格付:C

格付:C

もう一度、夫婦で 作:中澤香織(FMシアター)

40年前はバスだった…あの頃、宮崎は新婚旅行先として空前のブームの最中だった。しかし、66歳になった仁史が妻の裕子と降り立った宮崎ブーゲンビリア空港は、すっかりくすんで見えた。いや、くすんでしまったのは自分たち夫婦なのかもしれない。今回の旅を企画したのは私だ。もう一度、夫婦として生きていくことはできるのだろうか。
格付:C

伸坊の哲学的 原作:南伸坊(カフェテラスのふたり)

本作品「伸坊の哲学的」は南伸坊さんのエッセイ「哲学的」をもとに、少しだけドラマ風に味付けした番組です。放送された「カフェテラスのふたり」という番組は、1985年4月に前身番組の「ふたりの部屋」から模様替えされた番組であり、本作品はその2作品目にあたります。
格付:C

遊佐未森のひなたVOX (サウンド夢工房)

「サウンド夢工房」で放送された、この「遊佐未森のひなたVOX」は、シンガーソングライター遊佐未森さんのエッセイ、おしゃべり、歌で構成された作品でした。遊佐さんの言葉を借りるならば、日々、遊佐さんが感じている様々なことを「ひなたぼっこをするつもりで聞いてもらいたい作品」とのことです。
格付:C

ウェディング・ウォーズ 原作:草上仁(青春アドベンチャー)

ある時、日本を襲った原因不明の遺伝子異常のせいで、日本では女性が生まれなくなってしまった。そして、この10年でついに日本の男女の比率は4対1に、20代後半に限っては100対1になってしまった。男性にとっては史上空前の結婚難、女性にとっては超売り手市場。当然、ごく普通のサラリーマン、顔も財産も普通である猪川(いのかわ)と結婚しようなどという奇特な女性がいるわけもない。しかし、そんな猪川の女運が急に好転を始めた。真澄(ますみ)という美女と懇ろな関係になってしまった。しかし、この真澄という女、何だか色々と訳アリのようなのだが。
格付:C

新・夢十夜 作:二木美希子ほか(青春アドベンチャー)

青春アドベンチャーは1992年から続く長寿のラジオドラマ番組で、主に小説等の原作のある作品を1作品=15分×10回を基本として放送しています。ただし、時には全く違う形態で放送することもあり、10人の脚本家による1話完結のオリジナル脚本ドラマを、10作ひとかたまりで放送するシリーズは数多く制作されています。青春アドベンチャーにおけるこの形態の作品の第1号だったのが、今回ご紹介する「新・夢十夜」です。
格付:C

ダーク・ウィザード~蘇りし闇の魔道士~ 原作:寺田憲史(ダミーヘッド・ドラマスペシャル)

暗黒神アーリマンが封印されてから300年が過ぎた。しかし、300年間の安寧は、封印を守っていた魔道士ヴェロネーゼの裏切りという形で遂に幕を閉じた。ヴェロネーゼ自ら率いる魔軍はペシャワール全土で猛威を振るい、その混乱の中、聖王ウェンリーク8世までが暗殺されてしまう。若き新王ウェンリーク9世は、父王を殺したダークエルフを追い、奪い去られた“光の杖”を奪い返すために単身、冒険の旅に出るのだが…
格付:C

テレヴィジョン・シティ 原作:長野まゆみ(青春アドベンチャー)

その星に住むすべての少年は両親と離れて暮らしていた。そして、その星には空も海もなく、代わりにすべてのビルの壁ではテレヴィジョンが碧い星の風景を移し続けていた。アナナスは15億キロ離れた碧い星に住む「ママ・ダリア」からの手紙を楽しみにして暮らす少年。この年、アナナスは児童から生徒になり、イーイーという少年と同室になった。そして楽しみにしていた初めての夏休み。しかし、やがてアナナスと仲間たちはこの世界の成り立ちに疑問を持ち始める…
格付:C

武蔵野蹴球団 原作:木根尚登(青春アドベンチャー)

1993年5月。元・井の頭西高・サッカー部の面々は、Jリーグの開幕試合を利用した同窓会で久しぶりに顔を合わせた。高校卒業後、ある者は大学に進学し、ある者は家業の手伝いをしている。しかし、エースだった杉浦恒平(22歳)だけは、何をやっても長続きせず、プー太郎をしていた。そんな彼にも変化の時が訪れる。一人の女性との出逢いと、商店街を揺るがす地上げ事件を切っ掛けとして。
格付:C

交響詩・うるんだ美女~四万十川をさかのぼる  作:川崎洋(FMシアター)

本作品は1987年にFMシアターで全1回(60分)放送された作品です。制作したのは、NHKはNHKでも他にはあまり例を見ない地方局の松山局(「風になった男」の岡山局などの例はありますが)。そのためか、通常、ラジオドラマが放送される「FMシアター」で放送されながら、本作品はかなり異色な作品になっています。一応、日下武史さん演じる主人公が四万十川をさかのぼる、という筋はあるものの、日下さん以外のプロの役者の出演者としては芦田容子さんがいる程度で、ドラマと言うより、随筆、紀行文、あるいはナレーターの独り言に近い内容です。
格付:C

ガール・ミーツ・ボーイ 原作:安住磨奈(サウンド夢工房)

安住磨奈さんのデビュー小説「GIRL MEETS BOY」の中から、「過激でキュートな」ショートストーリーを各回2篇ずつラジオドラマ化した作品です。15分の短い時間に2篇ですから、短編と言うより超短編というべき作品です。内容についても、「ボーイ・ミーツ・ガール」(少年が少女に出逢い恋をする物語)を意識したタイトルからもわかるとおり、恋愛を中心に十代の少女の日常のありふれた風景を切り取ったもので、かなり気楽に聴ける作品になっています。ただ、実際に聴いてみると意外と恋愛要素は薄く、良く言えば少女の鋭い感性で時代を切り取ったような内容(悪くいえば頭の悪い少女の戯言)のため、このブログでの分類上は「少年」としています。
タイトルとURLをコピーしました