辰のお年頃 作:藤井青銅(青春アドベンチャー)

格付:B
  • 作品 : 辰のお年頃
  • 番組 : 青春アドベンチャー
  • 格付 : B-
  • 分類 : コント
  • 初出 : 1999年12月20日~12月24日
  • 回数 : 全5回(各回15分)
  • 作  : 藤井青銅
  • 演出 : 藤井靖
  • 主演 : 渋谷琴乃、温水洋一

太陽系第三惑星、地球。
文明が荒っぽいことで有名なこの星を監視するため、銀河連邦は密かに監視員を派遣している。
文明が成熟し、晴れて銀河連邦入りを認められるその日まで、われわれは交代でこの星を監視し続けるのだ。
さて、今年も監視員の交代の時期が来た。
ウサギの姿で寡黙に地球を見守ってきた私シブヤ・コトノから、竜の姿でまたしても寡黙にこの星を見つめ続けるであろうヌクミズ・ヨウイチへの引き継ぎ。
相も変わらぬ政治経済状況が続いていることをすでに知っている「辰」ヌクミズは引き継ぎを適当に済ませようとしているようだが、こういうことはやはりきちんとしなければならない。
この星の未来がかかっているのだから。


干支シリーズ第7弾

1993年から2009年まで毎年続いたNHK-FM青春アドベンチャー年末の風物詩「特集年忘れ青春アドベンチャー」(干支シリーズ)の第7弾が、この「辰のお年頃」です、
例年どおり年末最後の放送の5日間(月曜日から金曜日)に放送されました。
内容は例年どおり1999年に話題になった出来事を題材にしたコント。
1回ごとに1つの分野から3つ程度のお題に沿ったコントが放送され、最後に「監視員」の講評と、さらに12年前のヒット曲が放送される、お約束の展開でした。

各回のネタ一覧

この、1999年版「辰のお年頃」でネタとなった1999年の出来事は以下のとおりです。

文化的な出来事

ノストラダムスの大予言」「カリスマ美容師」「厚底サンダル

1970年代・1980年代に子ども時代を過ごした日本人に多くのトラウマを植え付けたノストラダムスの大予言。
結局「1999年7の月」には、な~んにも起きませんでした。
そういえばテポドンが初めて飛んできたのは1998年。
考えてみると、あの国は20年間も同じようなことを繰り返しているわけで進歩がありませんね(それと20年以上つきあっている周辺諸国もどっちもどっちか)。
「カリスマ美容師」ブームを生んだフジテレビの「シザーズリーグ」が放送開始されたのもこの1999年でした。
この回のエンディング曲は、光GENJIの「パラダイス銀河」。

芸能界

宇多田ヒカル」「SPEED解散」「団子三兄弟

宇多田ヒカルさんがデビューしたのは16歳。
ということは今でも36歳なんだなあ、若い!
「SPEED」も解散してから20年。
元メンバーたちは、夫が自殺したり、参議院議員になった後で他の政治家と不倫疑惑で騒がれたり、色々あった20年でした。
なお、温水さんのカラオケの18番はジュリー(沢田研二さん)、渋谷さんの18番は中森明菜とのこと。
「仰げば尊し○○○の恩」は笑ったけど、一発ギャグだな。
この回のエンディング曲は工藤静香さんの「MUGO・ん…色っぽい」。

政治・経済の出来事

二千円札」「大企業の合併相次ぐ

小渕恵三首相の発案で導入された二千円札。
びっくりするほど使われませんでしたね。
また、昨年2018年は、1999年以来19年ぶりに日本企業が関わったM&A金額の記録が更新された年だったのだそうです。
ということは1999年も相当多かったはずなのですが、なぜか具体的な名称が思い浮かびません…
ところで作中で述べられている「物価が下がると景気が良くなる」ってどういう理論なんだろうか?
エンディング曲は田原俊彦さんの「抱きしめてTONIGHT」。

スポーツ

松坂・上原大活躍」「20歳以下サッカー日本代表・ワールドユースで準優勝」「大相撲人気不振

この年プロデビューした松坂大輔投手は2019年現在も38歳で現役続行中。
そしてなんと上原浩治投手も43歳で現役続行中です。
一方、1999年ワールドユース世代といえば、小野伸二、本山雅志、高原直泰、稲本潤一、遠藤保仁、小笠原満男、酒井友之、中田浩二といったところですが、(この記事をアップした時点で)実は酒井と中田以外はみなまだプレーしている!
また、大相撲の不人気ネタはもはやこの作品の定番。
不人気自体が定着してしまったので、今聞くと何ともしつこく感じてしまいます。
この回のエンディング曲は、爆風スランプの「Runner」。
ちなみにサンプラザ中野くんは毎年、2月に東京の中野区のサンプラザ中野の近くで行われる「中野ランニングフェスタ」で「Runner」をうたっています。

社会的な出来事

東海村JCO臨界事故・所沢ダイオキシン問題」「AIBO発売」「2000年問題(Y2K)

日本で起きた最大の原子力事故…のはずだったのだが、福島の後ではとても小さな事件だったように感じてしまいます。
(政府含め)原子力関連業界の杜撰な体質は共通していますけどね。
また、Y2Kは大きな問題になりませんでしたが、この2019年には「元号切り替え」の問題が取りざたされています。
まさに世に問題の種は尽きまじ…ですね。
エンディング曲はWinkの「愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜」。

藤井靖さん唯一の干支シリーズ

出演者は、前年「「卯」の音も出ない!」から続投の渋谷琴乃さん(1999年に出産されたらしい)と、翌2000年の「2001年巳年の旅」へのリレー役の温水洋一さん。
例年どおり1人ずつ重なりながらリレーしていく方式がとられています。
また、本作品は近年、最も多くの作品を担当されているプロデューサー兼ディレクターの藤井靖さんの担当した唯一の「干支シリーズ」です。

【藤井青銅原作・脚本・脚色の他の作品】
青春アドベンチャーの長い歴史において、最も多くの脚本と最も多くの笑いを提供しているのが脚本家・藤井青銅さんです。こちらに藤井青銅さん関連作の一覧を作成していますので、是非、ご覧ください。

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