格付:B

格付:B

大いなる冒険 原作:ミッキー・スピレーン(アドベンチャーロード)

ある日突然、カリブ海から潮が引き、沿岸の海底があらわになった。カリブ海は沈没船の宝庫、それはつまり海底に眠る財宝の宝庫でもある。父ビンセントとともに財宝を探すために移住してきた少年ラリーにとっては千載一遇のチャンスの到来だ。しかし、父は新しいサルベージ船を建造するためアメリカ本土で銀行と交渉しており不在。でもこのチャンスは逃せない。友人のジョシュとともに父子だけが知る秘密の沈没船ベル号を探しに干上がった海底を探検し始めたラリーだったが…
格付:B

対決ショート・ショート-赤川次郎VS横田順彌 (アドベンチャーロード)

本作品「対決ショート・ショート-赤川次郎VS横田順彌」は、赤川次郎さんと横田順彌さんの共著によるショートショート集「二人だけの協奏曲」を原作とするラジオドラマです。原作小説でおふたりは15テーマで競作しているのですが、本ラジオドラマはそのうち「魔法使い」、「ギャンブラー」、「それからの桃太郎」「怪談」、「卒業」の5テーマの作品を取りあげています。
格付:B

愛する心に手錠して 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

ただいま~すっかり遅くなっちゃった。これでもし高志と一緒だったなんてことがお父様にばれたら、もう偉いことに!「お嬢様、お電話です。お父様から。」もしもし忍です。なあにお父様?ディナーパーティー?当然、総理大臣の娘として出席するんでしょう?ごめんなさい、ちょっとそれだけは…だった退屈なんだもん…!!!そうだ!お父様!行ってもいいわよそのパーティー。あたしもたまには親孝行しないとね!それじゃ!…そうだ出席する代わりにボディーガードに絶体、高志を。嫌とは言わせないから!お父様が高志との仲を認めてくれさえすれば…
格付:B

とんでもポリスは恋泥棒 原作:林葉直子(サウンド夢工房)

そんな!ちょっと待ってよ、お父様!いくら総理大臣の娘といったって、徳川忍は現役の女子大生。警察庁長官におだてられても県警本部長のふりなんてできません!まして52歳のキャリアウーマンに変装とか、汚職警官の摘発なんてできるわけない!…といったのに無理矢理、県警本部長役を引き受けさせられた初日。いきなり大事件発生!ちょっとカッコイイと思っていた刑事さんが殺人犯にされてしまって、アリバイを証明できるのは私だけ。でも私が県警本部長役をしているのは絶対に秘密。どうしたらいいの~!
格付:B

深夜プラス1 原作:ギャビン・ライアル(青春アドベンチャー)

第二次世界大戦時の戦友メルランが持ちかけてきた“運び”の仕事。ノルマンディーからリヒテンシュタインまで。期限は72時間。依頼人であり輸送対象でもあるのはカスパル社の社長とその秘書だという。レジスタンスの英雄と呼ばれた元イギリスの情報部員も今はしがない民間エージェント。今の俺には似合いの仕事だ。ただ、この仕事、本当に受けて大丈夫なのか。メルランや依頼人、そして相棒となった元CIAのハーヴィーは信頼できるのか。いや、一番信用できないのは自分自身だ。大戦終結から16年。あの銃声、あの死、あの悲惨、あの憎悪。俺は今でもあの頃に囚われているのだから。
格付:B

ラングドックの薔薇 作:並木陽(青春アドベンチャー)

1237年、フランス王との戦いが終焉し一時の平和を享受している南フランス・ラングドック。しかし平穏は表面的なものに過ぎない。フランス王に屈服した南フランス諸侯も、異端として迫害される「良き人々」(=カタリ派)の民衆も未だ苦しみの最中にあった。主を持たない若き自由騎士ペイレも領地を奪われた没落貴族の子弟である。一見、無責任な放蕩生活を続けるペイレだが、彼にも自らの心の内を苛む、ある思いがあった。
格付:B

ちはやふる奥の細道’89 原作:W.C.フラナガン 翻訳:小林信彦(FMシアター)

日米が貿易摩擦で揺れる1989年に颯爽と現れた日本研究家若手ナンバーワンのアメリカ人、W.C.フラナガン。「小津安二郎作品に見られる芭蕉的俳味(ハイミー)」、「素晴らしい日本野球」、「素晴らしい日本文化」などで知られるこの新進気鋭の研究者が今回挑むテーマはずばり松尾芭蕉の「おくのほそ道」。彼によればおくのほそ道における芭蕉の旅には知られざる目的があったのだという。それは「たったひとりの反乱」。
格付:B

家族ってなんや 原作:田川律(サウンド夢工房)

私は小劇団で女優をしている27歳。朝、井の頭公園のベンチで台本を読んでいるときに大声で変な歌を歌っている不思議なおじさんに出会ったの。おじさんの名は田川律(ただす)。私よりもひとつだけ年上の奥さんと暮らしているという彼のお宅にお邪魔して観察したところ、炊事や洗濯だけではなく、編み物なんかも自分でこなしている様子。彼は一体どんな人生を送ってきたのだろう。彼がいうにはまるで家族生活の様々なスタイルを実験してきたみたいに色々な家族を作ってきたらしいのだけど。私は彼のこれまでの人生を教えてもらいに彼の家に通うことにした。
格付:B

常識のない喫茶店 原作:僕のマリ(青春アドベンチャー)

駅前から続くこじんまりとした商店街の先に、学生時代に通っていた喫茶アジールはある。この喫茶店のドアにアルバイトの募集の張り紙があることに気が付いたのは求人誌を買って帰る道すがらのこと。大手メーカーに就職したものの目標予算に追いまくられて心を病み、退職。そこでは面倒な客に頭を下げ続けるのが常識だった。「この店で働くにあたって一番必要なことは優しさと思いやり」面接をしてくれたアジールのマスターはそういった。ここでなら私も働くことができるのだろうか。この常識のない喫茶店でなら。
格付:B

紅いハンカチ 作:藤井香織(FMシアター)

俺は今年も広島へ向かう。辛くても忘れないこと、死ぬまで。それが罪滅ぼしだと思ってきたからだ。しかし、浪子さんとの約束を果たそうとは思ってこなかった。「もしまたいつか会ってくれるなら…」浪子さんはどういう思いでそう書いたのだろう。今年、俺はこの女性と俺は初めてこの海を渡る。浪子さんと約束した弥山の消えずの火をみるために。
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