【特集】300作品紹介記念①:ラジオドラマのジャンルと格付け(再々整理)

折々の記録

【特集】300作品紹介記念①:ジャンルと格付け(再々整理)

皆様、こんにちは。
青春アドベンチャーなどのNHK-FMの帯ドラマ(ラジオドラマ)の作品を紹介している当ブログですが、このほど「ドラゴン・ジェット・ファイター」の紹介をもって300作品を紹介することができました。
過去、100作品紹介200作品紹介の節目には、来し方を振り返る特集記事をアップしてきました。
今回も、今までに紹介してきた300作品のジャンルごとの格付けの整理をしたいと思います。

ジャンルの再々編

なお、再度説明しますと、当ブログで採用している作品ジャンルは、この2014年1月に再設定した24分類です(2014/4にグルメを追加して25分類)。
また、”格付け”は、この記事で書いている”C”から”AAA”までの13段階です。
当記事では200作品紹介記念のときと同様に、この格付けに評点(AAA=5、AA=4、A=3、B=2、C=1、+-はそれぞれ+-0.3)を振ってジャンルごとの平均評点を求めています。
あくまで私個人の恣意的な判断ですので、そのような前提のもと、各作品のファンの皆様、寛大なお心でご覧いただければ幸いです。

長期案件リスト5-3

ファンタジー多し

作品数が最も多いジャンルは引き続き「幻想(日本)」でした。
25作品(7.5%)がこのジャンルに該当します。
過去にはSFなども多かった青春アドベンチャーですが、近年、放送される作品は、日常生活に少しだけ不思議な要素が盛り込まれたストーリーの作品が多く、この傾向が続けばどんどん「幻想(日本)」の割合が高まりそうです。
そのため、「幻想(日本)」のジャンルを分割をしたいところですが、なかなか良い新分類が見当たりません。

アクションは幅広い

次に作品数が多いのは「活劇」で21作品です。
ここでいう「活劇」は、アクション要素が強い娯楽作品で、他のジャンルに入らない物を入れており、ある意味、ノンセクション的な位置づけのジャンルになっています。

マイナージャンル

逆に最も作品数が少ないジャンルは「SF(海外)」です。
青春アドベンチャーでは90年代後半にかなり海外作家の原作作品を取り上げていたのですが、「SF(宇宙)」や「サスペンス」、「タイムトラベル」など他のジャンルに分類されることも多いため、このような結果になりました。
ちなみに、これに次ぐ作品数が少ない(8作品)ジャンルとして、「幻想(海外)」、「幻想(その他)」、「スポーツ」、「グルメ」が続いています。
この辺は細分化しすぎたかな。

格付けの高いジャンル

さて、次にジャンルごとの平均評点を見ますと、もっとも評点が高いジャンルは上記に挙げた「SF(海外)」で3.80点。
“AA-“を超える平均評点です。
作品が少ないのが難点ですが「ジュラシック・パーク」と「スフィア」の二つが”AAA-“と高格付けです。
ただし、200作紹介特集の時点からはかなり評点が下がっています。
続いて平均点が高いのは「冒険(山岳海洋)」の3.76。
これも”AA-“を超えています。
「冒険(山岳海洋)」の最高評価は「北壁の死闘」の”AAA”です。
この上位2ジャンルの特徴は200作記念特集以降、ひとつも”AA-“以上の作品が追加されていないこと。
上位2ジャンルとはいえかなり伸び悩み気味です。
一方、3番目の「サスペンス」(平均評点3.74)は、200作記念特集時から、”AAA”の「分身」と「着陸拒否」、”AA”の「あの夜が知っている」が加わりました。
ただし下位の作品も増えているため、「サスペンス」もあまり平均評点は上がっていません。

格付けの低いジャンル

逆に最も平均評点が低いのは「幻想(その他)」の1.29。
これはほぼ”C+”に相当する低い評点です。
200作紹介特集以降も、”C+”の「赤糸で縫いとじられた物語」と”C”の「天体議会~プラネットブルー」が加わって盤石?の体制です。
ブービーの「多ジャンル」(平均評点1.43)でも、”C+”が二つ(アクア・ライフ少年探検隊)加わっており似たような状況です。
ただし逆に下位のジャンルはわずかですが、評点が上昇傾向にあります。

最近のAAA作品

ちなみに、上記以外で200作紹介特集以降に加わった”AAA”または”AAA-“の記事は、「異世界」が二つ(闇の守り人砂漠の王子とタンムズの樹)、「冒険(秘境漂流)」が一つ(バスパニック)、「伝奇」が二つ(封神演義スピリット・リング)、「幻想(海外)」が一つ(オルガニスト)、「SF(その他)」が一つ(レッドレイン)、活劇がひとつ(ドラゴン・ジェット・ファイター)と、見事に上位でも下位でもないジャンルに、しかも散らばって加わっています。
その結果、全体としてジャンルごとの平均評点の差は徐々に小さくなっています。
紹介作品数が増えれば、大数の法則で、このようになるのは当たり前かもしれません。

この特集マンネリ?

さて、このような評点づけによる傾向分析も、100作紹介特集の際と、200作紹介特集の際と併せて三回目になり、かなりマンネリ化してきたように思います。
本来、今回の300作品紹介特集はこの特集だけにしようかと思っていたのですが、あまりにもありきたりな内容にしかならなかったので、もう1回だけ別趣向で特集記事を書きたいと思います。
具体的には「演出家による格付けの違い」です。
演出家さんをランク付けするつもりはなかったので、私にとっては「禁断の特集」です。
あくまで「良い作品が多い演出家さん」ではなく、「私の好きな作品が多い演出家さん」ということをご理解いただき、ご寛恕いただければと思います。

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