出会いは突然訪れた。「ぱんぱかぱーん!おめでとうございます。菅野先生はめでたくイシイカナコの『人生やり直し事業』の対象者に選ばれましたぁ!」
格付:B

鷗外 青春診療録控 千住に吹く風 原作:山崎光夫(青春アドベンチャー)

小説・詩・戯曲など自ら文学史に残る多くの著作を残した一方、積極的に啓蒙活動を行い多くの後進を見出した日本近代文学の祖のひとり。あるいは陸軍の軍医として主要なポストを歴任し、最後には軍医総監(中将相当)にまで昇りつめた謹厳な軍官僚。しかし、その男、森鷗外にも青春時代はあった。小説「舞姫」へと昇華されたドイツ留学中の出来事?いやいや鷗外は留学前に“若先生”として父の医院を手伝っていた時代があるのだ。この物語は、まだ何者でもなかった若き“森林太郎”の町医者としての日々の記録である。
格付:B

ワンさんは働き者 作:三井隆(FMシアター)

名古屋でラーメン屋を営む初老の夫婦の元に、日本語の怪しいアルバイト希望の若者が転がり込んできた。少しでも赤字を減らしたい妻の提案で受け入れることを決めた店主だが、彼のやることはどこかおかしい。夜中に“太陽系音頭”を大声で歌うわ、大量の放射性廃棄物を一般ゴミに出すわ。耐えきれなくなった店主は、どこから来たのか彼に問いただすが帰ってきたのは奇妙な音ばかり。その若者“ワンさん”曰く「私の故郷の名前、地球上で発音すると超音波になってしまう」。そう彼は宇宙人だったのだ。
格付:B

今年の梅は 作:伊佐治弥生(FMシアター)

世の中には“便利屋”という仕事に不信感を持つ人間もいる。確かに家庭内の仕事を手伝うという性格上、その家庭のナイーブな側面に触れざるを得ない面はある。ましてお客が老人の場合、なぜ他人である便利屋に頼むのか、老人の弱みに付け込んで金をとっているのではないかと、依頼人の家族に思われることもある。しかし、それにしても突然現れた倫子さんの大学生だという孫の言い方は失礼過ぎる。これまで倫子さんとは適当な距離を保ち楽しくやってきたのだ。それに私にだって事情はある。女ひとりで便利屋を切り盛りすることはそんなに楽なことではないのだ。
格付:B

これは、私の落とし噺 作:本田誠人(FMシアター)

「母さん落語する。やってもいい?」母が突然、落語家になりたいと言い出した。若かりしあのころの夢にもう一度挑戦したいというのはわかる。若いころオードリー・ヘップバーンに憧れていたのもわかる。でも、なぜ落語?恥ずかしい、絶対やめて欲しい…って言いたかったけど。いつからだろう、相手の顔色を窺って感情を表に出さなくなったのは。目立つな、騒ぐな、叩かれるな。それが私の絶対条件、3箇条。
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