格付:B

格付:B

黒蜥蜴 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

名探偵・明智小五郎のもとに、またしても新たな依頼が舞い込んできた。 大阪の宝石商・岩瀬氏から、上京した際の娘・早苗のボディーガードを依頼されたのだ。 聞けば、岩瀬氏の元には早苗の誘拐予告が頻々と届いているという。 誘拐予告の信憑性も分からない中、明智は依頼を受けることを躊躇するが、最終的には岩瀬氏の熱意に答えてボディーガードを引き受けることを決める。 しかし、この誘拐劇は暗黒街の女王と呼ばれる女盗賊・黒蜥蜴の仕組んだものであり、明智は自らの探偵生命を掛けて、女傑・黒蜥蜴と対決することになるのであった。
格付:B

タイムスリップ源平合戦 原案:鯨統一郎、脚本:山本雄史(青春アドベンチャー)

「タイムスリップ明治維新」の事件で幕末にタイムスリップし、やっとの思いで現代へと帰ってきた女子高生・麓(ふもと)うらら。 年齢・体型も元の女子高生に戻って再び高校生活を謳歌していたが、デートで訪れた鎌倉の由比ヶ浜で携帯カラオケを熱唱しているときに再び過去へとタイムスリップしてしまう。 今回、目覚めた時代は平安末期、源平争乱の時代。 今度もやはり何者かの手によって歴史が改変されており、源義経が挙兵していないなど微妙におかしい歴史になっている。 うららは、今回も出会った25世紀人の剣崎薔薇之介(けんざき・ばらのすけ)や時間捜査官の石松とともに、歴史を正しい道に戻して、元の時代に帰るための奮闘を始めるのだが…
格付:B

なくしたものたちの国 原作:角田光代(青春アドベンチャー)

成子は8歳まで、身の回りの様々なモノ -生き物だけでなく生き物でないものも- と話すことができた。 この物語は、そんな成子が人生の折々にであう不思議な話。 人は成長していく過程で、様々なものをなくしていく。 でもそれは本当はなくしたのではなく、なくしたものたちの国に移動しただけなのだ…
格付:B

家電の極意 作:添谷泰一ほか(青春アドベンチャー)

10人の作家がひとつのテーマのもとオリジナルの脚本を競作する、青春アドベンチャーではお馴染みの短編企画。 このような企画の代表は「不思議屋シリーズ」や「ライフシリーズ」ですが、その他にも、同様の構成の単発企画が放送されることもありました。 既に紹介した作品としては、「動物」をテーマにした「新・動物園物語」、「夢」をテーマにした「五つの夢」がこれに該当します。 本作品のお題は「家電」です。
格付:B

少年H 原作:妹尾河童(青春アドベンチャー)

昭和12年。 神戸の街で仕立屋をしている妹尾家の男の子・肇(はじめ)は、背中に大きく“H”と編み込まれたセーターを着ていたことから、“H”というあだ名で呼ばれている少年である。 Hこと肇は、体が小さく兵隊に取られずに済んだ父親と、信心深いクリスチャンの母親、そして妹との4人で平穏に暮らしていたが、周囲は徐々に戦時色が強くなり、思想統制や赤紙による招集の影がちらついてきた。 もともと外国人が多く、どこの国の人とも分け隔てなく接してきた神戸も、徐々に雰囲気が変わりつつある。 そんな時期であっても、少年Hの周囲には変わった大人達が一杯で、世界には新しい発見が満ちている。 戦時中の日本、“銃後”の日常生活を、逞しく過ごす少年の物語。
格付:B

星の感触 原作:薄井ゆうじ(青春アドベンチャー)

