NHK-FMのラジオドラマ(オーディオドラマ)番組「青春アドベンチャー」は、通常15分×10回程度の枠を1作品として放送します。
しかし、1回15分ごとに違う脚本家が担当し1回で完結するオリジナルのラジオドラマを、5~10回分束ねて一つの作品として放送するオムニバス形式の作品も比較的多くあります。
シリーズモノ以外のオムニバス作品
こういった脚本家競作のオムニバス作品の中でも、タイトルに「不思議屋」が入った「不思議屋シリーズ」、タイトルに「ライフ」が入った「ライフシリーズ」、抽象的で難解なテーマとアンニュイな雰囲気が特徴な「10人作家シリーズ」(名古屋脚本家競作シリーズ)については一覧で紹介する記事をすでに作っていますが、それ以外のオムニバス作品を一覧にしたのがこの記事です。
「不思議屋シリーズ」最終作「不思議屋図書館」が2006年、「ライフシリーズ」最終作「フラワー・ライフ」が2015年の放送ですので、以下の作品は概ねそれ以降に制作された作品ということになります。
シリーズモノ以外のオムニバス一覧
家電の極意(2011年)
- お題 : 家電
- 演出 : 真銅健嗣
- 脚本 : おのゆうき、藤江洋一、有馬雪枝、滝本祥生、添谷泰一、藤井香織、斉藤清貴、植澤紀子、小林克彰、高崎志乃
あなたに似た自画像(2016年)
- お題 :人生の不合理・矛盾
- 演出 : 小見山佳典
- 脚本 : 新井まさみ、山田文恵、中澤香織、石原理恵子、時乃真帆、中庭順子、田中攝、湯川立子、中治人、吉田海輝
当面の間、変身します(2021年)
- お題 : 返信
- 演出 : 松浦禎久
- 脚本 : 櫻井智也、石﨑竜司、笹峯愛、堀越涼、イトウシンタロウ
連作短編系の作品
以上の作品は、作品内で各話に共通のテーマが設定されている以外にはストーリー上のつながりはありません。
一方、脚本家は1話ごとに異なり、各話が物語として完結しているものの、各話の間に緩やかな繋がりがある連作短編形式(ただし脚本家は各話ごとに異なる)の作品もあります。
この記事とはやや趣旨とは異なりますが、最後にこちらも紹介しておきます。
神南の母(ママ)の備忘録(メモワール)(2010年)
- 演出 : 木村明広
- 脚本 : 阿部美佳、江口三喜男、さわだみきお、中江有里
シンクホール(2021年)
- 演出 : 真銅健嗣
- 脚本 : 中澤香織、葉月けめこ、鈴木絵麻、藤沢秋、藤井香織
◆青春アドベンチャーの5大オムニバスシリーズ・プラス2
連続ドラマ(帯ドラマ)が通常の青春アドベンチャーにおいて脈々と受け継がれてきた脚本家共作のオムニバスドラマ作品。
それをシリーズごとに紹介した記事は以下のとおりです。
シリーズもの以外のオムニバス作品と干支シリーズも付け加えています。
- 青春アドベンチャー・不思議屋シリーズの作品一覧
- ライフシリーズの作品一覧
- 10人作家シリーズ(名古屋脚本家共作シリーズ)の作品一覧
- ストーリーボックスシリーズの作品一覧
- オムニバスドラマ「スケッチブックシリーズ」の一覧
- シリーズ以外の脚本家共作オムニバス作品一覧
- 年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズの作品一覧
※2022/4/14補足
ストーリーボックスシリーズの公式化に伴い、「夜のストーリーボックス」、「ストーリーボックス ザ・トーキョー」の2作品を「ストーリーボックスシリーズの一覧」に移しました。
※2024/9/1補足
スケッチブックシリーズの4作品目(星のスケッチブック)発表にあわせて、
ソラのスケッチブック、風のスケッチブック、雨のスケッチブックの3作品を「スケッチブックシリーズの一覧」に移動しました。
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