1993年の青春アドベンチャー一覧

青春アドベンチャー

【1993年放送の青春アドベンチャー総括】

本ブログでは、各年ごとの初出作品で、紹介可能な(=音源を持っている)作品全てを紹介し終えた段階で、各年ごとの一覧記事を作成しています。
1993年についても、2017年6月27日にアップした「ザ・マンボスパイズ」の記事をもって、再放送を除く全作品を紹介することができた段階でこの一覧の記事を公開しました。
分量は全26作品で、このうち新作は全19作品(179回)であり、やや多めと言ったところでしょうか。

放送日 作品名 格付*
1 1/4~1/15 (10回) おしまいの日 A
2 1/18~1/29 (10回) 五番目のサリー AA
2/1~2/12 (10回) マドモアゼル・モーツァルト(再) 1992
3 2/15~2/26 (10回) オズ B
3/1~3/5 (5回) ブラックホール(再) 1992
3/8~3/19 (10回) あたしの嫌いな私の声(再) 1992
3/22~4/2 (10回) 超能力はワインの香り(再) 1992
4 4/5~4/16 (10回) 夢の木 A-
5 4/19~4/30 (10回) 猫のゆりかご C+
6 5/10~5/21 (10回) 春休み少年探偵団 B+
7 5/24~6/4 (10回) テレヴィジョン・シティ C+
8 6/7~6/11 (5回) ハリーとアキラ AA
9 6/14~7/2 (15回) ジュラシック・パーク AAA-
10 7/5~7/16 (10回) ふたり AAA
11 7/19~7/30 (10回) スフィア AAA-
8/2~8/13 (10回) おしまいの日(再) 1993
12 8/16~9/3 (15回) ブルボンの封印 AA-
13 9/6~9/17 (10回) くたばれ!ビジネスボーグ A-
14 9/20~10/1 (10回) 武蔵野蹴球団 C+
15 10/4~10/8 (5回) ザ・マンボスパイズ B-
10/11~10/29 (15回) わたしは真悟(再) 1991
16 11/1~11/5 (4回) 草上仁のミラクルワールド B+
17 11/8~11/19 (10回) 都立高校独立国 A
11/22~12/3 (10回) 谷山浩子の”悲しみの時計少女”(再) 1992
18 12/6~12/17 (10回) サンタクロースが歌ってくれた A+
19 12/20~12/24 (5回) 我輩は犬である B

* 数字は再放送作品の初回放送年

平均格付けは意外と高くない

今回紹介する「1993年」は、番組名が「サウンド夢工房」から「青春アドベンチャー」に変わって2年目の年。
青春アドベンチャー最初の黄金期でどの作品も傑作ばかりだと思っていたのですが、改めて一覧にしてみると、各作品の「格付け」はバラバラです。
格付け“A”を3点とした場合の平均的な評点も、2.89と特別に高くはなく、少し意外な感を受けました。

個性の強い作品たち

ただ、6月から9月にかけての「ハリーとアキラ」、「ジュラシック・パーク」、「ふたり」、「スフィア」、「ブルボンの封印」の5連続はやはり圧巻です。
ここだけみればやはり「黄金期」と言っても過言ではないでしょう。
その割に平均評価が上がらなかったのは、“C+”と低格付けの作品が3作品もあることが主な原因です。
ただ、その中でも「猫のゆりかご」のように実験的で訳が分からないため“C+”にしているような作品は、むしろその意気込みを買いたい面もあったりします。
この評価はあくまで私個人の感想。
評価が極端に分かれていることは、平均的な作品が多い年よりも、「あるリスナーにとって最高の作品が多かった」のだと考えて良いのかも知れません。

マイクル・クライトンブーム

その他のトピックを挙げるとすれば、マイクル・クライトンの作品がなぜか2作品(「ジュラシック・パーク」、「スフィア」)も採用されています。
2作品のインターバルは1カ月程度なので敢えて並べたようにも見えますが、演出家は別ですので、単なる偶然かも知れません。
「ジュラシック・パーク」は映画の公開とほぼ同時期に放送した点でも随分挑戦的でした。
また、青春アドベンチャーの「年末の風物詩」として、これ以降、長年に亘って親しまれることになる「年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズ」が始まったのもこの年です。
第1弾は「我輩は犬である」でした。


■年ごと作品一覧へのリンク
番組ごとの各年作品一覧へのリンクは以下のとおりです。


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