毎年夏の恒例「青春アドベンチャー・夏の戦争特集」?の作品一覧

青アドの小ネタ

「青春アドベンチャー・夏の戦争特集」…なんていうものがある訳ではないのですが、2015年以降の青春アドベンチャーは終戦記念日前後に戦争関連の作品を放送することが多くなっています。
これは青春アドベンチャーに限らず、NHK全般の傾向なのだと思います。

今日的な意味

来し方を振り返り、今後の糧とすることの一般的な大切さは言うまでもありません。
また、今なお世界の各地で続く人権侵害や、(経済的に)再び敗戦したともいえる昨今の日本の現状を鑑みるに、太平洋戦争前後の教訓を振り返ることには今日的な意味もあると思っています。
ただ、(個人的な感想ですが)たまに作品の出来が?で、楽しめない作品があるのが難ではあります。
青春アドベンチャーに教訓的な話はあってもいいけど、あくまでエンタメ枠なのでまずは楽しめる番組であって欲しいので。

夏放送の戦争関連作品

さて、堅い話はこの辺にして早速紹介したいと思います。

◇2021年「走れ歌鉄!(再)」8月2日~8月13日


架空の国の、架空の戦後の設定だが、概ね太平洋戦争後に脳内変換可能なストーリー。ミュージカル風の作品なので苦手な人は苦手かもしれない。

◇2020年「タイムライダーズ(再)」8月10日~8月28日


よくできた娯楽SFなのであまり戦争ものと意識させられることはないが、ナチスが勝利した世界というIFを描いているので、広い意味でここに選定。

◇2019年「ベルリン19897月29日~8月9日


これも冷戦をテーマにした作品なので厳密には終戦とは関係ないが、ドイツの東西分断は第二次世界大戦の直接の影響なので、一覧に入れた。

◇2018年「ほろびた国の旅(再)」8月6日~8月10日


戦時下の満州が舞台という如何にも終戦記念日前後に放送しそうな作品。ちなみに2011年の初回放送時も夏(7月)に放送された。娯楽作品として面白いかは微妙。

◇2017年「また、桜の国で8月28日~9月15日


これも第二次世界大戦期を描いた作品で特集の趣旨にはぴったり。なお、放送時期が終戦記念日と少しずれているが、ずれた時期でないといけなかった別の理由がこの作品にはある。

◇2016年「珊瑚の島の夢(再)」8月29日~9月2日


この作品をこの特集で選ぶのは微妙にネタバレかもしれないが公式HPにも書いてあるし、まあいいか。ちなみに本作品は初回放送時(2011年)も8月。

あまり明確ではないのかも

ちなみに2015年以前でも2008年8月に「僕たちの戦争」が再放送されていますが、そもそも終戦記念日前後は青春アドベンチャーの休止期間が長めに取られることが多く、以前はあまり明確な傾向がありませんでした。
敢えて言えば、2015年の「海に降る(再)」、2010年と2004年の「南の島のティオ」、2008年の「ウォーターマン(再)」、2004年の「渚にて」、2003年の「光の島」と「DIVE!!」、2002年の「アクアリウムの夜」と「Meg(再)」など、「夏感」の強い作品が放送されることが多かったように思います。
これは最近の2018年「なにわ純情ナイトメア」(8月20日~8月24日)にも当てはまりますので、この「戦争特集」という括りも強く意識されているものではにないのだと思います。

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