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不思議屋不動産 作:山本むつみ他(青春アドベンチャー)

1999年から2007年に掛けて全8作品が制作された「不思議屋シリーズ」。 いずれの作品も、各作品ごとに、ある種類のお店又は業種を共通テーマとした、1回15分完結のオリジナル脚本ラジオドラマ10本を束ねた(「不思議屋博物館」のみ全15回)オムニバス作品でした。 今回紹介する「不思議屋不動産」はその第5弾として2003年に放送された作品ですが、このブログで紹介する順番では8番目。 すなわち、これで全8作品の紹介が終わったことになります。
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水晶宮の死神 原作:田中芳樹(青春アドベンチャー)

11月のロンドンはとても大英帝国の首都とは思われないくらい沈鬱だ。 こんな天候では、貸本屋「ミューザ―良書倶楽部」に勤めるエドモンド・ニーダムだって気の晴れようもない。 ようやく晴れ間の覗いたある日、姪のメープル・コンウェイが思いついた気晴らしは、水晶宮(The Crystal Palace)への小旅行だった。 第1回万国博覧会の会場として建てられた水晶宮は、1854年にロンドン郊外のシデナムの丘に再現され、多くの観光客を集めている。 行われている催しが「インドの大魔術」などという俗っぽい見世物であること気が進まないニーダムだったが、可愛くかつ押しの強い姪の誘いに負け、とにかく出かけてみることした。 もちろん、そこで首なし死体が待っていることなど予想もせずに。
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イズァローン伝説 原作:竹宮恵子(ダミーヘッド・アドベンチャー)

これは、人と自然がまだ分かたれず、神秘が生活とともにあった頃の物語。 人々は樹海の中に埋没する小さな国々に分かれて暮らしを営んでいた。 その中のひとつ、イズァローン王国。 この国の人間は、男女どちらでもない両性体として生を受け、成人するまでに自然に男女に分かれていくという不思議な体質を持っていた。 そんな王国に生まれたふたりの王子、王の実子ティオキアと亡くなった兄王の息子ルキシュ。 お互いを尊重し、良好な関係を保っていたふたりだが、年長のルキシュが男性となり、そして初陣を飾る頃から、ふたりの関係には微妙な変化が生じ始めた。
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笑う20世紀パート3 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

全部で6作品制作された藤井青銅さん脚本の短編オリジナルラジオドラマシリーズ「笑う」シリーズの第3弾が、この「笑う20世紀 パート3」です。 この「笑う」シリーズとその後継作品であった「踊る」シリーズは、いわゆる「干支シリーズ」と並んで、青春アドベンチャーにおける藤井青銅さんの代表的な作品です。 時事ネタを扱っていたことから全く再放送されなかった「干支シリーズ」と違って、「笑う」シリーズは頻繁に再放送されました。
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もう一度、夫婦で 作:中澤香織(FMシアター)

40年前はバスだった… あの頃、宮崎は新婚旅行先として空前のブームの最中だった。 しかし、66歳になった仁史が妻の裕子と降り立った宮崎ブーゲンビリア空港は、すっかりくすんで見えた。 いや、くすんでしまったのは自分たち夫婦なのかもしれない。 今回の旅を企画したのは私だ。 もう一度、夫婦として生きていくことはできるのだろうか。
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伸坊の哲学的 原作:南伸坊(カフェテラスのふたり)

本作品「伸坊の哲学的」は南伸坊さんのエッセイ「哲学的」をもとに、少しだけドラマ風に味付けした番組です。 放送された「カフェテラスのふたり」という番組は、1985年4月に前身番組の「ふたりの部屋」から模様替えされた番組であり、本作品はその2作品目にあたります。
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遊佐未森のひなたVOX (サウンド夢工房)

「サウンド夢工房」で放送された、この「遊佐未森のひなたVOX」は、シンガーソングライター遊佐未森さんのエッセイ、おしゃべり、歌で構成された作品でした。 遊佐さんの言葉を借りるならば、日々、遊佐さんが感じている様々なことを「ひなたぼっこをするつもりで聞いてもらいたい作品」とのことです。
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ウェディング・ウォーズ 原作:草上仁(青春アドベンチャー)

ある時、日本を襲った原因不明の遺伝子異常のせいで、日本では女性が生まれなくなってしまった。 そして、この10年でついに日本の男女の比率は4対1に、20代後半に限っては100対1になってしまった。 男性にとっては史上空前の結婚難、女性にとっては超売り手市場。 当然、ごく普通のサラリーマン、顔も財産も普通である猪川(いのかわ)と結婚しようなどという奇特な女性がいるわけもない。 しかし、そんな猪川の女運が急に好転を始めた。 真澄(ますみ)という美女と懇ろな関係になってしまった。 しかし、この真澄という女、何だか色々と訳アリのようなのだが。
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新・夢十夜 作:二木美希子ほか(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーは1992年から続く長寿のラジオドラマ番組で、主に小説等の原作のある作品を1作品=15分×10回を基本として放送しています。 ただし、時には全く違う形態で放送することもあり、10人の脚本家による1話完結のオリジナル脚本ドラマを、10作ひとかたまりで放送するシリーズは数多く制作されています。 青春アドベンチャーにおけるこの形態の作品の第1号だったのが、今回ご紹介する「新・夢十夜」です。
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ダーク・ウィザード~蘇りし闇の魔道士~ 原作:寺田憲史(ダミーヘッド・ドラマスペシャル)

暗黒神アーリマンが封印されてから300年が過ぎた。 しかし、300年間の安寧は、封印を守っていた魔道士ヴェロネーゼの裏切りという形で遂に幕を閉じた。 ヴェロネーゼ自ら率いる魔軍はペシャワール全土で猛威を振るい、その混乱の中、聖王ウェンリーク8世までが暗殺されてしまう。 若き新王ウェンリーク9世は、父王を殺したダークエルフを追い、奪い去られた“光の杖”を奪い返すために単身、冒険の旅に出るのだが…
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