格付:AA

格付:AA

家族ホテル 原作:内海隆一郎(青春アドベンチャー)

僕は村上吾郎、18歳。日本人の父親とアメリカ人の母親を持つ。父と一緒に移住したアメリカで、ある問題を起こしてしまった僕は、父の元を離れ、若者の集まる街、渋谷で自活しようと一人で日本に戻ってきた。しかし、日本に着く早々、スリに全財産を盗まれてしまい、たまたま出会ったチンピラのケンジに紹介されたバーのギタリストという仕事も、マスターとトラブルになり、逃げだしてしまった。結局、父親のコネを頼って、日本橋、水天宮近くの小さなホテルに落ちつくことになったのだが、そこで僕は、逃げ出す際に殴ったマスターが、その日のうちに死んだことを知った。僕は人を殺してしまったのか、それとも…
格付:AA

お父さんの会社 原作:草上仁(青春アドベンチャー)

1996年。人類はついに完全なる仮想空間を実現した。コンピューターネットゲーム「カイシャ・クエスト」のプレイヤーの一人である村田。仮想の会社世界を満喫していた彼は、ある日、奇妙なことに気が付く。それは、自分がゲーム内でつくった資料が、現実世界の販売会議で使用されていること。そして、様々なプレイヤーが残業疲れを癒すためのささやかな娯楽としてプレイした内容が、主催者の手によって現実社会における換金手段として用いられていること。それが、このゲームの恐るべき全貌であった。村田は、いち早くこのゲームの“真実”を受け入れ、この真実に気づいた他のプレイヤーとともに、終わりの見えない死闘に身を投じていく……。そう、この時から、村田にとってカイシャ・クエストはゲームであっても、遊びではなくなったのだ。……「ソード・アート・オンライン」のファンの皆さま、関係者の方々、ご容赦を。
格付:AA

アグリーガール 原作:ジョイス・キャロル・オーツ(青春アドベンチャー)

あたし、アーシュラ・リグスは、ニューヨーク州ウエストチェスター郡のロッキーリバー高校に通う16歳。ある朝、目覚めた瞬間にあたしは自分が「アグリーガール」なんだって気づいた。その時から負け組まっしぐらだったあたしの人生は変わった。アグリーガールは媚びない。アグリーガールは他人を頼らない。アグリーガールは分かりやすい女らしさとは無縁だ。そして、アグリーガールは正しいことをすることを躊躇しない。だから、テロ予告の容疑者にされたクラスメイト -特に親しくもなかった単なる級友- のために証言することも躊躇しない。例え彼の「親友」たちさえ「テロ予告犯とかかわり合いにならないため」に口をつぐんでいたとしても、だ。
格付:AA

レディ・スティンガー 原作:クレイグ・スミス(青春アドベンチャー)

今日は我ながら上手くやった。ターゲットは、ひと仕事終えてリラックスしていた腹の突き出た中年男。確か、名前はボブといったか。バーで男に一服盛って、ホテルの部屋で彼が熟睡するのを待つだけの簡単なお仕事。バリーがいうとおりではある。しかし警察に捕まるリスクを冒しているのはこの私、マギーだ。バリーごときに楽な仕事などと言われるのは心外だ。しかし、口の上手いバリーにまた丸め込まれて、今日は、2回目の「仕事」をする羽目になってしまった。気乗りはしないが、いざ次のバーに行ってみると、とびきりのいい男が座っていた。目つきが鋭すぎるのが気になるが、いつもどおり仕掛けは上々。今回も楽な仕事になる…はずだったのだが。
格付:AA

霧隠れ雲隠れ 原作:三田誠広(青春アドベンチャー)

時は戦国時代末期。伊賀の国に生まれた霧隠才蔵は、伊賀忍者の集団戦法が肌にあわず、伊賀組を無断退職して、甲賀忍者・戸沢白雲斎に弟子入りしてしまう。修行の結果、一応いっぱしの忍者になった才蔵のもとに、真田幸村なる武将が優秀な忍者をヘッドハンティングにやってきた。契約金や年俸は気になるものの、とりあえず真田に就職することを決意した才蔵。これが、才蔵の、雄々しくも儚い戦いの物語の始まり…だったのだろうか?
格付:AA

