格付:A

格付:A

谷山浩子の”悲しみの時計少女” (サウンド夢工房)

浩子は、常に正確な時刻がわからないと不安で、寝るときでさえ時計を外さない時計中毒患者。彼から別れ話を切り出され、彼の新しい彼女に会わせて欲しいとごねたあげく、思い出の喫茶店でふたりを待ち構えている。そこに浩子の彼を名乗る男が現れたが、彼は浩子の知っている彼とは全く違う、ハンサムだが魚の目をした「魚男」(さかなおとこ)だった。魚男に困惑する浩子だが、やがて現れた彼の新しい彼女をみて一層驚く。彼女は顔が時計の文字盤(ちなみにインデックスはローマ数字。ただし針はない。)の「時計少女」だったのだ。しかし、時計少女と話しているうちに彼女の家であるという「時計屋敷」に興味を持ち、なぜか鎌倉にあるという時計屋敷を尋ねることになった…
格付:A

レディ・パイレーツ 原作:セリア・リーズ(青春アドベンチャー)

18世紀のイギリスで裕福な貿易商の娘として生まれたナンシー。しかし父親が死に、父親の所有していたジャマイカのサトウキビ農園へ移り住んだときからナンシーの運命は変転を始める。事件に巻き込まれたナンシーはジャマイカからも追われ、農園の奴隷の娘ミネルバとともに海賊船に乗り込むことになったのだ。女ながら海賊船の一員として認められ、自分の居場所を見つけることができたナンシーとミネルバ。しかし、海軍に入って敵対関係となってしまった初恋の人ウイリアムとはもう会うことは出来ない。また、謎の男バルトロメは執拗にナンシーを追い続ける。ナンシー達に如何なる運命が待ち構えているのか。
格付:A

終末のフール 原作:伊坂幸太郎(青春アドベンチャー)

「8年後に地球に小惑星が激突し人類は滅亡する」アメリカ大統領による衝撃の発表から5年。発表直後の大混乱を経て、人々は徐々に落ち着きをとり戻しつつあった。人類滅亡まであと3年。この物語は、仙台市近郊に住む8組の人々を通して、避けられない現実を前に彼らが選んだ最後の時間の迎え方を描く連作短編である。
格付:A

青の時間 原作:薄井ゆうじ(青春アドベンチャー)

自由の女神像を消すなど、あまりにも大胆かつ大掛かりなマジックで世界的な名声を有するマジシャン「ブルー」。今回の仕事はブルーを日本に呼ぶことだが、フリーの興行師である主人公にも上手くいく自信が全くない。というのもブルーの正体は誰も知らないのだ。しかし、途方にくれている主人公の下になぜかブルー側から招待状が届く。ブルーの正体は誰なのか。ブルーはなぜ主人公に特別な好意を見せるのか。ブルーが富士山麓で行うという10万人を消滅させるマジックの目的は何なのか。
格付:A

放課後はミステリーとともに 原作:東川篤哉(青春アドベンチャー)

私立鯉ヶ窪学園高等部2年の霧ヶ峰涼は、カープファンでミステリーマニアの探偵部(未公認)副部長である。本作は、「学校行事のビデオ」や「校庭で倒れている陸上部部長」、「体育倉庫に隠されたタバコ」など、日々の学園生活で起こる様々な謎やトリックを霧ヶ峰涼が快刀乱麻に解き明かしていく…わけではなく、実はほとんど別の人たちが解き明かしていく学園ユーモアミステリーである。
格付:A

グリーン・レクイエム 原作:新井素子(ふたりの部屋)

信彦は昔出会った少女とそっくりの女性・明日香に出会う。彼女に恋をする信彦。しかし、緑色の髪を持つ彼女には秘密があった…
格付:A

おしまいの日 原作:新井素子(青春アドベンチャー)

三津子は平凡な専業主婦。もともと人付き合いがあまり得意ではなく、優しい夫・忠春(=ハルさん)を家で待つ生活に幸せを感じている。しかし、ハルさんは社内の出世頭で、帰宅が深夜になるのは当たり前。「ハルさんは今日も帰らない」と日記に書く毎日の中で、三津子の精神は徐々に蝕まれていく…
格付:A

鏡の偽乙女~薄紅雪華紋様~ 原作:朱川湊人(青春アドベンチャー)

大正時代、画家志望の槇島風波(まきしま・ふうわ)は、正体不明の画家・穂村江雪華(ほむらえ・せっか)と出会う。雪華の不思議な魅力に惹かれ雪華の住む根津の下宿屋「蟋蟀館」(こおろぎかん)に移り住む風波。彼はそこで未練を残しこの世を彷徨う未練者(みれいじゃ)の起こす様々な事件に巻き込まれていくことになる…
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