格付:A

エヴリシング・フロウズ 原作:津村記久子(青春アドベンチャー)

ヤマダヒロシは大阪市大正区に住む中学3年生。両親は離婚していて、オカンとふたり暮らし。絵を描くことだけは結構、自信があったけど、それも昨年の写生大会で、クラスの地味目な女子に完敗してからすっかりやる気がなくなってしまった。やたらと高圧的な優等生、無口で悪い噂のあるでかい男、なぜか威圧してくる女子、そして例の絵のうまい女の子。新しいクラスも苦手な奴ばっかりだ。こんなことで、1年間を乗り切れるのだろうか。自分は、運河と海に囲まれたこの埋め立て地から一生抜け出せないのではないだろうか。
格付:B

ネオ・ファウスト 原作:手塚治虫(ガラスの地球を救え~手塚治虫のラストメッセージ)

本ラジオドラマ「ネオ・ファウスト」は、2000年の年末にNHK-FMにて90分ずつ二晩にわたって放送された特番「ガラスの地球を救え~手塚治虫のラストメッセージ」内で放送されたラジオドラマです。この「ガラスの地球を救え」という番組は、俳優の中井貴一さんをナビゲーターに手塚治虫さんの生前の肉声で構成されたパートと、手塚治虫さん原作のラジオドラマ「ネオ・ファウスト」のパートに分かれていたようです。
青春アドベンチャー

1993年の青春アドベンチャー一覧

【1993年放送の青春アドベンチャー総括】本ブログでは、各年ごとの初出作品で、紹介可能な(=音源を持っている)作品全てを紹介し終えた段階で、各年ごとの一覧記事を作成しています。1993年についても、2017年6月27日にアップした「ザ・マン...
格付:B

ザ・マンボスパイズ 作:マキノノゾミ(青春アドベンチャー)

大ヒット間違いなしとレコード会社に自分の曲を売り込みに行ったジロウ、サブ、ゲンの“マンボボーイズ”の3人。しかし、レコードデビューはけんもほろろに断られた。マンボは時代遅れなのか。いや間違っているのはレコード会社の方だ。世間の方だ。荒れる3人だが、自宅に戻り、届いていた小包を開けたときに状況は一変する。実はジロウは3年前まで外務省の秘密諜報員だったのだ。そして、人手不足の外務省は、ジロウとその仲間に、中南米サンチョ王国のお姫様を救出する密命を授けるという。ジロウ以外の2名には何の受ける義理もない依頼。しかし、報酬を聞いたとき、ふたりもこの提案に飛びつくことを決めた。外務省の二階堂課長はいう「報酬は君たちのレコードデビューだ!」
格付:C

イズァローン伝説 原作:竹宮恵子(ダミーヘッド・アドベンチャー)

これは、人と自然がまだ分かたれず、神秘が生活とともにあった頃の物語。人々は樹海の中に埋没する小さな国々に分かれて暮らしを営んでいた。その中のひとつ、イズァローン王国。この国の人間は、男女どちらでもない両性体として生を受け、成人するまでに自然に男女に分かれていくという不思議な体質を持っていた。そんな王国に生まれたふたりの王子、王の実子ティオキアと亡くなった兄王の息子ルキシュ。お互いを尊重し、良好な関係を保っていたふたりだが、年長のルキシュが男性となり、そして初陣を飾る頃から、ふたりの関係には微妙な変化が生じ始めた。
格付:B

サヨナラおもちゃ箱 原作:谷山浩子(ミッドナイト・ファンタジードラマ)

リリコとタコが結婚して1週間。新婚生活は思い描いていたのと全然違う。タコは私の生活を破壊した!好きなように暮らしたい!リリコがそう思ってしまったのは確かだけど、タコにいなくなって欲しいなんて思わなかった。タコを取り戻したい。リリコは人形たちと共にタコを探す不思議な旅に出た。
格付:A

あおなり道場始末 原作:葉室麟(青春アドベンチャー)

ついに米櫃の米が尽きてしまった。それはそうだ、最後の門人も先日出て行ってしまったのだから。このままでは父上の一周忌もできない。それなのに道場主の兄上は「困ったなあ」と繰り返すばかり。世間の人たちは、失礼にも兄上を「青瓢箪」と「うらなり」を掛けて「あおなり」などと呼ぶが、これでは評判どおりだ…姉上は姉上で「こうなったら道場破りをするしかない」などと、脳筋ならではの暴言を吐く始末。これでは姉上が「鬼姫」などと呼ばれるのも仕方がないではないか。しかし…道場破り?意外といいかもしれない。兄上が得意なものといえば剣術だけなのだから。こうなったら、この勘六、神童の誉れ高く「天神小僧」の異名をとる末弟様が軍師役を務めて、何とか道場破りを成功させるしかない。それに道場破りを続ければ、兄上が言う父上の死の謎に迫れるかもしれないし。
青春アドベンチャー

2002年の青春アドベンチャー一覧

【2002年放送の青春アドベンチャー総括】2017年6月2日にアップした「しゃばけ」の記事をもって、2002年に青春アドベンチャーで制作された新作のすべてを紹介できました。本ブログでは、各年で紹介可能な全ての青春アドベンチャー作品を紹介する...
格付:AA

しゃばけ 原作:畠中恵(青春アドベンチャー)

廻船問屋・長崎屋の若旦那・一太郎(いちたろう)は数えで17歳。普通の人の目には見えない「妖」(あやかし)を見ることが出来る不思議な体質の持ち主だ。一太郎は、なかなかの美男子だが、並外れてひ弱。長崎屋が同時に経営している薬種問屋(薬屋)を任されてはいるものの、彼を溺愛する両親や手代の佐助・仁吉たちに甘やかされて育った。生来、気が優しい一太郎は、周りの好意をありがたく受け止めているが、あまりに甘やかされることに少しだけ不満もある。そんなある日、帰りが遅くなった一太郎は、道ばたで不審な人物に切りつけられる。事件に人ならぬ者の蔭を感じ取る一太郎。不審に思った彼は、仲の良い「妖」たちと共に事件の真相を探り始めるのだが、やがてそれは多くの薬種問屋を巻き込む事件へと発展していくのだった。
青春アドベンチャー

1998年の青春アドベンチャー一覧

【1998年放送の青春アドベンチャー総括】このブログでは、ある年にNHK-FM青春アドベンチャーで放送された作品について、紹介できる全作品を紹介した段階で、その年別の作品一覧の記事を作っています。今回は、2017年5月18日にアップした「笑...
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