Hirokazu

折々の記録

2013年の当ブログを振り返って

皆さまご無沙汰しております。 久しぶりの雑談記事です。 2013年のラジオドラマ紹介も12月29日の「レインツリーの国」をもって終了しましたので、この記事では気楽にこの1年を振り返ってみたいと思います。 基本は週3更新 まずこのブログの更新...
格付:AA

レインツリーの国 原作:有川浩(FMシアター)

「レインツリーの国」 インターネットで書評を書いている個人サイトの名前だ。 伸之がこのサイトを見つけたのは、学生の頃に読んだ忘れがたい小説「フェアリーゲーム」の名前で検索をしていた時だった。 そこには「フェアリーゲーム」の衝撃的な結末について、サイト主である「ひとみ」による思いのこもった感想が書かれていた。 懐かしい小説の思い出を共有しているという感動から、伸之はひとみあてにメールを書き、やがてそれはメールの交換へとつながっていく。 そして、ひとみへの思いが高じた伸之は、彼女に直接会うことを提案するが、彼女にはある秘密があるのだった。
格付:C

路地裏のエイリアン 作:北野勇作(青春アドベンチャー)

「実は私、この世界の人間じゃないの」 人気ない路地裏の喫茶店で、臨時の店番をしている彼女はそう言った。 聞けば、この世界には、この喫茶店のような異星人の基地が密かに点在しているという。 何気ない日常のすぐ隣に、奇妙な世界が口を開けて待ち構えていたわけだ。 そして秘密を知ってしまった僕は、エイリアンを巡る騒動に巻き込まれて、喫茶店で、パチンコ屋で、次々と奇妙な体験をすることになる。
格付:C

日常生活の冒険 作:北野勇作(青春アドベンチャー)

小説家・北野勇作さんのオリジナル脚本の短編集です。 大江健三郎さんに同名の「日常生活の冒険」という小説があるようですが、本作品とは関係ないようです。 北野さんの作品としては、1994年に自身の小説を原作とする「昔、火星のあった場所」が青春アドベンチャー化されています(脚色は北野さんご自身)。 その後、オリジナル脚本の短編集である本作品「日常生活の冒険」を経て、1998年にはオリジナル脚本の長編である「路地裏のエイリアン」が制作されています。
青春アドベンチャー

2013年の青春アドベンチャー一覧

【2013年放送の青春アドベンチャー総括】 2013年の青春アドベンチャーは、12月20日の「クリスマス・キャロル」最終回をもって、すべての放送が終了しました。 12月21日には「クリスマス・キャロル」の記事のアップし、2013年初放送の全...
格付:B

5つの贈りもの 原作:パール・バック、作:井出真理(青春アドベンチャー)

クリスマスを巡る5つの短編で構成されたオムニバス作品で、2005年のクリスマス前の時期に放送されました。 ちなみに、クリスマス前の時期といえば、2013年と2020年に「クリスマス・キャロル」を、1993年と2010年には「サンタクロースが歌ってくれた」(再放送)を、2017年と2019年には「クリスマスの幽霊」を、2009年には本作品「5つの贈りもの」(再放送)を12月に放送しており、かなり意識して放送スケジュールを組んでいるようです。
格付:B

クリスマス・キャロル 原作:チャールズ・ディケンズ(青春アドベンチャー)

1843年のクリスマスの前日、強欲で孤独な商人スクルージが自宅に帰ると、7年前に死んだ共同経営者マーレーの幽霊が姿を見せる。 鎖を巻き付けられたマーレーの幽霊は、スクルージも鎖で縛られているといい、さらに、今夜、スクルージのもとに3人の精霊が訪れるというのだが。
格付:A

ハッピーバースデー 原作:青木和雄・吉岡多美(青春アドベンチャー)

出来の良い兄・直人ばかりを可愛がる母と、母の愛情を一心に求め続ける娘・あすか。 しかし、あすかは11歳の誕生日に決定的な一言を聞いてしまう。 「あんな子、産まなきゃ良かった。」 ショックで失語症になったあすかは、心配した直人の強い勧めにより、宇都宮に住んでいる祖父母のもとで暮らすことになる。 11歳の誕生日に始まり、12歳の誕生日に終わる、あすかの1年間の成長の物語。
ゆるゆるつながり

日本ファンタジーノベル大賞受賞作つながり

【特集:青アド・ポーカー⑤】日本ファンタジーノベル大賞(大賞・優秀賞)受賞作つながり   このコーナーは、このブログで紹介したラジオドラマの間に、ゆるやかなつながりを見つけた際に、それをポーカーの役ができるのになぞらえて紹介しようという趣旨...
格付:C

昔、火星のあった場所 原作:北野勇作(青春アドベンチャー) 

強引な方法で火星を地球化する計画は、火星の分解・消失という悲惨な結末を迎えてしまった。 そして、火星のあった場所に今あるのは、地球とも火星ともつかない不思議な空間。 しかもその空間は地続きで地球ともつながっているという。 こんな世界で、「ぼく」は、火星を開発することを目的とする“HCO”(Human Corporation=人類共同体)に入社する。 そして、ドロップアウトした社員が変化するという「鬼」や、火星開発のために作られた人工生命体である「タヌキ」、そして時間の流れが周囲と異なるという遺跡「カチカチ山」などの不可思議なものに出会う。 この怪しく幻想的な世界に、どのような意味が、どのような謎が、あるというのだろう。
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