格付:AA

格付:AA

妖異金瓶梅 原作:山田風太郎(青春アドベンチャー)

中国・明の時代。山東省の豪商・西門慶(さいもん・けい)の屋敷には、8人の妻と多くの使用人がいた。しかし、金と欲にまみれた西門慶のこと。妻といっても、金と権力にものを言わせて奪い取った美女達であり、屋敷内はミエや欲望や嫉妬が渦巻く、苦しみの世界であった。特に、第5夫人である潘金蓮(はん・きんれん)は、絶世の美女であり、風にも耐えない風情でありながら、実は自らの欲望のためには何事も躊躇しない女であった。このような環境で事件が起こらない方がおかしい。主人公の応伯爵(おう・はくしゃく)は放蕩が過ぎて一代で身を持ち崩した末に、幇間として、西門慶に養われている男である。その立場から事件に無関係でいられない応伯爵は、不承不承、様々な事件の真相を探り始めるのだが…
格付:AA

あでやかな落日 原作:逢坂剛(青春アドベンチャー)

「なんでも屋」現代調査研究所を主宰する中年男・岡坂は、ある日、ふとしたきっかけで無名の天才ギターリスト・香華(こうげ)ハルナを知る。その直後、大手広告代理店・セントラル広告の佐竹部長から、大手電機メーカー「アウロラ電機」が新製品のキャンペーンガールを捜していることを聞いた岡坂は、ハルナをそのキャンペーンガールに推薦する。アウロラ電機の担当者・岸岡美帆子も乗り気で、順調に進むかと思えたその矢先、極秘であるはずの新製品のキャンペーン情報が業界紙にすっぱ抜かれる。情報漏洩の疑いを掛けられた岡坂は、事の真相を調べるために動き始めるが…
格付:AA

おいしいコーヒーのいれ方Ⅲ~彼女の朝~ 原作:村山由佳(青春アドベンチャー)

ショーリとかれんが付き合うようになって初めての夏。しかし、かれんの母親の一時帰国やショーリの陸上部の合宿などのために、ふたりはすれ違いが続きデートもままならない。ようやく出かけることができた鴨川への日帰り旅行。しかし、帰りの電車が不通になってしまい、ふたりは旅行先で一泊することを決める。果たして二人に運命の時は訪れるのか。
格付:AA

CF愚連隊 原作:喜多嶋隆(アドベンチャーロード)

私の名前は氷山(ひやま)。外資系広告代理店・S&Wの制作部長だ。わが社が日本に上陸してから10年。がむしゃらにやってきたお陰で、60近いクライアントからの信頼を得て、会社は十分に軌道に乗っている…ように見える。しかし、会社の発展とともにスタッフの年齢も上がった。そして、わが社はこの2年間、新規のクライアントを1社も取れていない。このままでは困る。今、わが社に必要なのは「無茶、怖いもの知らず、でたらめ、損得勘定一切なし」、そんなヤクザなスタッフなのではないのか。さて、今日、面接する流葉爽太郎(ながれば・そうたろう)とはどんな男だろうか。履歴書によれば、USC(南カリフォルニア大学)の映画学科を中退し、アメリカの広告代理店で働いていた、とある。わが社が望むような人材だと良いのだが。
格付:AA

金春屋ゴメス 原作:西條奈加(青春アドベンチャー)

21世紀初頭、北関東に金持ちが道楽でつくった老人タウン。それが全ての始まりだった。江戸時代を模したその街はロハスな風潮を受けて急速に人気が高まり、21世紀中頃には人口700万人を要する独立国「江戸国」として日本から独立を果たしてしまった。人々が江戸時代と同じ文化・風俗で暮らす江戸国はまた、江戸時代と同様に鎖国を続けている国でもあった。そのため、隣国日本からでさえも、江戸国へ入国するのは容易なことではない。しかし、日本の大学生・辰次郎(しんじろう)は1回の申請であっさりと入国を許可される。辰次郎の入国の目的は、余命幾ばくもない父の代わりに父の思い出の地に行くこと。辰次郎の父は以前、江戸国に住んでいたことがあるのだ。しかし江戸国に入国した辰次郎は自分自身も江戸国の生まれであることを知る。実は辰次郎には小学校入学以前の記憶が全くないのだ。辰次郎にはなぜ記憶がないのか...そもそもなぜこんなに容易に江戸国に入国できたのか...辰次郎の江戸入りには辰次郎自身も知らない真の目的があったのだ。
格付:AA

幽霊海戦 原作:田中光二(アドベンチャーロード)

