格付別一覧

格付:A

イッツ・ア・ビューティフルワールド 作:今城文恵(青春アドベンチャー)

人は死ぬと土に還る。しかし、誰かを強く恨んで死んだ人間は不老不死の怪物となり復活する。そして恨みを晴らすために執拗に恨んだ相手を付け狙う。その怪物を「仇者」(アダモノ)という。…が、そんなことはもちろん知っている。仇者は有史以来、人類の歴史とともにあり多くの悲劇を生み出してきたからだ。しかし一女子大生に過ぎない私は本当は何もわかっていなかった。仇者とはどういう存在であるのか、そして仇者に付け狙われるということが、この社会においてどのような意味を持つのかということを。
格付:B

谷川俊太郎の詩と旅する ことのはワンダーランド 作:樋口ミユ(青春アドベンチャー)

世界は言葉でできている。少年ハル(葉琉)は昔から言葉を「見る」ことができた。見るだけでなく、つまんで並べることもできる。言葉はハルの遊び道具。あの頃、全ての言葉は輝いていた。しかし中学校に上がったばかりの今、言葉はハルを追いつめるものでしかない。毒々しい色の言葉の数々。吐きそう、吐きそう、吐きそう…。夜も眠ることができない。しかし、ある夜、丘の上に立つ洋館の明かりを見たハルは安らかな気持ちを得る。あの明かりは何だろう?友人たちの肝試しに付き合い洋館を訪れるハルだが、そこで古いトランクを開けると言葉の洪水に飲み込まれることになるのだった。
格付:AA

負け犬たちのミッドナイト・バス 原案:サレンダー橋本、脚本:蔭岡翔(青春アドベンチャー)

2年前のあの日、結局、一花を引き止めることはできなかった。そりゃそうだ、シンガーソングライター志望と言ったって所詮はプー太郎。それどころか母親が死んでからは単なる引きこもり。結婚して大阪に行く幼なじみを引き止めるようなめんどうくさいことができるはずない。でも、今、電話口で一花は泣いている。「私、もう無理かも」やっぱ、めんどくせえ。でも今度こそ何かしないといけないねえんじゃないか。居ても立ってもいられなくなった俺は大阪行きの夜行バスに飛び乗った。しかしこの深夜バス、何だか妙な雰囲気だ。乗客がやけに少ないし、運転手の顔は…ねずみ?!その運転手、もとい「運転チュ」が話し始めた。「たった一度の人生をしくじったお客様。もう取り返しのつかないお客様。恥に恥を重ねて、重ねた恥にまた恥を重ねて月まで届きそうなお客様。ルーザーラット高速バス、ギフトオブクリスマス、あっと驚くミッドナイトドリーミング号、出発します!」
格付:B

シンクホール 作:中澤香織ほか(青春アドベンチャー)

冬の終わりの、とある晩、それは前触れもなく出現した。過疎の町の雑木林に突然空いた、スポーツクラブのプールほどの大きな穴。シンクホール。何の変哲もない、でも原因不明の穴は人々に何をももたらしたのか。これは周辺に住む5人の地元住民 -修道女、小学生、浪人生、パン職人、役場職員- の穴をめぐる物語である。
格付:B

輪廻転Payうた絵巻 作:まきりか(青春アドベンチャー)

篠原七海@東央大学政経学部3年。今年の学長賞受賞者、SNSのフォロワー数60万人。時代の先を行く経営者の話を聞くことが好き。常に目標に向かっている人が好き。フィンテックの寵児・別所ユウヤに会ってみたい。生産性の低いことには興味がありません。企業の意思決定に関わる重要な仕事がしたくて色々な企業のインターンに参加しています。何から何まで完璧な人生の勝ち組、女医の姉に憧れています。最近「輪廻転Pay」というスマホアプリを始めました。#意識高い人と繋がりたい #焼肉は西麻布が最高 #体にいいこと続けています
格付:B

<あの絵>のまえで 原作:原田マハ(青春アドベンチャー)

人生に迷って立ち止まった時、あの絵との出会いが再び歩き出すきっかけとなった。これは1枚の絵が引き起こした5つの小さな奇跡の物語。本作品「<あの絵>のまえで」は原田マハさんによる同名の短編集を原作とするラジオドラマです。原作小説は6篇構成なのですが、本作品はそのうちモネの「睡蓮」をモチーフにした「さざなみ」以外の5篇を1回15分ずつの枠でラジオドラマ化しています。
格付:B

踊る21世紀 Part2 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

本作品「踊る21世紀 Part2」は1994年から制作されてきた藤井青銅さん脚本のオムニバスコメディラジオドラマ「笑う・踊る」シリーズの最終作になります。藤井青銅さんと言えば1993年から(関連作品を含めると1991年から)2009年まで毎年年末に放送されたショートコントシリーズ「年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズ」が有名なのですが、この「笑う・踊る」シリーズもなかなかの長期シリーズでした。
格付:B

レディ・トラベラー1920 作:小林雄次(青春アドベンチャー)

冒険家として世界を渡り歩いた叔母のバーバラ・マーキュリーは他界から1年たった今でもジュリーのアイドルだ。大英博物館でアシスタントキュレーター(学芸員)をしているのも叔母をリスペクトすればこそだ。だけどジュリーの本当の夢はキュレーターではない。伯母と同じようにジャングルを旅し、川でヒルに血を吸われ、凶暴なワニと戦い、人肉を食べる恐ろしい部族とも交流すること。保護者である叔父は許してくれないけど。でもジュリーは見つけてしまったのだ、叔母の残した手記を。そこには叔母がオランダ領東インドにあるジャクラ島で体験した「私の生涯、最も印象深い旅」について書かれていた。巨大な翼、真っ赤に光る目、鋭い牙、長いしっぽ、見上げるような巨体をもつ、伝説に言うドラゴンそのものの怪物に出会ったというのだ。
格付:AA

レヴォリューションNo.3 原作:金城一紀(青春アドベンチャー)

高校1年の生物の授業だった。ドクター・モローこと、生物教師の米倉が放った一言が僕たちの脳天を直撃した。「君たち世界を変えてみたくはないか」「世界」を「変える」? 一体なにを言っているんだ?それは変えたいさ。でも誰もが認めるオチコボレ男子校、地域住民は脳みその腐った死に損ないという意味で「ゾンビ」と呼ぶわれわれがどうすれば世界を変えられるというんだ。言っておくが僕たちは頭が悪いから、ちゃんと説明してもらわないとわからないぞ。「要は勉強のできる遺伝子を獲得すればいいんだよ」それってつまり…早い話がナンパか!よし、都内屈指のお嬢様学校・聖和女学院の学園祭に潜入だ。
格付:B

太秦ムービースター 作:滝本祥生(FMシアター)

さすが太秦(うずまさ)、映画の街。高校の夏休みの課題がショートムービーづくりとか、優秀作は学園祭で放送されるとか。でも、転校して3か月の私のとっては迷惑でしかない。友だちがひとりもいないのにどうやって映画を作れというのか。でもひとりのクラスメイトが声を掛けてきた。彼女曰く「この映画で人気者になって、一緒にこの虚しい日陰人生から脱出しよう!」って……うざい。面倒くさい。しかもはずみで私のおじいちゃんが元俳優だと洩らしたら、おじいちゃんを主演にするとはしゃぎだす始末。仕方なくおじいちゃんに出演交渉したら言われてしまった。「ギャラはなんぼや。」最悪…何もかも最悪…
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