
鬼の橋 原作:伊藤遊(青春アドベンチャー)
平安時代前期。貴族である小野岑守(おの・の・みねもり)の息子である少年・小野篁(おの・の・たかむら)は一緒に遊んでいた異母妹を不慮の事故で亡くしてしまう。深く悲しんだ篁であったが、妹が死んだ井戸の底へ赴いたところ、そこが異世界への入り口であることに気がつく。篁が辿り着いた異世界は鬼が徘徊する死者の国であり、先年死んだはずの征夷大将軍・坂上田村麻呂が人々の霊を鬼から守っていた。田村麻呂の助言により妹を捜すことを諦めて地上に戻った篁だが、それ以降、鬼を巡る事件に巻き込まれていくことになる。