格付:AA

リテイク・シックスティーン 原作:豊島ミホ(青春アドベンチャー)

高校に入学したばかりの小峰沙織は、クラスメイトになった貫井孝子から衝撃の告白を受ける。 実は孝子は、27歳の未来から過去に戻ってきたタイムトラベラーで、人生をやり直している最中だというのだ。 何も持っていないニートになってしまった自分の原点が、イケていなかった高校生活にあると確信している孝子は、より良い人生を送るために積極的に高校生活をエンジョイし始める。 何の証拠もない、孝子の“未来ネタ”に半信半疑だった沙織だが、全力で人生の再設計を図る孝子につられるように、沙織自身の考え方も少しずつ変わっていく。
格付:AA

黄金仮面 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

昭和5年。 その頃、世間では、黄金のマントと黄金のマスクという奇怪な出で立ちの男“黄金仮面”が世間を騒がしていた。 特に犯罪行為をするわけではなく愉快犯とも思われていたが、あまりに世間が騒ぐため、警視庁の浪越警部は、親友の名探偵・明智小五郎にその対処を依頼する。 浪越とともに上野を訪れた明智は、そこで偶然にも黄金仮面の第1の犯罪、「志摩の女王」と呼ばれる大真珠の盗難事件に遭遇するが、明智はこの事件において黄金仮面に翻弄され、完敗を喫してしまう。 悔しがる明智だが、この事件は、黄金仮面と明智の死力を尽くした5連戦の始まりでしかなかった。
格付:B

黒蜥蜴 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

名探偵・明智小五郎のもとに、またしても新たな依頼が舞い込んできた。 大阪の宝石商・岩瀬氏から、上京した際の娘・早苗のボディーガードを依頼されたのだ。 聞けば、岩瀬氏の元には早苗の誘拐予告が頻々と届いているという。 誘拐予告の信憑性も分からない中、明智は依頼を受けることを躊躇するが、最終的には岩瀬氏の熱意に答えてボディーガードを引き受けることを決める。 しかし、この誘拐劇は暗黒街の女王と呼ばれる女盗賊・黒蜥蜴の仕組んだものであり、明智は自らの探偵生命を掛けて、女傑・黒蜥蜴と対決することになるのであった。
ゆるゆるつながり

星雲賞・日本SF大賞受賞作つながり

【特集:青アド・ポーカー③】星雲賞・日本SF大賞受賞作つながり このコーナーは、このブログで紹介したラジオドラマの間に、ゆるやかなつながりを見つけた際に、それをポーカーの役ができるのになぞらえて紹介するものです(詳しい趣旨や趣向は、この記事...
格付:A

サラマンダー殲滅 原作:梶尾真治(特集・スペース・アドベンチャー)

“ヤポリス・サースデイ” それは、宇宙歴375年に、惑星条約機構の首都・惑星ヤポリスで起きた大規模テロ事件の呼び名である。 神鷹静香(こうたか・しずか)は、この事件までは普通の主婦だった、この事件で夫と娘を失うまでは。 事件の衝撃で精神に破綻を来した彼女は、治療の過程で、テロを首謀した銀河解放戦線に対する憎悪を植え込まれることでようやく精神の安定を取り戻した。 彼女の生きる目的はただひとつ。銀河解放戦線に復讐すること。 しかし、全てを犠牲にして復讐へと突き進む彼女の道程は、銀河解放戦線のみならず、彼女自身、そして世界をも崩壊させる危機を招くことになるのだった。
演出家・脚本家別一覧

川口泰典さん演出作品の紹介記事一覧

青春アドベンチャー系列の番組で多くの傑作を演出されている川口泰典さんの演出作品の記事一覧です。 もともと各作品の紹介記事の末尾につけていたのですが、川口さんの演出作品は、他の演出家の方と共同名義のものも含めて60作品を超えるので、紹介作品が...
格付:AA

成層圏ファイター 原作:遠藤明範(アドベンチャーロード)

時は西暦2040年。 共和国同盟は自由連邦との全面戦争を始めようとしていた。 というのも、共和国同盟は新型の人工生体の開発に成功し、両国の軍事バランスが崩れつつあったからだ。 間近に迫った開戦を回避するため、自由連邦は急遽、新型人工生体の製造工場を爆破するための特殊工作部隊を送り込むことを決める。 特殊工作部隊の隊長はコード名“傷跡”こと、サティ・ライアン。 通信一般が専門の“ねずみ”、爆破が専門の“貧乏神”、応用数学と射撃を得意とする“カマキリ”、そして手柄を求めて密航してきた“ボウヤ”の4人とともに警戒厳重なサン・クレルモ市への潜入を図る。 ライアンに許された時間はわずかに72時間。 サン・クレルモ市ではライアンに積年の恨みを持つ、ブイコフ大佐とボッシュ軍曹が手ぐすねを引いて待ち構えている。 ライアンたちは任務を果たすことができるのか。
格付:AAA

リプレイ 原作:ケン・グリムウッド(青春アドベンチャー)

私の名前はジェフ・ウィンストン。ラジオ局のディレクターをしている。 1988年のある日、突然胸が痛くなり倒れた私は、気が付くと、1988年までの記憶を持ったまま、大学生であった1963年に戻っていた。 つまり、精神だけ年月を飛び越えて18歳の自分自身の体の中に住み込んだみたいになってしまったのだ。 戸惑う私だったが、元の時代に戻る方法も思いつかない。 何とかこの状況に適応するように行動を始めたのだが、これは私の何度も繰り返される人生の始まりに過ぎなかった。
格付:AA

夏への扉 原作:ロバート・A・ハインライン(青春アドベンチャー)

その頃、僕、ロボット技師で発明家のダニエル・ブーン・デイビス(ダン)は幸福の絶頂にいたんだ。 僕が開発した家事用ロボット“ハイアードガール”は世間の絶賛を浴び、親友マイルズと恋人のベルとの3人で切り盛りしている会社も順調。 “ハイアードガール”を大きく上回る性能をもつ新発明“フレキシブル・フランク”の開発も進んでいるし、ベルとは結婚の約束も取り付けた。 気になることと言えば、愛猫のピートや、マイルズの義理の娘でぼくとは仲良しのリッキーが、ベルに一向に懐かないこと。 そして、マイルズがしきりに会社を大きくしたがっていることくらい。 世間では新しく発明された冷凍睡眠(コールドスリープ)で未来に行くことを希望する人もいるようだが、僕には関係なかった。 だって仕事は忙しいし、プライベートも幸福だ。 今のままで十分じゃないか。 でも、僕の周りの人々は僕と同じようには考えていなかったんだ。
青アドの小ネタ

NHKオンデマンドでの青春アドベンチャーの公式配信中止について

皆さん、こんにちは。 「タイムスリップ明治維新」や「最多放送回数」特集(その2)の記事への追記でも書いたので、ここでは雑談というか、愚痴で書くのですが、どうもタイムスリップシリーズのNHKオンデマンドでの公式配信が終わっているようです。 期...
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