多ジャンル(競作)

格付:C

神南の母(ママ)の備忘録(メモワール) 作:阿部美佳ほか(青春アドベンチャー)

4人の脚本家による脚本を木村明広さんが演出する、オリジナルラジオドラマの作品です。ストーリーは、「神南の母(ママ)」と呼ばれる占い師が出会う、4人の客に関する物語です。構成は、毎回、最初に「神南の母」が登場し、「神南の母」に対して客が話をするか、あるいは過去に「神南の母」が客と話したことを語る形式になっています。そのため、「神南の母」は毎回、登場こそするものの、立ち位置はあくまで狂言回しであり、基本的にはストーリーには絡んできません。他の青春アドベンチャーの作品だと「なぞタクシーにのって...」や「僕たちはもう帰りたい」と同じ形式の作品です。
格付:B

不思議屋薬品店 作:北阪昌人ほか(青春アドベンチャー)

新進気鋭の脚本家10人が、オリジナルラジオドラマを競作する「不思議屋」シリーズ8作品中の1作です。本ブログでは「不思議屋」シリーズの作品は、「不思議屋料理店」(2007年)に続き2作品目の紹介です。
格付:B

家電の極意 作:添谷泰一ほか(青春アドベンチャー)

10人の作家がひとつのテーマのもとオリジナルの脚本を競作する、青春アドベンチャーではお馴染みの短編企画。このような企画の代表は「不思議屋シリーズ」や「ライフシリーズ」ですが、その他にも、同様の構成の単発企画が放送されることもありました。既に紹介した作品としては、「動物」をテーマにした「新・動物園物語」、「夢」をテーマにした「五つの夢」がこれに該当します。本作品のお題は「家電」です。
格付:C

五つの夢 作:前原研一(青春アドベンチャー)

5人の作家が「夢」というひとつテーマのもと、1話完結のオリジナルドラマを競作した作品です。青春アドベンチャーの短編作品では良くある構成ですが、通常、脚本家がバラバラでも演出家はひとりの方が担当することが多いのに対して、本作品は各話毎に演出家さんも異なるというのは特徴的です(第1話と第3話のみ同一の演出家が担当)。
格付:C

ボディ・ライフ 作:樋口ミユ他(青春アドベンチャー)

2003年から続く青春アドベンチャーの短編競作作品のシリーズである「ライフシリーズ」の1作です。全10話がそれぞれ違う脚本家による一話完結のオリジナル短編作品で構成されています。本作は「ボディ・ライフ」の名のとおり、全ての話に、お尻や目、お腹など体のパーツが一つずつモチーフとして設定されています。各話の間に内容の関連性は全くありません。例によってこのモチーフが強調されている作品とそうでもない作品があり、全体としての統一感はイマイチです。
格付:C

新・動物園物語 作:伊佐治弥生ほか(青春アドベンチャー)

5人の脚本家の競作によるオリジナルの短編6作品から構成されるオムニバスシリーズです。基本的に15分×2回の構成で、伊佐治弥生さんが担当された第1話と最終話のみが1回完結の形式になっています。本作は、全ての話が動物(必ずしも「動物園」ではない)に関連する作品ですが、各話の間に内容の関連性は全くありません。
格付:B

カラー・ライフ 作:吉田小夏ほか(青春アドベンチャー)

2003年から続く青春アドベンチャーの短編競作作品のシリーズである「ライフシリーズ」の1作です。全10話がそれぞれ違う脚本家による一話完結のオリジナル短編作品で構成されています。なお、主演の内田健介さんのブログによれば、本作品「カラー・ライフ」は5作品続いたライフシリーズの最終作品だったようです。
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