
白狐魔記 蒙古の波 原作:斉藤洋(青春アドベンチャー)
白駒山で修行をして化身の術が使えるようになった狐・白狐魔丸(しらこま・まる)。佐藤忠信のために戦った疲れから長い眠りについて約80年。ようやく目覚めた時、忠信が命を賭けて守った源義経は殺され、義経・忠信主従を討った源頼朝の子孫も実権を失い、その家臣の北条氏が権勢を振るう世の中となっていた。師匠の仙人に勧められ、再び人間観察の旅に出る白狐魔丸。その旅の途中で、彼は市谷小平太や北条時輔といった争い事を好まない、芸術家肌の武士達に出会う。しかし、彼らもまた権力争いの渦に巻き込まれていくのだった。そんな中、日本に蒙古からの使者が現れ、世情は不穏な気配を帯び始める。