格付:C

格付:C

二分割幽霊綺譚 原作:新井素子(ふたりの部屋)

斎藤礼子(のりこ)21歳。第13あかねマンションの2階に住むどこにでもいる美大生…ではない。実は礼子は中学2年生の時に仮性半陰陽であることがわかるまでは礼朗(のりあき)という男性として生きていたという特殊な経歴の持ち主だ。今でも肉体的には女だが精神的には男のままだ。そして、彼女の住んでいる第13あかねマンションも普通のマンションではない。なぜか良く人が消えるし、部屋のドアを開けたら新宿駅のプラットホームだったこともあった。そんなある日のこと。いつものとおり第13あかねマンション2階の自分の部屋で目が覚めた礼子は、窓のすぐ外まで土が盛り上がっているのに気がつく。また、何か妙なことが始まったらしい…
格付:C

小惑星美術館 原作:寮美千子(青春アドベンチャー)

ユーリは天文台に勤める父を持つ12歳の少年。母は既に他界しており、父も天体観測のためには家に帰らないこともしばしば。でも、自分のことのようにユーリのことを心配してくれる友人もおり、あまり寂しい思いはしていなかった。ある日のこと。その日、ユーリは遠足に出かける予定であったが、校舎前にある通称「銀河盤」という黒曜石のオブジェに触れた途端、気を失ってしまう。目覚めたユーリがいたのはもとの世界とよく似ていながらどこか違う「れんがの月」と呼ばれる世界だった。「れんがの月」でも12歳の子供達は今日、遠足に行くことになっているという。遠足で火星と木星の間にあるという「小惑星美術館」にいくことはこの世界では大切な儀式であるというのだ…
格付:C

完璧な涙 原作:神林長平(青春アドベンチャー)

遙かな未来。300年の空白期間を経て昔の記録が失われてしまった世界。感情を持たない少年ヒロミは、兄に誘われて赴いた遺跡で、発掘された謎の自動戦車から攻撃を受ける。「旅族」の娘マキとともに、どこまでも追いかけてくる戦車から逃げるヒロミ。ヒロミとマキの終わりのない逃避行は、やがて感情と時間を巡る不思議な冒険へとつながっていく。
格付:C

永遠の森・博物館惑星 原作:菅浩江(青春アドベンチャー)

地球の軌道上にある、表面積がオーストラリア大陸ほどの博物館惑星。それはあらゆる美を集めたいという人類の飽くなき欲求の象徴であり、学芸員達が日夜、様々な美術品の収集・分析に勤しんでいた。博物館惑星の統括部門に勤める学芸員である田代孝弘は、ある時、ふたつの大きなショックを受ける。ひとつは、孝弘が仕事で使うデータベースにばかり入り浸っていることに怒った妻の美和子が地球へと去ってしまったこと。もうひとつは小惑星イダルゴに、前代未聞の大発見-異星人がつくったものかも知れない千数百枚の美しい正五角形のタイル-があったこと。このふたつの出来事は、孝弘の人生に大きな影響を与える、ある事件の始まりであった。
格付:C

ごくらくちんみ 第2期 原作:杉浦日向子(青春アドベンチャー)

漫画家で江戸風俗研究家であった杉浦日向子さんの小説が原作のラジオドラマで、1話完結・全5回の短編集です。本作には2009年に放送された同じタイトルの作品(ごくらくちんみ)があります。
格付:C

不思議屋料理店 作:中村比香ほか(青春アドベンチャー)

1999年から続く青春アドベンチャーの短編競作作品のシリーズである「不思議屋シリーズ」の1作です。青春アドベンチャーでは、全5作が制作されているライフシリーズ(カラー・ライフなど)と並ぶ代表的なオムニバスシリーズです。本作は全話がレストランに関わる話です。全てのレストランにおいて永井一郎さんが店主を演じてはいるものの、各話のレストランは全く別のもので、各話間の関連性も全くありません。
格付:C

新・動物園物語 作:伊佐治弥生ほか(青春アドベンチャー)

5人の脚本家の競作によるオリジナルの短編6作品から構成されるオムニバスシリーズです。基本的に15分×2回の構成で、伊佐治弥生さんが担当された第1話と最終話のみが1回完結の形式になっています。本作は、全ての話が動物(必ずしも「動物園」ではない)に関連する作品ですが、各話の間に内容の関連性は全くありません。
格付:C

やけっぱちのマリア 原作:手塚治虫(青春アドベンチャー)

中学生1年生の「焼野矢八」(やけのやはち=通称「やけっぱち」)は授業中はおとなしいが、授業が終わると敵対する不良グループ「タテヨコの会」と喧嘩ばかりの毎日である。そんなやけっぱちがある日、口からエクトプラズマのような白い物体を「出産」してしまう。白い物体は、やけっぱちの父親がつくった特製ラブドールに入るとマリアと名乗り人間の女の子と同じように動き始めてしまった。親子として、そして恋人同士として、やけっぱちのマリアとの奇妙な共同生活が始まった。
格付:C

アンデルセンの雪の女王 (青春アドベンチャー)

少年カイと少女ゲルダはいつもふたりで遊んでいた仲良しの幼馴染。しかしカイの性格はある日を境に一変してしまう。周囲からは「カイは頭のよい子だよ」といわれるが、ゲルダだけはカイが意地悪な性格になってしまったことに気がついていた。実はカイの目には悪魔が作った「性悪鏡」の破片が入ってしまっていたのだ。しかも、カイは「雪の女王」に誘惑され、いずこともなく立ち去ってしまう。心を痛めるゲルダ。ゲルダは、ある日自分の乗った小船が岸から離れたのをきっかけに、ただ一人、カイを探す旅に出ることを決意する。様々な人との出会いと冒険を繰り返してついに雪の女王の城にたどり着くゲルダ。果たしてカイは元の心優しい少年に戻るのか。ゲルダはカイを連れて帰ることができるのか。
格付:C

ごくらくちんみ 原作:杉浦日向子(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーはひとつの話を通常15分×10回程度で放送する場合が多いのですが、1話完結の短編で構成される作品もあります。本作は漫画家・江戸風俗研究家であった杉浦日向子さん原作の全5回の短編集です。毎回、女性の主人公(各話ごとに異なる)の生老病死を、以下の珍味(酒肴)と絡めて語る内容で、単なるフィクションというよりグルメ薀蓄を交えたエッセイ風の雰囲気を持つ作品です。
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