格付:C

格付:C

路地裏のエイリアン 作:北野勇作(青春アドベンチャー)

「実は私、この世界の人間じゃないの」 人気ない路地裏の喫茶店で、臨時の店番をしている彼女はそう言った。 聞けば、この世界には、この喫茶店のような異星人の基地が密かに点在しているという。 何気ない日常のすぐ隣に、奇妙な世界が口を開けて待ち構えていたわけだ。 そして秘密を知ってしまった僕は、エイリアンを巡る騒動に巻き込まれて、喫茶店で、パチンコ屋で、次々と奇妙な体験をすることになる。
格付:C

日常生活の冒険 作:北野勇作(青春アドベンチャー)

小説家・北野勇作さんのオリジナル脚本の短編集です。 大江健三郎さんに同名の「日常生活の冒険」という小説があるようですが、本作品とは関係ないようです。 北野さんの作品としては、1994年に自身の小説を原作とする「昔、火星のあった場所」が青春アドベンチャー化されています(脚色は北野さんご自身)。 その後、オリジナル脚本の短編集である本作品「日常生活の冒険」を経て、1998年にはオリジナル脚本の長編である「路地裏のエイリアン」が制作されています。
格付:C

昔、火星のあった場所 原作:北野勇作(青春アドベンチャー) 

強引な方法で火星を地球化する計画は、火星の分解・消失という悲惨な結末を迎えてしまった。 そして、火星のあった場所に今あるのは、地球とも火星ともつかない不思議な空間。 しかもその空間は地続きで地球ともつながっているという。 こんな世界で、「ぼく」は、火星を開発することを目的とする“HCO”(Human Corporation=人類共同体)に入社する。 そして、ドロップアウトした社員が変化するという「鬼」や、火星開発のために作られた人工生命体である「タヌキ」、そして時間の流れが周囲と異なるという遺跡「カチカチ山」などの不可思議なものに出会う。 この怪しく幻想的な世界に、どのような意味が、どのような謎が、あるというのだろう。
格付:C

神南の母(ママ)の備忘録(メモワール) 作:阿部美佳ほか(青春アドベンチャー)

4人の脚本家による脚本を木村明広さんが演出する、オリジナルラジオドラマの作品です。 ストーリーは、「神南の母(ママ)」と呼ばれる占い師が出会う、4人の客に関する物語です。 構成は、毎回、最初に「神南の母」が登場し、「神南の母」に対して客が話をするか、あるいは過去に「神南の母」が客と話したことを語る形式になっています。 そのため、「神南の母」は毎回、登場こそするものの、立ち位置はあくまで狂言回しであり、基本的にはストーリーには絡んできません。 他の青春アドベンチャーの作品だと「なぞタクシーにのって...」や「僕たちはもう帰りたい」と同じ形式の作品です。
格付:C

マナカナの大阪WORKERS 作:福井ちひろ他(青春アドベンチャー)

三倉茉奈さん、三倉佳奈さんの姉妹を主役に据えた、1話完結形式のオリジナル脚本のラジオドラマの第2弾です。 第1弾である「マナカナの大阪LOVERS」(2010年)の翌年に放送されました。
格付:C

マナカナの大阪LOVERS 作:青山花累ほか(青春アドベンチャー)

三倉茉奈さん、三倉佳奈さんの姉妹を主役に据えた、1話完結形式のオリジナル脚本のラジオドラマです。 男女の恋愛がテーマの作品群で、舞台はすべて大阪、そして制作はNHK大阪放送局です。
格付:C

フルネルソン 原作:永倉万治(青春アドベンチャー)

東京オリンピックの開催された1964年。 清島浩二は青春まっただ中の高校2年生だった。 部活でレスリングに打ち込んでいるが、レスリングに青春を捧げている、というほどではない普通の高校生。 電車で見かけた女生徒との恋、音楽と映画、父親の病気、喧嘩、猥談。 普通の高校生の日常を通して描かれる、高度成長期の青春グラフティ。
格付:C

フランケンシュタイン家の家庭読本 作:花房徹(サウンド夢工房)

博士(ダーリン)と妻ジェーンと息子のフランケン。 そしてお手伝いの“むめ”さん。 3人家族とお手伝いさんの1人の家庭の中で起こる様々な出来事を通して、博士は自分の家庭のあり方について考える。
格付:C

五つの夢 作:前原研一(青春アドベンチャー)

5人の作家が「夢」というひとつテーマのもと、1話完結のオリジナルドラマを競作した作品です。 青春アドベンチャーの短編作品では良くある構成ですが、通常、脚本家がバラバラでも演出家はひとりの方が担当することが多いのに対して、本作品は各話毎に演出家さんも異なるというのは特徴的です(第1話と第3話のみ同一の演出家が担当)。
格付:C

ほろびた国の旅 原作:三木卓(青春アドベンチャー)

時は1954年。 満州に生まれ戦後は母とともに日本で暮らしていた「ぼく」は、その年、落第して生きる気力を失っていた。 そんな時、「ぼく」は、ふとしたきっかけで、昔、住んでいた満州にタイムスリップしてしまう。 そして、満洲でスパイの疑いを掛けられ軍部から追われることになった「ぼく」は、「五族共和の夕べ」という満州国の子ども達のためのイベントに紛れ込み、更に満鉄超特急「あじあ」号に乗り込み満洲を旅することになる。 懐かしい友人達や、数年後に死去してしまう父との出会いを通して「ぼく」は満洲国の欺瞞と悲劇に直面することになる。
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