格付:A

月下花伝 時の橋を駆けて 原作:越水利江子(青春アドベンチャー)

2か月前、おじいちゃんが亡くなった。 道場主だったおじいちゃんがいなくなった道場はいつもひんやりしたままだ。 私の取柄と言ったらおじいちゃんから習っていた古武術だけ。 同じ姉妹でも、女優をしている美人の姉とは比較にもならない。 でも、学校をやめる決意はした。 今日からは自分の力で何かをしてみせる。 でも何をしたらいいのかわからない。 だから、毎日、おじいちゃんの残した古い未編集の映画ばかり見ていたのだけど。 そのフィルムに移っている新撰組の沖田総司を見ているうちに不思議なことが起こったのだ…
メディアミックス情報

梶尾真治さん原作の「つばき、時跳び」が大林宣彦監督で映画化される計画があるとのこと。

NHK-FMでは、2017年2月に「青春アドベンチャー」枠でラジオドラマ化された「つばき、時跳び」。 すでに2010年には福田沙紀さん・永井大さん主演、成井豊さん脚本・演出により舞台化もされている作品ですが、2017年12月16日付け熊本日...
折々の記録

2017年の総括&2018年の抱負

皆さん、こんにちは。 2017年の青春アドベンチャーも、12月29日の「びりっかすの神さま」(再放送)の最終回をもって無事に終了しました。 青春アドベンチャーの放送が12月29日という年末の遅い時期まであるのは2004年以来。 「バイロイト...
折々の記録

★2017年の青春アドベンチャー・FMシアターの人気投票開始。★

例年よりかなり遅めですが、本日12月29日に青春アドベンチャーの年内放送が終わりました。 そこで、例年どおり、この1年間に放送された青春アドベンチャーとFMシアター(特集オーディオドラマを含む)の人気投票を開始したします。 昨年の青春アドベ...
青春アドベンチャー

2017年の青春アドベンチャー一覧

【2017年放送の青春アドベンチャー総括】 1月9日に「ちいさなちいさな王様」でスタートした2017年のNHK-FM青春アドベンチャーの放送も、12月22日終了の「クリスマスの幽霊」で新作の放送を終了しました。 新作が16作品、再放送が現在...
格付:B

クリスマスの幽霊 原作:ロバート・ウェストール(青春アドベンチャー)

物語の舞台は1930年代のイギリス北部の片田舎にある街。 街の経済を支えているのはユダヤ人オットーが作った巨大な化学工場、そして、少年の父はその工場で働く職長だった。 少年にとって、工場は大人たちだけが入ることを許される謎の世界。 だから、父は「魔法の王国にいる油まみれの魔法使い」だし、オットーは「死後も工場の中を彷徨う伝説の怪物」だった。 ある年のクリスマス。 少年は、父のために工場へ忘れ物を届けに行くことになった。 それは単なるお使いではない。 少年にとってワクワクドキドキの冒険の始まりだった。
格付:B

2001年巳年の旅 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

刮目せよ!我々は監視されている! とかく暴走しがちな地球文明を監視するため、地球には銀河連邦から密かに監視員が送り込まれているのだ。 今年も地球暦にしたがい、年末に監視員の交代が行われる。 交代する監視員は、銀河連邦に対し、地球のいかなる事項を報告(=告げ口)するのだろうか。 そして、その報告を受けた銀河連邦は地球文明をどのように遇するのか。 成熟した文明として銀河連邦への加盟を求めてくるのか、あるいは、野蛮な文明として殲滅を決断するのか。 刮目せよ!我々は監視されているのだ。
格付:C

ユンカース・カム・ヒア 原作:木根尚登(サウンド夢工房)

瞳(ひとみ)が、ひとりで遊びに行ったロンドンのペットショップで出会ったのは一匹のミニチュア・シュナウザーだった。 すっかり気に入ってしまったその犬・ユンカースを日本に連れて帰ることに決めた瞳だったが、その犬はなんと人の言葉を話せる不思議な犬だったのだ。
格付:AAA

優しすぎて、怖い 原作:ジョイ・フィールディング(青春アドベンチャー)

ふと気が付くと交差点に立っていた。 わたしは…誰? 何も思い出せない。 いえ、今いる場所はわかるわ。 でも、自分のことは何ひとつ思い出せない。 それに…コートを脱いだら下の服が血だらけなのはなぜ? しかもポケットには100ドル札の束が…1万ドルも。 わたしは何者なの? いったい何をやったというの!
格付:A

天下城 原作:佐々木譲(青春アドベンチャー)

落城の光景が忘れられない。 もし城さえ落ちなければ、侵略者の武田に囚われて、奴隷のような毎日を送るようなこともなかったはずだ。 だから、虜囚の立場からようやく抜け出した私、戸波市郎太(となみ・いちろうた)がやりたいことと言ったら、城を作ることしかなかった。 それも決して落ちない「不落の城」をだ。 石積み職人になったのもそのためだ。 そして、目の前の傲岸な男はそれをやらせてくれるという。 「天下人となる意思を示す城」、すなわち「天下城」。 それは決して落ちない「不落の城」でなくてはならない、その男、織田信長はそういったのだ。
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