トラック環礁でダイビングショップを営む日系人アキラ・セリザワはある日、驚くべき発見をする。近くの海に沈没していた旧日本海軍の潜水艦を発見したのだ。第ニ次大戦中の沈没艦船は全て登録されているはずであり、未発見の沈没潜水艦を見つけられれば大スクープだ。しかし、テレビクルーとともに再度その地点に潜ったアキラはそこから潜水艦がなくなっていることを知り再び驚く。そして海上に戻ったアキラ達を襲う、突然の嵐と不審な霧。漂流を始めたアキラ達の前に、やがてディーゼルエンジンの音とともに第ニ次大戦中に撃沈されたはずの旧日本海軍の潜水艦イ20が姿を現した…
格付:AA

Meg 原作:スティーヴ・オルテン(青春アドベンチャー)

ジョナス・テイラーは三流大学に勤める古生物学者である。6年前までは実力ナンバーワンの深海潜行艇操縦士として名を馳せていたが、ある事故がきっかけで名声を失い、今は酒浸りの日々。大学の公開講座で、暇をもてあました老人相手に10万年前に絶滅した古代鮫「カルカロドン・メガロドン」の講義を淡々とこなしているが、その日はいつもと少し違った。場違いに若く美しい東洋系の女性が熱意もあらわに彼の講義を聴いていたのだ。その女性テリー・タナカと彼女の祖父マサオ・タナカと出会ったジョナスは、自らのカムバックを賭けて再び深海潜行艇の操縦桿を握ることになる。そしてそれは6年前に彼を今の境遇に追い込んだカルカロドン・メガロドン=Meg(メグ)との戦いの始まりでもあった。
格付:AA

エデン2185 原作:竹宮恵子(青春アドベンチャー)

宇宙船「エデン2185」は西暦2085年に地球を出航した宇宙移民船である。100年をかけて外宇宙を航海し、その名のとおり2185年に惑星エデンに到着する計画であった。惑星エデンに到着するまでには何世代も必要となるため、当初の乗客・乗員は惑星エデンにたどり着くことはできず、実際に到着するのは彼らの子孫になる。そのため、航海の間、エデン2185年の船内では地球からは全く独立した社会が営まれる。エデン2185に乗り組む人たちは、この後戻りのできない航海に参加することを望んだ後腐れのない人ばかりであり、若干18歳でパイロット候補生として乗り組んだシド・ヨーハンもその一人であった。しかし、出航の5年後である2090年には早くもエデン2185の乗客・乗員達の意識と、彼らの社会は微妙な変化を見せ始める。果たしてエデン2185は無事に惑星エデンに到着することができるのか。この物語はエデン2185の航海に人生を捧げたシド・ヨーハンの信念と苦悩の記録である。
格付:AA

夏の魔術 原作:田中芳樹(青春アドベンチャー)

夏休み。自由にできる3週間の時間と20万円のお金だけを持って、大学生・耕平は気ままな一人旅に出た。そして辿り着いた地方の無人駅で、12歳の家出少女・来夢(らいむ)と出会う。次の列車を待ちわびる耕平と来夢だが、ようやく目の前に現れた列車は、観光地でもない地方の無人駅に停車するとは到底思えない蒸気機関車だった。耕平、来夢を始めとする合計8人の待合客は、不審に思いつつ、他に移動の手段がないためやむを得ずその列車に乗車する。しかし、列車はいつしかどことも知れない漆黒の暗闇に突入し、不思議なトンネルを通りつつ、無停車で、しかも、あり得ないほど真っ直ぐにばく進を続ける。また、来夢も夢にうなされたかのような奇妙な言動を始める。理解不能な事態に恐慌に囚われる乗客達。しかし、これは一行を待ち受ける恐怖の始まりに過ぎなかった。
格付:AA

泥の子と狭い家の物語~魔女と私の七〇日間戦争~ 作:オカモト國ヒコ(青春アドベンチャー)

スカイツリーを見上げる下町。建物の隙間としか思えない狭い狭い路地を通らないと辿り着けない、小さな家に高校生の少女・小豆(あずき)は住んでいる。家族は両親と小豆、そして寝たきりのおばあちゃんの4人。ところが、ある頃から母の言動が少しずつおかしくなり始める。しかし、この狭い家が大嫌いで両親にも不満だらけだった小豆はそのことを深くは考えない。考えたくもなかった。ところが、母親の言動がエスカレートを始め、母親の信頼を得た謎の占い師・加々美(かがみ)が小豆の家に住み着くに至り、小豆も事態の異常さに気がつき始める。そして、つぎつぎと狭い家に移住してくる加々美の「家族」たち。少しずつ起こり始める異常な現象。崩壊していく小豆の家族。失われた家族の絆を取り戻すために小豆は行動を始めるが…
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