日常

格付:AAA

はるかぜ、氷をとく 作:渡辺あや(FMシアター)

あの時の姉の選択を自分は受け入れられてると思っていた。本当は私は姉を恨み続けてきてしまったのかもしれない。 ~麻子スピッツの『田舎の生活』が聞けなくなったのは震災の後だ。ふと、失われているのは恋ではなく、街であるように聞えた。 ~祐実祐実おばちゃんはいわゆる自主避難っていう選択をしたんだなって理解できるようになったのはその後しばらくしてウチが中学生くらいになってからのことだ。もしかしたらあのふたりはそのことがお互いずうっと引っ掛かっているんじゃないかと思う。 ~こなみ
格付:AA

十二人の手紙 原作:井上ひさし(ふたりの部屋)

本作品「十二人の手紙」は井上ひさしさんの同名のオムニバス小説を原作とするラジオドラマです。大衆小説、SFからファンタジーそして戯曲まで井上ひさしさんといえば戦後日本を代表する作家、脚本家のおひとり。直木賞(大衆小説)、日本SF大賞(SF小説)、岸田國士戯曲賞(戯曲)をすべて受賞しているのって井上ひさしさんくらいではないでしょうか。
格付:B

シンクホール 作:中澤香織ほか(青春アドベンチャー)

冬の終わりの、とある晩、それは前触れもなく出現した。過疎の町の雑木林に突然空いた、スポーツクラブのプールほどの大きな穴。シンクホール。何の変哲もない、でも原因不明の穴は人々に何をももたらしたのか。これは周辺に住む5人の地元住民 -修道女、小学生、浪人生、パン職人、役場職員- の穴をめぐる物語である。
格付:B

<あの絵>のまえで 原作:原田マハ(青春アドベンチャー)

人生に迷って立ち止まった時、あの絵との出会いが再び歩き出すきっかけとなった。これは1枚の絵が引き起こした5つの小さな奇跡の物語。本作品「<あの絵>のまえで」は原田マハさんによる同名の短編集を原作とするラジオドラマです。原作小説は6篇構成なのですが、本作品はそのうちモネの「睡蓮」をモチーフにした「さざなみ」以外の5篇を1回15分ずつの枠でラジオドラマ化しています。
格付:A

コンビニ人間 原作:村田沙耶香(FMシアター)

小さい頃、私は普通とは少し違う子だった。例えば、喧嘩を止めろと言われたら、喧嘩しているふたりをスコップで殴った。小鳥の死骸をみつけたら、家に持ち帰って焼き鳥にしようとした。こんな行為の何がいけなかったのだろうか。今でもよくわからない。でも大学に入りコンビニでアルバイトを始めて、ようやくわかった。マニュアルどおりに働けば周りの人は喜んでくれる。この社会を動かす歯車のひとつとして今日も正しく回っていける。そうして18年が過ぎた。36歳独身、コンビニのアルバイト。この道18年のベテラン。私は普通のはずだ。
格付:C

イッセー尾形のたまゆら日記 (青春アドベンチャー)

1995年から3年に亘り1作品ずつ制作された青春アドベンチャーの「イッセー尾形シリーズ」。1995年の「イッセー尾形劇場 凡庸の極み」、1996年の「イッセー尾形のたゆたう人々」に続く、最終作がこの「イッセー尾形のたまゆら日記」でした。
格付:B

イッセー尾形のたゆたう人々 (青春アドベンチャー)

1995年から1997年の各9月に1作品ずつ制作された、イッセー尾形さんフィーチャーの3連作。本作品は1995年の「凡庸の極み」に続く第2弾で、翌1997年に制作された「たまゆら日記」との間に放送されました。
格付:A

孤島の花 作:鈴木そなた(FMシアター)

瀬戸内海の孤島に作られた高級老人ホーム「リル・ドゥレーブ」。高級感を演出するラウンジやホール、シェフが腕を振る食事、そして24時間体制の医療サービス。そこはまさに「限られた人だけの特別な場所」。夢を実現した者たちの理想郷だ。しかし、勤務する医師にとって理想の職場かは別問題。29歳の医師・三浦新司がここに務めているのは、以前勤務していた大学病院で医療ミスのトラブルに巻き込まれたからであって、自ら希望してき来たわけではない。夢を成し遂げた老人と、夢を見ることを諦めた医師。正反対のようだが、本当にそうなのだろうか。
格付:A

阪堺電車177号の追憶 原作:山本巧次(青春アドベンチャー)

大阪市南部と堺市を結ぶ阪堺電気鉄道、通称「阪堺電車」は大阪唯一の路面電車、いわゆる「チン電」や。その中でも、わし117号は最も古い車両。毎日線路の上を走り続けて87年、ベテラン中のベテランや。そやけど、そのわしにもついにお迎えがきたんや。けど不思議と残念な気はおこらんな。今まで乗せてきたお客さんは何百万人、いやそれ以上や。そう思たら誇らしいわ。ありがたいこっちゃ。そやけど、これまでいろんな時代に、いろんなことが起きたわな…
格付:C

イッセー尾形劇場・凡庸の極み 作:近藤峰子、柴田喜幸(青春アドベンチャー)

本作品「イッセー尾形劇場・凡庸の極み」はNHK-FM青春アドベンチャーで放送された「イッセー尾形」さんの名前を冠する3作品のひとつで、一番最初に放送された作品です。全3作品のうち後に放送された2作品「イッセー尾形のたゆたう人々」(1996年)、「イッセー尾形のたまゆら日記」(1997年)はイッセー尾形さんの原作作品とされているのに対して、本作品のみ近藤峰子さん、柴田喜幸さんによるオリジナル脚本とされています。ちなみに、本作品に先立つ1992年に単発のラジオドラマ枠で「特集オーディオドラマ 牛乳一合ココア入り」が同じ大阪局にて制作されていますので、すべてのスタートはこの「牛乳一合ココア入り」だったのかも知れません。
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