格付:C

格付:C

ドラマ古事記~神代篇~ 作:市川森一(特集オーディオドラマ/青春アドベンチャー)

平城京に遷都したばかりの大和朝廷では、時の権力者、右大臣・藤原不比等(ふじわら・の・ふひと)が新しい国造りの方策を練っていた。 不比等の考える新しい国は、漢文で国史を編纂し、大国・唐からも歴史ある律令国家として認められる国でなければならない。 そのために不比等は、国一番の碩学で、漢文の大家である太安万侶(おお・の・やすまろ)と、一度聞いたことは決して忘れないという驚異の記憶力を持つ語り部・稗田阿礼(ひえだ・の・あれ)に国史の編纂を命じる。 阿礼は、天武天皇の御代に国史の暗記を命じられた人物であるが、実は安万侶とも浅からぬ因縁がある人物であった。
格付:C

アクア・ライフ 作:芳崎洋子ほか(青春アドベンチャー)

2003年から2012年にかけて全5作品が制作された「ライフシリーズ」。 「ライフシリーズ」は、各作品ごとにお題が設定され、それにそって10人の脚本家さんが1回15分の短編ラジオドラマを競作する企画でした。 本作品「アクア・ライフ」はその2番目に制作された作品で、お題は「水」です。 このブログでは、第3作の「ボディ・ライフ」、第4作の「ナンバー・ライフ">ナンバー・ライフ」、最終作の「カラー・ライフ"」をすでに紹介済みで、本作品の紹介により、紹介していない作品は第1作の「インテリア・ライフ」を残すのみとなります。
格付:C

少年探検隊 原作:池内紀(青春アドベンチャー)

ドイツ文学者でエッセイストの池内紀(いけうち・おさむ)さんの随筆「少年探検隊」をベースとする作品です。 「少年探検隊」というタイトルからは、少年がどこか遠くに出かけて大冒険をする、といった児童向きの文学作品が想像されます。 確かに本作品は児童文学を取り上げているのですが、タイトルから一見想像されるようなオリジナルのフィクション作品ではなく、大人向きの一種のエッセーです。
格付:C

少年漂流伝 作:松本雄吉(青春アドベンチャー)

2199年のオオサカシティ。 荒廃したスラム街で生きる少年タケルは、ある日、モンゴル人の少年・テムジンの心の声を聞く。 中国マフィアに誘拐されたテムジンを助けることを決意したタケルと仲間たちは、タケルとテムジンとの間のテレパシーを頼りに彼の姿を探し始めるが…
格付:C

オーバー・ザ・ハポン ~空の彼方(かなた)へ 作:伊佐治弥生(青春アドベンチャー)

トキオは“真昼の国”に住む勇敢で心の正しい少年。 ある日、両親から目覚ましい経済発展を遂げた祖父の出身国“日いずる国”ハポンへ行くことを勧められる。 ハポンは誰もがお金持ちになれる夢のような国だという。 しかし、トキオはハポンに着くなりスズキという男にだまされてしまう。 これがトキオのハポンをさまよう日々の始まりだった。
格付:C

宇宙怪人と少年探偵団 原作:江戸川乱歩(アドベンチャーロード)

ある日、東京・銀座の上空に空飛ぶ円盤が現れ,、居合わせた多く人々を驚かせた。 しかしそれは怪異の始まりに過ぎなかった。 やがて、空飛ぶ円盤はニューヨークやモスクワなど世界のあちこちに出現し、さらには円盤から現れた有翼の蜥蜴人間(=宇宙怪人)が世界中の有名人を誘拐する事件まで起きる。 発明家の虎井博士など、宇宙怪人による地球侵略に警鐘を鳴らす者も出現し、世界中に大混乱に巻き込まれる。 人類はこのまま宇宙怪人になすすべなく侵略されてしまうのか。 対応に困った警視庁は、日本が誇る名探偵・明智小五郎と少年探偵団に、この難事件の解決を依頼するのだが。
格付:C

天体議会~プラネット・ブルー~ 原作:長野まゆみ(青春アドベンチャー)

場所がどこかも、時間がいつかも定かではない、でも、恐らく近未来の世界。 少年・銅貨(どうか)と、友人の水蓮(すいれん)は自動人形(オートマタ)とも噂される美少年と出会う。 ふたりは、その美少年や銅貨の兄との関わり合いの中で、淡々と、だが懸命に、この世界と向き合っていく。
格付:C

猫のゆりかご 原作:カート・ヴォネガット・ジュニア(青春アドベンチャー)

私はその時、「世界が終末を迎えた日」という本を書くために、原子爆弾を開発した物理学者・ハニカー博士の遺族を取材していた。 この本は広島に原爆が投下された時にアメリカ合衆国の重要人物達が何をしていたのかをまとめる本になる予定だった。 しかし、取材の過程でハニカー博士が製造に成功したという、氷の特殊な結晶体「アイス・ナイン」の話を聞く。 そして、奇人であったハニカー博士に優るとも劣らない、博士の3人の奇妙な子供達や、生前の博士の近くにいた人々に取材を続け、ボコノン教なる奇妙な宗教に支配される国をめぐるうちに、私は“世界の終わり”に立ち会うことになるのだった。
格付:C

幻坂 原作:有栖川有栖(青春アドベンチャー)

ミステリー作家として有名な有栖川有栖さんの小説を原作とするラジオドラマです。 ただし、本作品「幻坂」は推理小説ではなく(第3話のみ少しだけその要素がある)、一種のファンタジー小説です。 青春アドベンチャーは「人気作家の有名作」といった、直球ど真ん中の作品をあまり扱わない(ひょっとして予算の問題から扱えない?)傾向があり、本作品も青春アドベンチャーらしい「ずらし具合」のチョイスだなと感じます。
格付:C

マジック・タイム 作:二木美希子ほか(青春アドベンチャー)

10人の脚本家がラジオドラマのオリジナル脚本を競作した作品です。 制作はNHK名古屋局です。 青春アドベンチャーにおける代表的な脚本家競作のオリジナル作品としては、NHK本局や大阪局が作っている、「不思議屋シリーズ」(第1作は1999年の「不思議屋百貨店」)や「ライフシリーズ」(第1作は2003年の「インテリア・ライフ」)が有名です。 しかし、これらのシリーズが始まる前から名古屋放送局は短編の競作シリーズを制作しており、本作品「マジック・タイム」はそのひとつです。
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