格付:B

格付:B

邪鬼が来る 原作:谷登志雄(青春アドベンチャー)

今から1000年ほど昔の長徳三年。 伊勢国・鈴鹿山中で、僧侶・三条院初法(さんじょういん・もとのり)らの手によって、疫病をまき散らす醜悪な化け物「邪鬼」(じゃく)が宇宙へと放逐された。 しかし、1000年を経て邪鬼は再び地球へ舞い戻り、初法の生まれ変わりである潮見浄(しおみ・きよし)の身体に宿った。 そして無邪気な赤ん坊に見えた邪鬼は、浄の邪念を吸い上げて成長を始める。 そして、現代の科学では太刀打ちできない悪性の疫病EVIを発生させ始めたのだった。
格付:B

女たちは泥棒 原作:半村良(FMアドベンチャー)

フランス料理店「リトリート」に集う4人の男女。 「リトリート」と貴金属商のオーナーを兼ねる初老の紳士・堂島。 およそソムリエとは思えない巨漢の偉丈夫・渋田。 女性を虜にせずにはいられないハンサムの谷本。 そして谷本を師匠と慕う美女・加奈子。 彼らには人に知られていけない裏の顔があった。 そう、彼らは日本でも指折りの泥棒。 まさにプロフェッショナルと呼ぶにふさわしい現代の盗賊なのだ。
格付:B

不思議屋図書館 作:安形眞司ほか(青春アドベンチャー)

全部で8作品制作された「不思議屋シリーズ」。 先日他界された名声優・永井一郎さんを案内役とするオリジナル短編集企画ですが、その第7作目として制作されたのが、本作品「不思議屋図書館」です。
格付:B

今夜はバードいこう! 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

今年2004年も、銀河連邦は地球を監視してきた。 一向に成熟する様子をみせない人類社会。 この星の人々を銀河連邦に迎え入れることが出来るのは、まだ随分先のようだ。 何はともあれ、そろそろ、昨年、申(サル)に変装していた監視員から、来年、酉(トリ)に変装する監視員への引き継ぎが行われる。 今年、この星で何が起きたのか。 彼らの会話を聞きながら振り返ってみよう。
格付:B

ニコルの塔 原作:小森香折(青春アドベンチャー)

「すべてを受け入れよ。疑問を抱くのをやめよ。考えることより従うことが、私たちの勤め…」 少女ニコルは、毎日、寄宿舎から自転車に乗って塔へと向かう。 塔で「地球のマント」に刺繍するため。 ただ黙って、指定図どおりの図柄を刺繍するため。 しかし、何かが起こり始める。 刺繍の図柄の猫が語り掛けてくる。 今まで見えなかった景色が見えてくる。 不思議な男の子が現れる。 そして何かを知っていたと思われる友人が行方不明に。 ここはどこ?私は本当は誰なの?
格付:B

サハラの涙 原作:山崎晴哉(アドベンチャーロード)

百合子は、自称「正義はわからないけど愛なら一杯ある」女子高生。 両親が早くに他界したため、遠縁の坂本悠馬(さかもと・ゆうま)の家に住んでいる。 悠馬は百合子のあこがれの人であるが、実は今売り題し中の世界的な大泥棒であった。 ある日、悠馬が親友・大地有太郎からの依頼で、東ヨーロッパ・ロジアーノのスパイ・ジェイコブスキーの付け髭を盗んだことから事件は始まる。 その付け髭には「サハラの涙」と呼ばれる秘宝の在処が秘められていたのだ。 事件に巻き込まれ誘拐されてしまう百合子。 彼女を追って、悠馬と仲間達はアフリカのアルーラ王国に向かうが、そこでは思いもよらない大冒険が待っていたのだ。
格付:B

ニコイナ食堂 作:樋口ミユ(青春アドベンチャー)

親の都合で、大阪に住む祖母のもとに預けられた少女・イイナ。 いかし彼女は、キツくあたってくる祖母にも、大阪のノリを強制してくるクラスメートにも馴染めず、食事すら満足に取れないほど精神的に追い詰められてしまう。 そして祖母に反発して、夜の街に飛び出したイイナは、いつしか自分が昭和27年の大阪にいることに気が付く。 終戦直後の貧しい日本で途方に暮れたイイナは、戦争孤児のニコに出合い、ニコの部屋に居候をさせてもらう。 不満を押し隠しながら必死に生きてきた少女イイナは、自称「屈強で、不屈で、希望しか考えへん」少女ニコと出会い、ともに行動するのだが。
格付:B

白狐魔記 洛中の火 原作:斉藤洋(青春アドベンチャー)

人間に興味を持ち、仙人のもとで修行をするうちに、様々な力を持つに至った狐、白狐魔丸(しらこま・まる)。 思いもよらない力を発揮して元の大軍を覆滅してしまい、大きな後悔を胸に眠りについた彼が、次に目を覚さましたのは51年後だった。 京の都で聞いたところによると、天皇の反乱という前代未聞の事態こそ幕府によって鎮圧されたものの、天皇のシンパである楠木正成なる人物が、圧倒的な数を誇る幕府軍を繰り返し撃退しているという。 再び戦乱の世が近づいているのだろうか。 人間はお互いに争うことをやめられないのだろうか。
格付:B

ドラマ古事記~愛憎篇 作:市川森一(特集オーディオドラマ)

勅命を受け、語り部の稗田阿礼(ひえだ・の・あれ)の語る古事を木簡に書き留め続ける太安万侶(おお・の・やすまろ)。 それは勅命を受けたかけがえのない仕事であると同時に、太安万侶にとっては極上のエンターテイメントでもあった。 阿礼の語る物語はいよいよ仁徳天皇の御代に入り、偉大でありながら人間臭くもある天皇(スメラミコト)たちの愛憎劇が演じられる。 それに一喜一憂する安万侶だが、国家の形を作るための堂々たる国史を望む右大臣・藤原不比等との意識のずれは広がるばかりだった。 権力者・不比等に疎まれてしまった安万侶と古事記の運命や如何に。
格付:B

予言村の転校生 原作:堀川アサコ(青春アドベンチャー)

湯木奈央(ゆぎ・なお)は、市役所に勤める気の弱い父を持つ普通の女子中学生だ。 ある日、父が隣村の村長選挙に立候補するために市役所を退職してしまった。 立候補する理由を父は「決まっていたことだから」という。 そう、父が村長選に立候補する「こよみ村」は、「予言歴」(よげんれき)なる予言の書どおりに全ての事柄を進めることを旨とする不思議な村だったのだ。 父親の村長就任とともに、こよむ村の中学校に転校することになった奈央には、不思議な出来事が待っているのだった。
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