格付:C

格付:C

夜叉ヶ池で見つけた命 作:西脇良典(青春アドベンチャー)

クラスでも孤立気味で冴えない男子高校生タカシ。唯一の親友が意識不明で入院したことにショックを受けた彼は、親友が語っていた秘境「夜叉ヶ池」を訪ねることを決める。しかし、冬の夜叉ヶ池への道のりは、ひ弱なタカシが行くにはあまりに過酷なものだった。案の定、遭難しかけてしまったタケシの身体の中で、免疫機能の司令塔である「T細胞」が必死の活動を始める。
格付:C

P 原作:木根尚登(青春アドベンチャー)

丘の上にある、私立ときわ中学校にやって来た転校生は、なんと皇帝ペンギンだった!前代未聞の事態にもかかわらず、「P」と名乗ったそのペンギンは、あっという間にクラスメイトに溶け込み、学校は何事もなかったように平穏な日常を取り戻した。しかし、「P」の存在は、今まで当たり前だと思ってきた校内の矛盾点を少しずつ明らかにしていく。穏やかに。だが、確実に。
格付:C

赤糸で縫いとじられた物語 原作:寺山修司(ふたりの部屋)

歌人であり劇作家、小説家にしての評論家でもあった寺山修司さんの大人向けの童話を原作とした作品です。寺山さんが47歳の若さで亡くなられた翌年である1984年に「ふたりの部屋」でラジオドラマ化されました。
格付:C

さらば国分寺書店のオババ、かつをぶしの時代なのだ 原作:椎名誠(ふたりの部屋)

エッセイストで小説家の椎名誠さんによる「さらば国分寺書店のオババ」(1979年)と「かつをぶしの時代なのだ」(1981年)を原作とする作品です。原則として、毎回、番組の冒頭で「かつをぶしの時代なのだ」から取った短編を、中後半で「さらば国分寺書店のオババ」を原作とする連続作品を放送するスタイルでした。
格付:C

さっきまで優しかった人 原作:片岡義男(カフェテラスのふたり)

小説家でエッセイストの片岡義男さん原作のショートストーリー5編を集めたラジオドラマです。片岡さんはハワイ出身で、サーフィンやバイクといったアメリカ文化の伝道師的な印象の方でした。印象といえば、本作品が放送された1986年12月は、まさにバブル景気が始まったとされる時期であり、片岡さんも喜多嶋隆さんなどと並んでバブル時代の象徴のようなイメージがありました。しかし、改めて考えると片岡さんの代表作「スローなブギにしてくれ」が発表されたのが1976年であり、バブル期に限ってというより、広く昭和末期全般の若者文化の象徴なのかも知れません。なお、片岡義男さんについては「サウンド夢工房」期に「吹いていく風のバラッド」もラジオドラマ化されています。
格付:C

ドラマ古事記~まほろば篇~ 作:市川森一(特集オーディオドラマ)

太安万侶(おお・の・やすまろ)と稗田阿礼(ひえだ・の・あれ)による国史の編纂は、神代の部分を終了し、いよいよ初代天皇の時代へと移っていく。伝えられてきたまま、聴いたままを古事記としてまとめようとする二人と、国史を天皇の権威づけに利用せんとする右大臣・藤原不比等(ふじわら・の・ふひと)との溝は徐々に深まっていくが、ふたりはそれをものともせずに古事記の編纂を続ける。阿礼とその一座の手により、安万侶の前に、古代日本の英雄たちと、まほろばの様々なことどもが姿を見せる…
格付:C

ドラマ古事記~神代篇~ 作:市川森一(特集オーディオドラマ/青春アドベンチャー)

平城京に遷都したばかりの大和朝廷では、時の権力者、右大臣・藤原不比等(ふじわら・の・ふひと)が新しい国造りの方策を練っていた。不比等の考える新しい国は、漢文で国史を編纂し、大国・唐からも歴史ある律令国家として認められる国でなければならない。そのために不比等は、国一番の碩学で、漢文の大家である太安万侶(おお・の・やすまろ)と、一度聞いたことは決して忘れないという驚異の記憶力を持つ語り部・稗田阿礼(ひえだ・の・あれ)に国史の編纂を命じる。阿礼は、天武天皇の御代に国史の暗記を命じられた人物であるが、実は安万侶とも浅からぬ因縁がある人物であった。
格付:C

アクア・ライフ 作:芳崎洋子ほか(青春アドベンチャー)

2003年から2012年にかけて全5作品が制作された「ライフシリーズ」。「ライフシリーズ」は、各作品ごとにお題が設定され、それにそって10人の脚本家さんが1回15分の短編ラジオドラマを競作する企画でした。本作品「アクア・ライフ」はその2番目に制作された作品で、お題は「水」です。このブログでは、第3作の「ボディ・ライフ」、第4作の「ナンバー・ライフ">ナンバー・ライフ」、最終作の「カラー・ライフ"」をすでに紹介済みで、本作品の紹介により、紹介していない作品は第1作の「インテリア・ライフ」を残すのみとなります。
格付:C

少年探検隊 原作:池内紀(青春アドベンチャー)

ドイツ文学者でエッセイストの池内紀(いけうち・おさむ)さんの随筆「少年探検隊」をベースとする作品です。「少年探検隊」というタイトルからは、少年がどこか遠くに出かけて大冒険をする、といった児童向きの文学作品が想像されます。確かに本作品は児童文学を取り上げているのですが、タイトルから一見想像されるようなオリジナルのフィクション作品ではなく、大人向きの一種のエッセーです。
格付:C

少年漂流伝 作:松本雄吉(青春アドベンチャー)

2199年のオオサカシティ。荒廃したスラム街で生きる少年タケルは、ある日、モンゴル人の少年・テムジンの心の声を聞く。中国マフィアに誘拐されたテムジンを助けることを決意したタケルと仲間たちは、タケルとテムジンとの間のテレパシーを頼りに彼の姿を探し始めるが…
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