青春アドベンチャーの競作ではないオムニバス作品一覧(原作なし作品編)

オムニバス作品等の一覧

青春アドベンチャーでひとりの脚本家がすべて脚本を書いているオムニバス作品

青春アドベンチャーのオムニバス作品(1回15分でストーリーが完結する作品の集合体)は脚本家の競作形態をとることが多いのですが、例外的に作品内の全話が同一の脚本家又は原作者による作品もあります。
この記事はそういった作品のうち原作のない作品(=ひとつの作品内の脚本をすべて同一の脚本家が書いているオリジナル作品)の一覧です。
なお原作付き作品についてはこちらで紹介しています。

実は…

予め言いますが、このジャンルの最大にして圧倒的な1位は紛れもなく藤井青銅さんです。
大量に制作された「笑う、踊るシリーズ」のほか「ピアノdaysシリーズ」もありますし、干支シリーズだってある意味オムニバスです。
という訳でこの記事では藤井青銅さん以外の作品を整理したいと思います。
藤井青銅さんの作品は以下からご覧ください。

藤井青銅さんの原作・脚本・脚色作品一覧
ラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」に最も多くの作品を提供しているのは誰か。それはもう藤井青銅さんしか、ありえません。あまりに藤井青銅さんの関与策が多くて、この特集ではランク外にしたほどです。原作・脚色・自らの原作を脚色藤井青銅さんは原作...
年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズの作品一覧
「年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズ」とは1993年から2009年までの17年間連続で、NHK-FMのラジオドラマ番組「青春アドベンチャー」で放送された特番作品です。例年、12月最後の青春アドベンチャーの枠1週間(月曜日から金曜日までの...

作品一覧

ブラックホール

実は1名ではなく2名の脚本家なのですが…ご容赦下さい。
ホラー系の作品ですが、なぜかアニメ畑の声優さんが多く出演されています。

  • 分類 : ホラー
  • 初出 : 1992年
  • 作  : 宮崎由香、綾瀬麦彦
ブラックホール 作:宮崎由香・綾瀬麦彦(青春アドベンチャー)
本作品「ブラックホール」は1992年7月にNHK-FMにて「特集のダミーヘッドの青春アドベンチャー」として放送されたラジオドラマ作品です。青春アドベンチャーはこの年の4月にスタートしたばかりの番組であり、本作品は作品順で7番目、青春アドベンチャーでは最初期の作品と言えます。

イッセー尾形劇場・凡庸の極み

これも脚本家2名。

しかもそもそもイッセー尾形さん色が強く、純粋なオリジナルと言えないかも。
それにしてもとてつもなく地味な内容。
こんなのもう作れないだろうな。

  • 分類 : 日常
  • 初出 : 1995年
  • 作  : 近藤峰子、柴田喜幸
イッセー尾形劇場・凡庸の極み 作:近藤峰子、柴田喜幸(青春アドベンチャー)
本作品「イッセー尾形劇場・凡庸の極み」はNHK-FM青春アドベンチャーで放送された「イッセー尾形」さんの名前を冠する3作品のひとつで、一番最初に放送された作品です。全3作品のうち後に放送された2作品「イッセー尾形のたゆたう人々」(1996年)、「イッセー尾形のたまゆら日記」(1997年)はイッセー尾形さんの原作作品とされているのに対して、本作品のみ近藤峰子さん、柴田喜幸さんによるオリジナル脚本とされています。ちなみに、本作品に先立つ1992年に単発のラジオドラマ枠で「特集オーディオドラマ 牛乳一合ココア入り」が同じ大阪局にて制作されていますので、すべてのスタートはこの「牛乳一合ココア入り」だったのかも知れません。

日常生活の冒険

SF作家でもあり、自身の原作小説を自身で脚色した作品として「昔、火星のあった場所」が放送されたあとに、この「日常生活の冒険」が制作されました。
後にオリジナル長編として「路地裏のエイリアン」も放送されています。
スタッフの深い信頼が感じられますね。

  • 分類 : 多ジャンル
  • 初出 : 1997年
  • 作  : 北野勇作
日常生活の冒険 作:北野勇作(青春アドベンチャー)
小説家・北野勇作さんのオリジナル脚本の短編集です。大江健三郎さんに同名の「日常生活の冒険」という小説があるようですが、本作品とは関係ないようです。北野さんの作品としては、1994年に自身の小説を原作とする「昔、火星のあった場所」が青春アドベンチャー化されています(脚色は北野さんご自身)。その後、オリジナル脚本の短編集である本作品「日常生活の冒険」を経て、1998年にはオリジナル脚本の長編である「路地裏のエイリアン」が制作されています。

え…?これだけ?

