
封神演義 第2部 朝廷軍の逆襲 訳:安能務(青春アドベンチャー)
遙かな古代の中国。暴虐な紂王の手を辛くも逃れだ姫発は、自ら「武王」と称し、新国家「周」の建国を宣言。ついに商と周の全面対決が幕を開け、その初戦は周側の勝利で終わる。解決が長引くことを懸念した商の大軍師・聞仲は、「人界の問題の解決に仙界の力を用いない」という自らに対する戒めを破って、海洋派の仙人達の本拠地・金鰲島に援軍を求める決断をする。これを受けて、周の軍師・姜子牙もまた、山岳派の仙人達の総本山・崑崙山へと援助を求めることを決意。こうして、仙界の陰謀に人間を巻き込みたくないという姜子牙の願いとは裏腹に、商と周の戦いは、仙界の2派の代理戦争という真の姿を現し始めるのだった。この陰謀(封神計画)に巻き込まれた人間、道士、仙人達の運命や如何に。