職業

格付:A

ロンリー・ランナー 原作:喜多嶋隆(青春アドベンチャー)

俺の名前は流葉爽太郎(ながれば・そうたろう)。 六本木にある広告代理店S&WでCFディレクターをやっている。 S&Wで、といっても、俺の率いる流葉チームはS&Wの正式な組織ではなく、所属する我々も正社員契約も保証もなしの使い捨ての身分だ。 その代わりギャラは通常の2倍もらう。 このヤクザなチームに所属するのは、俺、ボクサー崩れの流葉のほか、かつてカンヌ国際広告映画祭のグランプリを取った敏腕プロデューサーながら酒と賭博には目がない熊沢、そして暴走族上がりで俺に喧嘩でコテンパンにやられてからS&Wの門を叩いたアシスタントのリョウ。 やはりヤクザな面々だ。 今回、この特攻チームに新しい仕事が舞い込んできた。 それは長距離走用のスポーツシューズのTVCM。 俺は偶然に出会った”裸足のシンデレラ”に的を絞って出演交渉を始めたのだが…
格付:AA

CF愚連隊 原作:喜多嶋隆(アドベンチャーロード)

私の名前は氷山(ひやま)。 外資系広告代理店・S&Wの制作部長だ。 わが社が日本に上陸してから10年。 がむしゃらにやってきたお陰で、60近いクライアントからの信頼を得て、会社は十分に軌道に乗っている…ように見える。 しかし、会社の発展とともにスタッフの年齢も上がった。 そして、わが社はこの2年間、新規のクライアントを1社も取れていない。 このままでは困る。 今、わが社に必要なのは「無茶、怖いもの知らず、でたらめ、損得勘定一切なし」、そんなヤクザなスタッフなのではないのか。 さて、今日、面接する流葉爽太郎(ながれば・そうたろう)とはどんな男だろうか。 履歴書によれば、USC(南カリフォルニア大学)の映画学科を中退し、アメリカの広告代理店で働いていた、とある。 わが社が望むような人材だと良いのだが。
格付:A

プリンセス・トヨトミ 原作:万城目学(青春アドベンチャー)

「その日」から10日前。 会計検査院の検査官である、松平・旭・鳥居の3人が東京から大阪へ向かった。 目的はいわずとしれた会計検査。 検査は何事もなく進むと思われたが、「社団法人OJO」なる団体に実地検査に向かった旭と鳥居が、実地検査をドタキャンされるという全体未聞の事態が起こる。 この団体、大阪府を経由して毎年5億円もの補助金が流れている。 このままでは済まされない。 自ら現地に赴く松平。 すると松平の前に、地下に建設された国会議事堂そっくりの建物と「大阪国・総理大臣」を名乗る謎の人物が現れる。 国費の不正使用を暴こうとする会計検査院と、400年間守ってきた秘密を守ろうとする大阪国の10日間の戦いが始まる。
格付:B

海に降る 原作:朱野帰子(青春アドベンチャー)

天谷深雪は有人潜水調査船〈しんかい6500〉の女性初のパイロット候補生。 JAMSTEC(海洋研究開発機構)の有人探査部に所属し、かつてしんかい6500の開発に携わりながら深雪を捨ててアメリカへ渡った父への思いを引きずりながらパイロットを目指している。 高峰浩二はJAMSTECの広報部に中途採用された男性。 正体不明の深海生物「白い糸」の発見に生涯をささげた父の夢を継ぐために畑違いのJAMSTECに転職してきた。 二人はそれぞれの夢をかけ深海へ向かう。
格付:B

神去なあなあ日常 原作:三浦しをん(青春アドベンチャー)

横浜に住む平野勇気は、高校卒業を間近に控えているが特にやりたいこともなく、卒業後の進路も未定の状態。 そんな勇気を見かねた担任は、彼を三重県の山奥の神去(かむさり)村の林業会社に強引に送り込んでしまう。 横浜とはあまりに違う生活環境、きつい山仕事。 脱走しようにもあまりに山奥過ぎてその手段すらない。 嫌々、山仕事を続ける勇気だが、周囲の皆の山仕事に対する熱意を感じ、神去村の「なあなあ」な生活に慣れ、村の美人と少しだけお近づきになるにつれ、少しずつ村の暮らしに馴染んでいく…
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