格付:A

格付:A

失われた地平線 原作:ジェームズ・ヒルトン(青春アドベンチャー)

1932年、私、ラザフォードは、上海事変で混乱する上海から客船で脱出を果たした。 そして船内でオックスフォード大学時代の大先輩ヒュー・コンウェイと出会った。 しかしインドで外交官をしていたはずのコンウェイは記憶を失い、なぜ自分が船に乗っているのかもわからない腑抜けた状態であった。 私はコンウェイ先輩の身を心配し世話を続けた。 すると、コンウェイ先輩は徐々に記憶を取り戻すとともに、驚くべき大冒険の思い出を話し出した。 飛行機の事故でチベット奥地に不時着した先輩はシャングリラという不思議な土地にたどり着いたというのだ…
格付:A

ふたつの剣 原作:早瀬利之(青春アドベンチャー)

大正11年、森寅雄は7歳で伯父の野間清治に引き取られた。 清治は東京で出版社を経営する大実業家であり、野間道場を主催する剣道家でもあった。 寅雄は、野間家の厳しい躾のもとで天性の素質が開花し、剣道の達人と認められるようになる。 しかし、やがて寅雄は「たとえ一片の木の葉であろうとも自分の意思で舞う木の葉になりたい」と野間家の桎梏から逃れる決心をし、アメリカへと旅立つ。 この物語は戦前・戦中・戦後の54年間を、日本とアメリカ、剣道とフェンシングの間で生き抜いた、現代の剣豪の物語である。
格付:A

闘う女。~そんな私のこんな生きかた~ 原作:下関崇子(青春アドベンチャー)

私の名前は下山崇子。28歳独身、会社員。 身長167cm、体重67kg。 確かに人よりは背が高いし、ぽっちゃり系かも知れない。 でも失恋33連敗はおかしいだろう。 それもこれも少しだけぽっちゃりしているせいだ。 キックボクシングでスリムビューティーになれば、素敵な王子様が現れるはず。 素敵な王子様が現れるはずだったんだけど… なんで本場タイでプロのムエタイ選手になってしまったんだ~
格付:A

バイオレンスジャック 原作:永井豪(青春アドベンチャー)

99X年(かどうかは不明)… 関東は超巨大地震に見舞われた。 建物は倒壊し。 地は裂け。 あらゆる人たちが絶滅したかにみえた… だが、関東の住民は死に絶えてはいなかった! 「関東地獄地震」と呼ばれる超巨大地震により本州と分断され無法地帯と化した関東地方で、少年・逞馬(たくま)はジャックという巨人と出会う。 スラム街近くで少年たちのリーダーとして毎日を必至に生きていた逞馬だが、謎の男ジャックによりスラム街を取り仕切るスラムキングとの戦いに巻き込まれてしまう。 ジャックとは何者なのか。ジャックの目的は何なのか。 逞馬はこの無法地帯でどのように生きればよいのだろうか。
格付:A

蒲生邸事件 原作:宮部みゆき(青春アドベンチャー)

浪人が決まった尾崎孝史は、予備校を受験するために訪れた東京のホテルで、古い洋館と男性が写っている写真が飾られていることに気がつく。 ホテルのフロント係によれば、その洋館はホテルが建設される前にこの地にあった建物であり、男性はその洋館の持ち主であった蒲生陸軍大将であるという。 そして、今でもこのホテルには蒲生大将の幽霊が出るとのことであった。 不安を感じながらもこのホテルに泊まった孝史だが、その夜、ホテルで火災が発生する。 孝史は平井という不気味な男に助けられ火災現場から脱出することに成功したが、気がつくと平井と自分が、すでになくなってるはずの蒲生邸にいることに気がつく。 そう、「ニ・二六事件」の起こった昭和11年2月の東京へとタイムトラベルしてしまったのだ。
格付:A

