
谷山浩子の”悲しみの時計少女” (サウンド夢工房)
浩子は、常に正確な時刻がわからないと不安で、寝るときでさえ時計を外さない時計中毒患者。彼から別れ話を切り出され、彼の新しい彼女に会わせて欲しいとごねたあげく、思い出の喫茶店でふたりを待ち構えている。そこに浩子の彼を名乗る男が現れたが、彼は浩子の知っている彼とは全く違う、ハンサムだが魚の目をした「魚男」(さかなおとこ)だった。魚男に困惑する浩子だが、やがて現れた彼の新しい彼女をみて一層驚く。彼女は顔が時計の文字盤(ちなみにインデックスはローマ数字。ただし針はない。)の「時計少女」だったのだ。しかし、時計少女と話しているうちに彼女の家であるという「時計屋敷」に興味を持ち、なぜか鎌倉にあるという時計屋敷を尋ねることになった…