そうなんです。これだけなんです。しかも純粋に1名なのは「日常生活の冒険」だけ。
原作付きと同様に昔の番組ではそれなりにあったのですが。
青春アドベンチャーのオムニバスで、全話任されるということが如何にレアなのかよくわかります。
ちなみにおまけとして昔の番組からひと作品紹介するとFMアドベンチャーで放送された「死ぬには手頃な日」なんかどうでしょう。
FMアドベンチャーらしいハードボイルドな作品です。

死ぬには手頃な日 作:矢作俊彦(FMアドベンチャー)
本作品「死ぬには手頃な日」はNHK-FMのラジオドラマ番組「FMアドベンチャー」で放送されたラジオドラマで、FMアドベンチャーとしては最後の作品(同年4月から「アドベンチャーロード」に衣替え)、そしてFMアドベンチャー17作品の中で唯一のオリジナル脚本の作品です。

さらにおまけ

NHK-FMのもうひとつのオーディオドラマ番組であるFMシアターは1回50分という構成上、オムニバスを放送することは非常に少ないのですが、最近、後藤ひろひとさん脚本緒2作品を記事にしたのでご紹介します。

空想博覧会 作:後藤ひろひと(FMシアター)
ようこそ、この「空想博覧会」へ。私が作家の後藤ひろひとです。この世の中で最も自由なもの、それは空想です。様々な場所で様々な人から聞き集めた空想のコレクションを私の手でラジオドラマにしてみました。本日はそんなコレクションのうち3つの空想を聞いて頂きましょう。どれも現実とは思えない、それでいていつあなたに起こるかもわからない不思議な出来事ばかりです。この世の中で最も自由なもの、それは空想です。
空想博覧会2 作:後藤ひろひと(FMシアター)
ようこそ、この「空想博覧会」へ。ご無沙汰しております。私がこの博覧会を主宰者であります作家の後藤ひろひとです。対して景気も良くないのにないかとお金がかかるこの世の中。何の制約もかからず一銭もかからない楽しみといえば、それは空想です。様々な人からかき集めた空想の数々を私の手でラジオドラマにしてみました。本日はそんなコレクションのうち3つを聞いて頂きましょう。

なお、ひとりの原作者の手によるオムニバス作品(番組オリジナル脚本作品)については別記事に整理しています。

青春アドベンチャーの競作ではないオムニバス作品一覧(原作あり作品編)
青春アドベンチャーのオムニバス作品(1回15分でストーリーが完結する作品の集合体)は脚本家の競作形態をとることが多いのですが、例外的に作品内の全話が同一の脚本家又は原作者による作品もあります。この記事はそういった作品のうち原作のある作品(=オムニバス小説を原作とした作品)の一覧です。

◆青春アドベンチャーの5大オムニバスシリーズ・プラス2
連続ドラマ(帯ドラマ)が通常の青春アドベンチャーにおいて脈々と受け継がれてきた脚本家競作のオムニバスドラマ作品。
それをシリーズごとに紹介した記事は以下のとおりです。
シリーズもの以外のオムニバス作品と干支シリーズも付け加えています。

  1. 青春アドベンチャー・不思議屋シリーズの作品一覧
  2. ライフシリーズの作品一覧
  3. 10人作家シリーズ(名古屋脚本家競作シリーズ)の作品一覧
  4. ストーリーボックスシリーズの作品一覧
  5. オムニバスドラマ「スケッチブックシリーズ」の一覧
  6. シリーズ以外の脚本家共作オムニバス作品一覧
  7. 年忘れ青春アドベンチャー・干支シリーズの作品一覧

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