渇きの海 原作:アーサー・C・クラーク(FMアドベンチャー)

極めて粒子の細かい砂が堆積し、あたかも水のように流れている“渇きの海”。そこは月面を代表する観光地だ。セレーネ号は、この危険だが極めて安定した“渇きの海”で運行されている遊覧船である。乗客22人を乗せたその日の遊覧も、月面を熟知したパット船長の操縦のもと、何事もなく進んでいた。そのためパット船長も乗客達も全く想像していなかった。その日、かつて“渇きの海”で観測されたことのない“海面”の陥没が発生することを。そして、奇跡的な確率でセレーネ号がその事故に遭遇してしまうことを。
格付:AA

「日本の川を旅する」から カヌー野郎のロンリーツアー 原作:野田知佑(ふたりの部屋)

本作品「『日本の川を旅する』から カヌー野郎のロンリーツアー」は、日本のリバーカヤックツーリングのパイオニア・野田知佑さんの代表作「日本の川を旅する」をラジオドラマ風に構成した作品です。野田さんは椎名誠さんやC・W・ニコルさんとも親しく、カヌーなどに関する著作も多い、その筋では有名な方なのだそうです。なお、本作品も「ラジオドラマ風の構成」といっても、ノンフェクションである野田さんの原作本の雰囲気を生かし、過度な演出はしていません。本作品は「脚色」のクレジットがなく、「くらうちひとし」さん(恐らく倉内均さん)が「構成」として紹介されているのですが、それが頷ける作品です。
格付:AA

人喰い大熊と火縄銃の少女 作:オカモト國ヒコ(青春アドベンチャー)

自分はなぜ、あの少女を助けたいと思ったのだろう。流れ流れて辿り着いた最果ての寒村。ボロ小屋の前で、全身から声を引き絞るようにして叫んでいたあの少女を。「お願いします。あの熊を撃ち殺して欲しいんです。」そう、彼女は、熊に全滅させられた村の唯一の生き残りだった。彼女とともに熊を追った男は自分のほかに3人。武士として死ぬことができなかった巡査、変わり者だと村中から蔑まれていた熊撃ちの達人、混血ゆえに自分の存在意義を証明しなればいけなかった「森の民」の少年。確かに少女と3人の男たちには、あの怪物を追わねばならない理由があった。しかしチンピラで部外者の自分は彼らとは違う。そんな義理はない。あんな怪物と戦わなければいけない理由はなかった。いや、自分は本当に彼らとは違うのか。そうか、自分を含めてこの5人はみな世間からつまはじきにされた流れ者だったのかも知れない。
格付:AA

ヴァーチャル・ガール 原作:エイミー・トムスン(青春アドベンチャー)

私の名前はアーノルド・プロンプトン・ジュニア。国が禁止している人工知能の研究をしたために大学を追い出された私は、持てる全能力を駆使してロボット「マギー」を作り上げた。マギーはごみ置き場のスクラップと企業の払い下げ品からつくられたロボットだが、見た目は人間そっくりで、人工知能を搭載し性能も超一流。何より、IT企業の後継者とするために私を手元から放そうとしない父親の手を一切借りずに、自分の力で作り上げた自分のためのパートナーだ。しかし、ロボットをつくったことにより、私は父親と警察の両方から逃れなければならなくなった。私とマギーの二人の逃避行が始まった。
格付:AA

ブルータスは死なず 原作:三浦浩(アドベンチャーロード)

私、アメリカ合衆国上院議員であるジョージ・マキタは、ある日、上院の地下駐車場で同僚の上院議員リチャード・オコンネルから呼び止められた。オコンネルは次期大統領選挙に出馬が噂されている有力議員だ。彼は言う。「私のランニングパートナーになって欲しい。はっきり言おう。私が大統領で君が副大統領だ。私と一緒にナショナルチケットを買わないか?」彼は、この日系人ジョージ・マキタに副大統領候補になって欲しいというのか。初めて上院議員になったときに感じた戦慄が、再び私の身体を駆け抜けた。自分は副大統領になっても、いやそれ以上になってもおかしくない人間なのだ。そう、合衆国の歴史には副大統領から大統領になった人間も大勢いるのだから…
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