ザ・マンボスパイズ 作:マキノノゾミ(青春アドベンチャー)
大ヒット間違いなしとレコード会社に自分の曲を売り込みに行ったジロウ、サブ、ゲンの“マンボボーイズ”の3人。
しかし、レコードデビューはけんもほろろに断られた。
マンボは時代遅れなのか。
いや間違っているのはレコード会社の方だ。世間の方だ。
荒れる3人だが、自宅に戻り、届いていた小包を開けたときに状況は一変する。
実はジロウは3年前まで外務省の秘密諜報員だったのだ。
そして、人手不足の外務省は、ジロウとその仲間に、中南米サンチョ王国のお姫様を救出する密命を授けるという。
ジロウ以外の2名には何の受ける義理もない依頼。
しかし、報酬を聞いたとき、ふたりもこの提案に飛びつくことを決めた。
外務省の二階堂課長はいう「報酬は君たちのレコードデビューだ!」