格付:AA

ウォーターマン 原作:松久淳・田中渉(青春アドベンチャー)

ウォーターマンとは海を愛し、海とともに生きる伝説のサーファー。本作品は、ハワイの人々の憧れの存在であるウォーターマンたちの物語であり、彼ら彼女らと深い縁で結ばれた人々の物語。人はウォーターマンと出会うことにより、多くの満ち足りた日常と、少しの奇跡に出会うのである…
青アドの小ネタ

予想以上の出来だったラジオドラマ

皆さまご無沙汰しております。久しぶりの雑談記事です。しばし、お付き合いください。好きではないジャンルさて、長年多くのラジオドラマを紹介してきて感じるのは、過去何度も書いているとおり、青春アドベンチャーという番組の題材の多彩さです。これだけ多...
格付:AA

海賊モア船長の遍歴 原作:多島斗志之(青春アドベンチャー)

大航海時代のインド洋。そこは、イギリスとオランダ、そして東インド会社とムガール帝国の貿易船・軍船が縦横に行き交う、一大フロンティアだった。イギリス人ジェームズ・モアは、東インド会社の貿易船で航海士を務める優秀な水夫だったが、海賊との内通を疑われて船を追われ、ようやく帰った母国では妻を亡くし、失意のどん底にあった。そんなモアを再び海に誘ったのは昔なじみの水夫“大樽”。彼の乗り組む海賊討伐船「アドヴェンチャー・ギャレー」へ水夫として乗り込むことにしたのだ。しかし、一大決心をして乗り込んだ「アドヴェンチャー・ギャレー」は、何と最初の獲物すら捕らえないうちに海賊船への転身を余儀なくされてしまう。海賊との内通を疑われて転落した人生。再起をかけて乗った船で、本当の海賊になってしまうという皮肉。モアは自分の人生に戸惑いつつも、仲間たちと共に生き残るために必死の行動を始める。これは300年前のインド洋で数奇な運命をたどった一人の水夫の物語である。
ゆるゆるつながり

めぞん一刻出演者つながり

【特集:青アド・ポーカー⑨】めぞん一刻出演者つながりこの特集は、NHK-FMで放送しているラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」の各作品の出演者や原作の緩やかな関係をポーカーの役になぞらえて紹介するという、トリビアルなコーナーです。第9回目...
青春アドベンチャー

2008年の青春アドベンチャー一覧

【2008年放送の青春アドベンチャー総括】2014年6月27日にアップした「らせん階段」の記事をもって、2008年に青春アドベンチャーで初放送された作品は、すべて紹介することができました。年間の初出作品のコンプリートは2012年、2009年...
格付:B

らせん階段 原作:エセル・リナ・ホワイト(青春アドベンチャー)

1902年のウェールズの片田舎。人里離れたウォーレン家の屋敷で住み込みのメイドとして働くヘレンは、屋敷への帰り道、林の中に不審な人物がいるのを目撃する。折しも、このウェールズとイングランドの国境付近では若い女性の連続殺人事件が起きていた。あの人物は連続殺人事件の犯人なのではないか。不安に襲われる中、ヘレンは屋敷に住む人々とともに屋敷に閉じ込められることになる。
格付:AA

ラジオの前で 作:北阪昌人(青春アドベンチャー)

出勤前のサーフィンが日課の若者。妻を亡くして以降、娘との会話がなくなってしまった父親。弟の不始末を償うために被害者に金銭を送り続ける男。本当の名前を隠して強い女性を演じる弁護士。どこにでもいる、でも言葉で気持ちを伝えることが少しだけ苦手な人たちの人生が、ラジオを通して少しずつ結びついていく。
格付:A

鷲の歌 原作:海音寺潮五郎(青春アドベンチャー)

江戸時代も末期を迎えつつある安政4年。琉球国は糸満の漁師・赤人(あかひと)は、難破し流れ着いた土佐から江戸を経て、4年ぶりに故郷の土を踏んだ。4年の歳月の中で、赤人には忘れられない言葉がある。漁師出身でありながら米国から帰国して旗本に取り立てられたジョン万次郎の言葉。「米国では能力次第でこのような出世は当たり前のこと。日本も変わりつつある。そして琉球も変わっていくはずだ。」果たして、万次郎の予言のとおり、清国と薩摩藩による二重支配のなかで微睡んできた琉球にも変化が起きつつあった。その変化は、糸満の漁師に過ぎなかった赤人をも巻き込んいくのであった。
格付:A

風になった男 原作:飯島和一(青春アドベンチャー)

天明の大飢饉による社会不安が続く備前岡山に、夜な夜な怪獣・鵺(ぬえ)が現れるという噂が立った。鵺はご政道の誤りを指弾して空を飛ぶという。捨て置くことができなくなった岡山藩は、大規模な捜索の末についに犯人を捕まえた。鵺と間違えられていたのは、表具師の幸吉(こうきち)。職人としての腕を生かしてつくった凧で空を飛んでいたのだった。しかし、詮議を受けた幸吉は、藩政を批判するために空を飛んだという目付の推測を完全に否定し、自らが空を飛ぶに至った半生を語り始める…「世の中を 憂しとやさしと おもへども 飛びたちかねつ 鳥にしあらねば」(山上憶良)これは、閉塞感に閉ざされた天明の世で、風のように自由に空を飛ぶことを夢見た男の物語である。
格付:AA

尾張春風伝 原作:清水義範(青春アドベンチャー)

江戸幕府中興の祖と讃えられる八代将軍・徳川吉宗に敢然と逆らった男がいた。男の名は尾張藩主・徳川宗春。質素倹約を旨とし農本主義を貫く吉宗に対して、「尾張に極楽を作ってみせる」と啖呵を切って重商主義を推し進める宗春。閉塞感に閉ざされた“享保の改革”の世において、積極財政と規制緩和により庶民の喝さいを浴びた宗春の、春の風のような爽やかな生きざまを描く。
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