テープ起こしを職業とする良治は、自分が録音テープから起こした台本を届けに行った際に、身長2m67㎝の俳優、猫田研一と出会う。 それまでの人生も性格も職業もそして身長も、すべてが違う二人だが、不思議と気が合い、良治は研一の求めに応じて、研一の人生を記録する係となることを決める。 その後、研一は定期的に不思議な長期睡眠に入ることを繰り返し、その度に一段と身長が伸び続ける。 世間からどんどん逸脱した存在になっていく研一。 彼の生き方は、良治をはじめ、研一の恋人・妹といった周囲の人々の生き方を大きく変えていくことになる。
格付:B

世界の終わりの魔法使い 原作:西島大介(青春アドベンチャー)

とある惑星の、とある時代。 世界を滅ぼそうとした最強・最悪の魔法使い・魔王を封じた城のすぐそばにある村でのお話。 魔王が封印されているためか、村の人々は空を飛ぶ程度の魔法なら皆、使うことができる。 しかし、その反面、魔王を封じた科学文明は衰退してしまっていた。 ムギはその村に暮らす少年だが、なぜか彼一人だけは魔法を使うことができない。 しかし彼はそれを悲しむことはせず、魔法による安易な解決を拒否して、一人で自らの力、科学文明で空を飛ぼうと試みている。 その日も自分が作った機械で空を飛ぼうと試みたのだが、魔王の城の近くで墜落してしまった。 これが少年ムギと魔法使いの少女アンとの出会いであった。
格付:B

王の眠る丘 原作:牧野修(青春アドベンチャー)

黄武神皇が強大な権力で支配する霊ノ国(ひのくに)。 その国では馬奴(ばど)という二本足の獣が移動手段として用いられている。 戌児(いぬこ)は馬奴を操るのが巧みな少年。 しかし、黄武神皇帝の部下で警察長官の襤褸(らんる)が、戌児の住む「灰かぶりのまち」を襲ったことにより彼の人生は一変してしまう。 育った町を破壊され、育ての親をも殺された戌児。 襤褸への復讐を誓うも、復讐を恐れる襤褸は首都である天府に籠もってしまった。 天府に入るチャンスは、一大イベントである大陸横断の「大耐久馬奴走」(だいたいきゅうばどそう)に参加し、これを完走するしかない。 戌児は大耐久馬奴走に参加し、国一番の馬奴の乗り手・蒼馬天将(そうまてんしょう)と競い、大自然の猛威を受けつつも、ゴールの天府を目指して疾走する。 そしてその過程で、戌児の抱える「三つ戌の児(みついぬのこ)」という運命の謎が明らかになっていく。
格付:B

砂漠の歌姫 原作:村山早紀(青春アドベンチャー)

砂漠の街・エスタの音楽堂で音楽を習う少女ユンは、他の生徒達がうらやむほどの歌の才能の持ち主。 しかし、ただ一人の肉親である母を砂漠を放浪中に失い、歌の才能を見込んだ金貸しに育てられたユンにとって、歌は生きていくための手段に過ぎなかった。 ある日、ユンは砂漠で倒れている銀髪の少女リーヤを助ける。 視覚と記憶を失っていたリーヤだが、ユンの美しい歌声に慰められる。 そして、ユンもリーヤにより人のために歌うことの尊さを知る。 少しずつ親しくなっていくふたり。 しかし、ある日、リーヤを狙う蛇遣いの男達があらわれ、ふたりと周りの人たちは、伝説の「魔法水晶」を巡る争いに巻き込まれていくのだった。
格付:B

オペレーション太陽(ソル) 原作:小池潤(青春アドベンチャー)

飛行船・太陽号。 全長250m、太陽光により動力を得て地磁気を利用して推進するその巨大飛行船は、大勢の見物人に見守られて、世界平和をアピールする世界一周旅行に旅立った。 ふとした偶然から太陽号に乗りあわせた少年・時夫は、乗組員の一員としてフライトに同行することとなる。 しかし太陽号のフライトには「オペレーション・ソル」と呼ばれている真の計画が隠されていた。 「オペレーション・ソル」を実施しようとする飛行船の人々とそれを力尽くでも阻止しようとする人々の戦いが始まった。
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