超能力はワインの香り 原作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

旭ヶ丘西高校1年の赤坂紫(あかさか・ゆかり)はアルコールで酔っぱらうと超能力を発揮するという、不謹慎で、法律違反で、教育上好ましくなく、ファジーで、掟破りで、行き当たりばったりな超能力者だ。 「少年タイタニック」という常識を疑うネーミングの漫画雑誌で漫画原作を書いている父親と、ふたりで明るい父子家庭を築いている。 紫自身は超能力などには全く興味がなく、普通の学園生活を送って、普通に恋をして、普通にお嫁さんにいくことが目標だ。 しかし、そんな紫の周りはどこかおかしい人ばかり。 「超能力戦士・アボガドロマン」、「明朗少年温泉漫画・流し場さんちゃん」、「ゲートボールにかける虹」などという珍妙な漫画ばかりをつくっている父親、その父親と昼間から酒ばかり飲んでいる担当編集者の滑川、ところ構わず短歌で自分の気持ちを歌いだす母親(両親の離婚による生別)、エリート新聞記者のはずなのに超能力戦士・アボガドロマンを愛読する隆一郎、物理や化学に妙なプライドを持つ物理部員や化学者たち… 当然、紫のまわりでは、次々とおかしな事件が起こってしまうのだ。
格付:A

ゴー・ゴー!チキンズ パート2 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

前作の最後で何とかメジャーへの第一歩を歩み始めたはずのロックバンド・チキンズ。 目標はこのままの勢いで東京ドーム公演!ヨーロッパツアー!!凱旋帰国!!! しかし、現実はそんなに甘いものではなかった。 人気は再び下火になり今日は奥多摩の遊園地で営業である。 このままでいけない! そうだ、ツインボーカルにしよう! チキンズの迷走の日々が再び始まる。
格付:A

魔術師 原作:江戸川乱歩(青春アドベンチャー)

休暇中の名探偵・明智小五郎は、信州で資産家の令嬢・妙子と出逢い好意を持つ。 所詮、身分違いの恋と諦めていた明智であったが、警視庁の浪越警部から至急帰京を促す連絡が入り、その中で妙子の名前が出てきたことに驚く。 浪越警部によれば東京の大資産家福田氏のもとに、差出人不明の犯行予告ともとれる不気味なメッセージが届けられていること。 そして、明智へ対処を依頼することを提案したのが福田氏の姪である妙子であるという。 明智は勇んで東京へ向かう。 しかしこれが「魔術師」と呼ばれる男による、陰惨な復讐劇のはじまりであった。
格付:A

屋上デモクラシー 作:高羽彩(青春アドベンチャー)

原田ヒデオは中学2年生。 信条は「静かに、大人しく、波風たてない傍観者であれ」。 そんな彼にとって、教室の人間関係の息苦しさから逃れられる屋上は大切な場所だった。 しかし、隣の中学で起きた屋上からの転落事故が原因で、彼の通う中学校の屋上も閉鎖されることになってしまう。 矢も楯もたまらず屋上に駆け出すヒデオ。 そこには、同じように屋上閉鎖に反対する田端ヤスナリと木村マノが、金属バットで屋上の南京錠を破壊する姿があった。 とっさに屋上には来たものの、特にこれといって何かをしたいと思ってはいなかったヒデオ。 しかし、美少女マノの気を引くために曖昧な態度を取っているうちに「屋上閉鎖反対運動」に巻き込まれてしまう…
格付:A

谷山浩子の”悲しみの時計少女” (サウンド夢工房)

浩子は、常に正確な時刻がわからないと不安で、寝るときでさえ時計を外さない時計中毒患者。 彼から別れ話を切り出され、彼の新しい彼女に会わせて欲しいとごねたあげく、思い出の喫茶店でふたりを待ち構えている。 そこに浩子の彼を名乗る男が現れたが、彼は浩子の知っている彼とは全く違う、ハンサムだが魚の目をした「魚男」(さかなおとこ)だった。 魚男に困惑する浩子だが、やがて現れた彼の新しい彼女をみて一層驚く。 彼女は顔が時計の文字盤(ちなみにインデックスはローマ数字。ただし針はない。)の「時計少女」だったのだ。 しかし、時計少女と話しているうちに彼女の家であるという「時計屋敷」に興味を持ち、なぜか鎌倉にあるという時計屋敷を尋ねることになった…
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