格付:B ドールズ~闇から来た少女 原作;高橋克彦(アドベンチャーロード)
盛岡市で喫茶店「ドールズ」を経営する結城恒一郎は、小学生の娘・怜(れい)が交通事故にあったと聞き、慌てて病院に駆け付けた。幸いにも、怜は骨折だけで命に別条はなかったが、どことなく様子がおかしい。言葉を一切話さないし、食べ物の好みも急に変わったようだ。詳しく検査したところ、心臓の肥大、重度の動脈硬化といった老人化とも思える症状もあることがわかってきた。更に調べると、怜の様子がおかしくなったのは実は事故よりも前、仙台に在住する人形作家・小夜島香雪(さよじま・かゆき)を訪問してからだったことがわかってくる。一体、怜の身に何が起きているのであろうか。