オウジとKの物語 原作:北村想(ふたりの部屋)
パキスタンにある古代都市モヘンジョダロの遺跡で空飛ぶ少年を目撃した脚本家"K"が死んだ。
そしてKの葬式の日、日本の小都市N市にある火葬場の煙突から空に飛び立つ少年が目撃される。
遠く離れた全く異なる2つの場所に出現した少年=オウジ。
Kの劇団、「ハーレーズコメット」に所属する俳優のネキ・シンスケは独自に調査を開始し、Kの死の背後に「文明を生み出したところの、文明を破滅に導く、文明の具現化した何か」の存在に気が付く。
それこそが「量体D」なのだった。